The COMM

ショッピングスポット: 年代別ストリートファッション

日本のファッションには豊かな歴史がある。50年代から00年代にかけて、日本のストリートファッションを定義してきたのは、それぞれの時代のサブカルチャーだった。 ファッションは往々にしてノスタルジアであり、古いものをリミックスして新しいスタイルが誕生する。ゆえに、『The COMM』は、コミュニティーメンバーが年代別に日本のストリートファッションを楽しめるとびきりのお店を見つけ出す必要性を強く感じているはず、という結論に至った。

 

Image courtesy of Psycho Apparel.

1950年代: PSYCHO APPAREL

日本では第二次世界大戦後、洋服、西洋のトレンドや文化が人気となった。当時、最もアイコニックだったスタイルの1つ——50年代のピンナップでロカビリーなファッション——が、現在再び復活している! もしあなたが、フィット&フレアのデザイン、ペンシルスカート、丸襟、ネックスカーフ、またはその他の50年代の定番ファッションのファンなら、PSYCHO APPAREL (サイコアパレル) がおすすめだ。モダンなピンナップガールにぴったりの明るく大胆な色のクラシックなデザインを取り揃えている。新しい服を購入したら、自分のレトロ写真を撮影をしてみては? 店の前に置かれたクラシックカーが気分を盛り上げてくれる!

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Image courtesy of Star Blinc.

1960年代: STAR BLINC

モッズスタイルは、日本では90年代になるまで流行らなかったが、ロンドンでは60年代の主要なサブカルチャーだった。STAR BLINC (スターブリンク) のオンラインショップでは、モッズスタイルを忠実に再現したアイテムがラインナップされている。デザインには、鮮やかなカラーブロッキング、幾何学模様、そして、とてもアイコニックなミニスカートなどがある。宇宙時代のファッショントレンドを参考にしたデザインもあれば、少女らしさに焦点を当てたものも。しかし、ご安心を! よりエレガントなスタイルを探している人にぴったりのアイテムもある。ミントグリーンのベレー帽などいかが?

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Image courtesy of Closet Child.

1907年代: CLOSET CHILD

パンクは、90年代まで日本で流行らなかったもう1つのファッションスタイルだが、イギリスでは70年代が全盛期だった。現在でもサブカルチャーのアイコニック的存在であるVivienne Westwood (ヴィヴィアン・ウエストウッド) は、70年代と90年代のパンクムーブメントにおいて重要な役割を果たした。彼女のデザインはとても人気があり、VIVIENNE WESTWOODのビンテージアイテムを専門に取り扱うリサイクルショップ、CLOSET CHILD (クローゼットチャイルド) がオープンした。70年代やその他の時代のパンクアイテムを探しているなら、ぜひ訪れてみて欲しい。

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Image courtesy of Spank!

1980年代: SPANK!

80年代にインスパイアされたフェアリー系美学の最も有名なブランドの1つ、SPANK! (スパンク!) は、国内外の「カワイイ」コミュニティーが訪れる人気のお店だ。基調としているパステルカラーは、エッジの効いた奇抜なスタイルに柔らかさを加えている。どのアイテムもいつもの定番スタイルや、その他のカワイイアイテムとも簡単に組み合わせられ、あなたのスタイルをさらにノスタルジックなコーデに仕上げてくれる。もし、80年代に敬意を表するブランドを探しているなら、ぜひSPANK! へ。

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Image courtesy of Faith Tokyo.

1990年代: FAITH TOKYO

多くの人が、原宿ファッションの全盛期は90年代だったと感じているだろう。FAITH TOKYO (フェイストウキョウ) は、当時を彷彿させるヴィンテージブティックだ。クラシックなトラックスーツから、グランジ、スケーターカルチャーなど、FAITH TOKYOではエッジの効いた90年代のスタイルを全て網羅している。各アイテムは、他のアイテムと組み合わせて「ありあわせ」のコーディネートをするのに十分なくらい印象的ではあるが、90年代の典型的なファッショントレンドのマッチングセットのようなスタイル (※) をつくることもできる。

                 ※ 意識して作るコーディネート

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Image courtesy of Nimcompoop Capacity.

2000年代: NINCOMPOOP CAPACITY

2000年代の原宿のファッションシーンは、キッチュで、折衷的で、そして奇抜だった。 人々はストリートスナップマガジンに載るようなユニークなコーディネートを作るために調和しない柄や色の服を着ていた。2007年に設立されたNINCOMPOOP CAPACITY (ニンカンプープ キャパシティー) は、ヴィンテージアイテムを取り揃えていて、アイテムをごちゃまぜにして組み合わせることでそのようなスタイルを作り上げている。現代のファッションのほとんどが、よりエディトリアルなスタイル (※) を目指しているが、NINCOMPOOP CAPACITYは、2000年代の原宿で流行していたファンキーで、業界の影響を受けていないファッションの側面を取り入れている。

※ 雑誌等で読み手を意識するように、見る人を意識したスタイル

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ファッションの進化は速く、誰にも止められない。しかし、上に紹介したようなブランドは、わたしたちに数十年にわたるファッションの歴史と多様性に感謝することを思い出させる。そして、これらのスタイルが最近復活したことは、ファッションが時代を超越したものであることを物語っている。

 

Written by Cora, translated by Michiyo.
Featured image courtesy of Tokyo Fashion.

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