The COMM

ザ・パフォーマー

あらゆる分野で活躍するクリエイティブな人々が、楽しく過ごし、お互いの作品を褒めたたえるために、渋谷の EDGEof で開催された ON-1 Collective (※) のイベント「Vol. 6」にどっと押し寄せた――来場者として、もしくはパフォーマーとしてだ。「Amazon Fashion Week TOKYO (アマゾン ファッション ウィーク東京) 」の期間中に開催されたことは、特に嬉しかった。イベントでファッションを表現したのは、ただ『The COMM』だけだったからだ。そして他の素晴らしいパフォーマーたちも、華々しい雰囲気を作り出した。

※ON-1 Collectiveはメディアプラットフォームで、東京に活動の拠点を置くクリエイティブなコミュニティーを毎月紹介するイベントです。

dosing

イベントの雰囲気に合わせムード音楽をセレクトして演出するのは dosing (ドーシング) だ。

「ドリーミングオブスリーピング dosing (Dreaming of sleepingの略称) は東京を拠点にした日夜不眠症に悩まされているアーティスト、ミュージシャンのコレクティブである。睡眠不足で創造性を養い、東京のライフシーンに一石を投じるクリエイター達の集団であると同時に、世界各地の最先端カルチャーを東京のライフシーンに届ける発信者。また、パーティやイベントという形態を介して新しい形のコミュニティスペースも創造している。」

(Dreaming of sleeping 公式ウェブサイトより)

普段開催されるイベントはとてもエネルギッシュで、パーティーのような雰囲気がある。しかし、ON-1 Collectiveでのイベントでは、少し違う空気が必要だった。それはオープニングとエンディングのDJセットではっきりと示された。

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Question Children

『The COMM』のファッションショーの後は、静电场朔がボーカル、DJ SASAがDJを務める「問題児 (QUESTION CHILDREN)」 というユニットだ。『The COMM』の爆発的な、目を引くショーの後、問題児は涼しい雰囲気を作り出してきた。デビューシングル『Yellow Magic Carnival/黄色魔法』を控えめなスタイルで演奏し、いい雰囲気を醸し出した。ボーカルがステージの階段に座っている一方で、ターンテーブルの後ろでリズムをとっているのはDJ。そのコーディネートは、曲に合うよう黄色の差し色で仕上げたものだ。『Yellow Magic Carnival/黄色魔法』のミュージックビデオは、以下のリンクからチェックしてみてください!

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Nanami Chinatsu

わたしたちは幸いにも、知夏七未による伝統的な和服や音楽と、ネオンペイントを合わせたダンスパフォーマンスを見ることができた。紫外線ライトの下で踊る彼女の身体は光を発した。顔と体に塗り付けたネオンペイントの、その鮮やかな色合いはひとつひとつの身のこなしを際立たせた。「Miss Heritage Japan」でもある知夏さんは、非常に高いバレエの技術を披露し、観客の間を縫って滑るように踊った。
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Tele Hideo – Satellite Young

 

Mami

ネオンペイントによって自身のアートをさらに引き立てたパフォーマーがもう一人いた。書道家の万美さんだ。書道とグラフィティを合わせて、息を呑むような絵画や壁画を作り出す。今回のキャンバスは、イベントスペースにある壁の1つだった。確固とした意思をもって両手で筆を壁にあてがい、一筆一筆確かに、慎重に仕上げた。彼女の書道はパフォーマンスだった――ただ筆で壁を塗るだけではない。それはわたしたちの「ネオ・トラッド」(Vol. 1 第6号) のテーマにぴったりだった――和服を着て行う伝統的な芸術でありながら、 現代的な要素が取り入れられているのだ。

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Ally Mobbs

京都に活動の拠点を置くDJ Ally Mobbs (アリー・モブス) はもう1人のムードメーカーだ。参加者たちがおしゃべりをして、イベントを楽しむ背景に彼の楽しげな音楽が流れていた。彼は日常生活で聞こえてくる音や声をサンプリングして、ヒップホップ的な、エレクトロニックサウンドの中に取り入れる。

最新のアルバム『Tidy』をチェックしてみてください!
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Satellite Young

イベントの最後を締めくくったのは、音楽とコーディネートがまさに80年代エレクトロの奇抜なグループ、Satellite Young (サテライトヤング) だ。ボーカルの草野絵美は、完全に80年代な青髪にしていた。他の2人のメンバーはベルメゾン関根とテレヒデオ――1人の男性と1人の…ロボット? Satellite Youngのパフォーマンスのためにビジュアルを演出したのはカナ――VJ (※) と3Dアーティストだ。彼女の完璧なグラフィックはパフォーマンスを引き立たせた。セットリストは『卒業しないで、先輩!』や『Dividual Heart』などのヒット曲、また初めて演奏した新曲『Moment in Slow Motion』(発売中) だった。 こちらで聴いてみてください!

※ ビジュアルジョッキーの略称。イベントなどで、そのパフォーマンスや曲に合わせて映像をセレクトし、スクリーンに流す。

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