The COMM

ショッピングスポット: テクノロジー

テクノロジーやファッションと東京との関係は、世界の他の都市では決して見られないものだ。東京では両者が手を取り合っているかのよう。これら2つのコンセプトが日本のポップカルチャーの中心となっていることを考えれば、驚くことではない。東京の街を歩いていると、行く先々で衣料品店や家電量販店と出会う。

しかし、東京はこれら2つの概念をどのように結びつけているのだろうか? ファッションテクノロジーの革新的な世界を明らかにするべく、東京を拠点とするショップをいくつか取り上げる

 

Image courtesy of Psychicshop and Waodepart

WAGADO

自分の親がインターネットに接続したときにルーターから聞こえてきた「ダイヤルアップ」音を覚えているだろうか。「24時間インターネットショップ」であるWAGADO (我が道) に足を踏み入れる瞬間を説明するなら、それは「ダイヤルアップ」だろう。

「VAPORWAVE (ヴェイパーウェイヴ) 」としても知られていた90年代のインターネットカルチャーは、数年前にはレトロになった。ダイヤルアップ、マイクロソフトのクリップアート、MySpace (マイスペース) といったものも、ノスタルジックと言えるだけの時間が経っている。事実、それは一種のaesthetic(美的価値) になっているのだ——ご存知だろうか: このアルファベットのフォントは日本語のキーボードならではのものだ。

WAGADOが支持するのは90年代を象徴するものすべてだ。例えば、宇宙人、アニメ、そして虹色のプラスチック…。90年代は、インターネットを通して自分を表現することが始まった時期である。 WAGADOが扱っている服は、パステル、レース、そしてわざとひどくフォトショップ加工したデザインのTシャツなど。筆者のお気に入りの一つは、たまごっちをプリントしたTシャツだ。画面上に犬がいて、その下には「かわいい」と書かれている。

インターネットの美学には、日本から大きなインスピレーションを得たところがあるようだ。1960年代アメリカがシルバーのミニスカートとボールチェアで、未来を可視化したのと同じような過程を、日本は1990年代に経験した。多くのVAPORWAVEの画像が、雨の夜にネオンで照らされた東京を背景にしたり、カタカナを使用したりしている理由はこれだ。

90年代インターネットカルチャーの、奇妙で素晴らしい軌跡を旅してみたい気分? 高円寺できらりと光るこのタイムカプセルを、ぜひチェックしてみてほしい!

 

Image courtesy of Kay Knofi

DOMICILE TOKYO

東京はよく、伝統とハイテクが出会う街だと見なされる。DOMICILE TOKYO (ドミサイル 東京) は、建築的意匠によってこのコンセプトを体現した原宿の衣料品店。中に入る前から、和風庭園を思わせる砂地に気づくが、ちょっと特別な要素がある。竹ではなくスチールで作られた「ししおどし」があり、ネオンの光を浴びているのだ。足を踏み入れると、洗練されたミニマリスト的デザインに出会えるだろう——モダンだが典型的な日本的。宙に浮いている盆栽もある!

扱うのはA$AP Rocky (エイサップ・ロッキー) 率いるAWGE (アウグ) を含む、幅広いブランドのストリートウェア。ここには、トレーナーが心置きなく見れるほどたくさんと、タイダイTシャツ、目を引くソックス、そしてレコードまである。日本が革新的なテクノロジーで知られているにもかかわらず、レコードがまだ売られているのは、ノスタルジアが廃れに打ち勝った証だ。DOMICILE TOKYOが扱っているCNYというブランドは、このレトロな気分をさらに刺激する。その最も有名なデザインは、DVDのロゴを彷彿とさせるものだ。DOMICILE TOKYOに並ぶファッションはシンプルでありながらも、的確にセレクトされ、原宿のハイプビーストから愛されている。

この控えめなストリートウェアショップをチェックしてみてほしい! ——たとえその1レベル上を行くインテリアデザインに、驚くためだけであってもいい。

Image courtesy of Casetify

CASETIFY

東京といえば、ファッションを通じた自己表現である——それは服のことだけではない。あなたのテクノロジー機器でもあなたの性格を伝えることができる!

最後に紹介するのは、高い保護性能を持ちながらもスタイリッシュな携帯カバーを提供するCASETIFY (ケースティファイ)。実際の店舗はなく、オンラインストアのみとなっている。つまり世界中の誰もがアクセスできるのだ。すべてのiPhoneに対応するカバーと同様に、iPadとMacbookのための超キュートなカバーも扱っている。いくつかサムスンの携帯カバーも置いているが、主にAPPLEユーザー向けだ。

最も人気のある携帯カバーは、透明で、ラメがいっぱい入っていて、さらに名前を刻印することができる。『The COMM』のチュームも持っていて、とてもかわいい! またカスタマイズ可能なカバーのシリーズでは、便利な鏡や大胆なネオンカラーのバージョンを選ぶことができる。

CASETIFYの最新コレクションは、東京のデザイナー・森星 (もり ひかり) とのコラボレーション。筆者はホロコープのデザインのものがお気に入り。目を引くし、キラキラだし、楽しいし、しかもパワフルだ——おうし座には「WOMEN DEMAND EQUALITY (女性に平等を)」と書かれている。

CASETIFYのオンラインストアをチェックして、あなたにぴったりの携帯カバーを探してみてほしい。テクノロジー機器のカバーがこんなにおしゃれなことなんて、今まであっただろうか!

 

Written by Kay Knofi.

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