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文化祭 2019年

11月、今年もまた文化服飾学院は門戸を開き、ファッション、ポップアップショップやパフォーマンスを有名なファッションフェスティバルで披露した。昨年の文化祭に参加したわたしたちは、今年の文化祭にもとても期待していた。

どのコレクションも生徒たちのグループが制作したもので、さまざまなスポンサー企業ついている。生徒は全員、ショーの局面すべて——コレクションそのものからモデルのキャスティング、フィッティング、音楽やリハーサルまで——に関わっている。制作はすべて生徒が行っている——なんとステージまで! この工程はプロのファッション業界に入るにあたって、最高の練習だ。ショーの企画長は、今年のテーマ『ten』によって共同と一体感が表現できたと語った1。本当に、ファッションはどこをとってもコラボレーションなのだ!

ショーのハイライトにはコントラストが強い青、赤、白のカラーブロックのアウトドア用品もあった。富士山を登るのに最適だ! それに加えて、ウクライナの民族服が何枚ものレイヤーと、深い赤と緑のフリルでアップデートされて再登場した。西洋風の美しさと日本のデザインを披露するには最適な方法だ。

ファッションショーの他に、生徒が運営するポップアップショップでは生徒がデザインして共同制作した作品が販売されていた。文化服装学院の生徒すべてがファッションデザインを勉強しているわけではない——自身のショップを開くことを夢見る生徒もいる。なので、自分でポップアップショップを立ち上げ、セレクトショップのバイヤーとしてふるまう生徒も見られるのだ。そういった生徒のポップアップショップには、独特の雰囲気を醸し出すよう厳選された服とアクセサリーが集められる。もちろん、それぞれのブースはその雰囲気に合わせて変わる。CHICKS! (チックス) のブースは丸ごと1990年代と2000年代のスタイルの服で占められ、この時代のモチーフだったピンクの蝶で飾られていた。BRAIN DRAIN (ブレーン・ドレーン) のサイバー風ファッションブースはテクノロジーから着想を得たコレクションにぴったりだった。

わたしたちは3日間開催される文化祭の1日しか出席できなかった。文化祭には素晴らしい作品が展示されていて、東京から排出される次世代のクリエイティブな人たちが何を生みだすのか、楽しみだ!

 

 

Written by Choom, translated by Sachi.
Images courtesy of Choom.

文化祭 2019年

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