トシ (ドルフィー)
トシさん (またはドルフィー) の顔は見たことがあるだろう。彼女の奇抜なメイクは、そのユニークで魔法のようなスタイルからソーシャルメディア上で急速に広まった。多くの人が自分自身のアートを追求するためのインスピレーションを彼女は与えている。創造性の限界を押し広げるために、体や顔をキャンバスにするのだ。トシさんは美容室で働きながら、フォトシューティングや他のフリーランスの仕事をしている。忙しいが、毎日が新しくて楽しい経験だ。
素晴らしいプロジェクトに取り組んだり、イベントに足を運んだり、フォトシューティングを行ったりなど。トシさんの一日はどうでしょうか?
毎日違うよ。本当に。美容院で働く日には9時か10時起きて、服装をコーディネートする…ブリーチやカラーリング剤などに汚れてもよくて、そして心地いいもの。可愛い柄の服や、シンプルな黒い服を着るのが好き、それをチョーカーとハーネスで格上げして。それにヘアクリップやリボン、可愛いハットを合わせることも…仕事の日はいつも準備に30分くらいかかる。ときどき、おしゃれだけどシンプルなメイクをする。例えば、崩した赤のアイシャドーとか。(イガリメイクと、パステルカラーのリップをあわせたそばかす顔にハマってる。理由は単純で、働いてる最中にメイクを汚しがちだから。笑)
美容室で働かない日には、フリーランスの仕事をしたり、フォトシューティングやイベントがあったり。そういう日には、準備に1、2時間かけるのが好きだ。朝の7時に仕事が始まる日もある。でも、ときどきは運が良くて午後2時までゆっくり寝る。1週間に1日休みか、2週間に1、2日休み…すごく忙しくて…まさに「ニューヨークでアメリカン・ドリームをつかもうとしている」って感じ 笑!いつも疲れた状況。美容室で働いたり、「House of Yes」というホットなナイトクラブで踊ったり、フリーランスでメイクしたり、モデルをしたりして、それにイベントも。だから、普通の日なんて全く存在しない。
トシさんはご自身のファッションをどのように説明しますか?ファッションだけではなく、メイクについても教えてください。
わたしのファッションは生きた人形。画家や彫刻家が人形を使って感情を表現するのと同じように、わたしは自分の体をキャンバスにする。様々なファッションを試してみるから、生きた人形は全てを体験させてくれるけれど、内面には同じ「自分」が残っている。
主に、病みかわいいやカルトパーティー系、ゴス、制服、自分が作った「コワイイ」(ゾッととするけど可愛いもの) などが好き。そしてロリータとデコラから大きく影響されていて、ハーネスやチョーカーなんかはエロティックなファッションに少し影響されてる。一番大きな影響の受けたものは民俗学と魔法なので、妖精や魔法少女のように見えるのも好きだよ。
メイク技術を上達させたい人や、独自のメイクのスタイルを見つけようと努力する人に対して、どのようなアドバイスをしますか?
わたしからの最大のアドバイスは、「やってみろ!」。10才のころにメイクを始めたわたしみたいに。自信を持って、新しいことをやってみて。メイクの仕上がりはたいていダサいだろうから、一生懸命に頑張って!仕上がりの良いメイクを覚えて、スキンケアに気をつけて、心地良く感じることをしてみて。
ファッションとメイク以外での趣味を教えてください。他の人が予想しないようなものはありますか?
やっぱり人形とダンス、ダンスダンスレボリューション、シューティングと格闘ゲーム、アーケードに行ったりするが大好き…運転するのもすごく好きだよ! …あとアイスクリームを食べたり。あまり趣味に費やす時間がないので、全ての仕事が大好きなことをとても幸運だと感じてる。
日本で1日だけ過ごせるとしたら、どこに行きますか? また、何をしますか?
下北沢でゆっくりするだろうな。可愛いカフェに行ったり、思いっきりオシャレして友達とショッピングして、写真を撮り合ったりする。お互いの言葉とカルチャー、ファッションや音楽、アニメに対するわたし達の愛情をシェアすることで、友達と充実した時間を過ごすのは、わたしにとって一番楽しい<3
将来の目標や夢は何ですか?
メンタルヘルスや、どうすればファッションやアートが癒しになり得るかについて、そして創造性の自由とその受け入れの大切さについて語る、スポークスパーソンか、講演家のような人になりたいと思う。そして、動画を作り続けたり、本を出したりとか。気がつかないうちに子供のころからの夢がかなっているので、ただ人生に挑戦し続けようと思う。そして、思いもよらず得られる経験に感謝している。
最後にひとことお願いします。
自分らしくあれ!だってあなたの代わりは誰もいないから <3
@dollfille