photography Tag

Dicchaの虹色の世界は、ノスタルジアを完璧に表現している! わずか4年で、彼女のビジネスは、イラストの受託業務から生活用品の製造までに広がった。ハンドメイドジュエリーも服全体のデザインでも、Dicchaは途方もないことを夢見ている! 今日のインタビューでは、彼女の創造プロセス、ビジネス経験、そしてニッチコミュニティーでのアーティストの立場について話し合った。若いクリエーターの実用的なアドバイスを読んでください! 自己紹介と何をしているか教えていただけますか? 私はDelia (ディーリア) 、Dicchaという名前でご存じの方もいるかもしれません。私は23歳のいわゆるカワイイアーチストで、イタリアのサルジニア島を拠点にしています。アートにインスパイアされたカワイイファッションを2018年から作ってきているので、現在4年目ですね。それ以前は、主に受託業務だったのですが、今のところはフルタイムで働いています。 ご自身のブランド以外の作品には、さまざまなものがありますね! ブランドでは、フェアリー系に焦点を合わせているのですか? そうです。それがまさに私のアートのサブスタイルです。いままでずっとJファッションにインスパイアされてきました。『Tumblr (タンブラー)

午後9時00分、代々木公園 1人の刑事が犯行現場に近づく。彼女は犠牲者が残した証拠を調べている。検視官が現場の写真を撮って刑事に告げた。「原宿は死んだ」 「死因は?」刑事は訊いた。 「オシャレな子が撮れなくなったからだ」 午前3時00分、渋谷交番 刑事は、取り調べのために4人の容疑者を部屋に入れた。ソーシャルメディア、観光客、ファストファッション、社会の掟 (ただし現在は掟と呼ばれている)。4人全員とも事件への関与を否定しているが犠牲者の原宿と争った証拠は明らかだ。 午後3時31分、渋谷病院 謎めいたピンク色の山田花子が病院のベッドに寝かされている。傍らで不機嫌そうな看護士がバイタルサインをチェックしている。患者は誰かとけんかをしたものの、危うく一命をとりとめたようだ。突然、彼女は起き上がってドアから走り去ってしまう。看護士はため息をついて書類作業に取りかかる。 午後4時54分、原宿 混乱して放心状態となった彼女は、渋谷の街を走り抜けて帰り道を急いだ。変身した姿はかつての彼女とはまるで違っており、だれも彼女だとは気づかない。原宿は、決して死なないのだ!       @lionlifts as The Detective @choom.online as The Coroner @nikyinlove as Social

2010年代の原宿では、パステル調やレトロカラー、エレガンスもダサさもひっくるめてフェミニンファッションが咲きほこっていた。「フェアリー系」 ファンは、夢見る心と子ども時代のノスタルジーをミックスした服を作るために、古着屋で掘り出した80年代のヴィンテージ素材をつなぎ合わせる。その一方で、「ラルム系」 女子は愛読誌 『LARME (ラルム)』 から大人っぽくロマンティックで乙女チックなテイストを取り入れた独自のフレンチファッションを作り出す。ラルム系とフェアリー系は、原宿ファッションの中でもとりわけ国際的な人気があり熱心な海外ファン層を持つ。ガーリーファッションがどのように発展してきたかを見てみよう! ラルム系とフェアリー系で共通しているのは、ファッションムーブメントをけん引する少数のクリエイターの存在だ。ムーブメントの火付け役は多くのクリエイターの夢。ラルム系では後に雑誌 『LARME』 の編集長となる中郡暖菜 (なかごおり はるな) だ。2008年に 『小悪魔ageha

薄いオフホワイトのブラウスやレースの重ね着コーデの少女を想像してみて。薄茶色のゆるふわなカーリーヘア。花柄の赤いトートバッグにはドールヘッドをつけて。くせのある見た目は、森にいそうな魔法使いみたい。ある人たちはこう思うだろう―彼女のファッションは、いわゆる「森系」に違いない。しかし別の人は「ドーリー系」だと思う。いや待てよ、「カルトパーティー系」では? これらのジャンルは2010年代に生まれ、特にこの3通りのファッションはしょっちゅうオーバーラップするため、ネット論争になるほどだ。でも心配ご無用。『The COMM』 が3つの原宿ファッションの実態と、日本人でさえ混同しがちな呼び名の理由を明らかにしよう。   「森系 (森ガール)」 という呼称は2006年、mixiのコミュニティーで生まれた。ある会員の装いが友人から「森にいそうな格好だね」と言われたのが始まり。アースカラーが基本で、レースや花柄が好き。大きめのスカーフ、ハンドメイド服、コットンやリネン素材のビンテージ・アイテムのコーデが基本スタイル。ゆったりシルエットで、木々にひそむ森の精のイメージ。2009年には「森ガール」 の名は日本全国に知れ渡り、森ガールを扱った雑誌や WONDERROCKET (ワンダーロケット) のようなブランドが大人気となる。流行最盛期には、ゆるふわなお下げ髪に花かんむりをかぶり、気ままで素朴な森ガールのストリートスナップをよく見かけた。今でもネット上の人気は根強いものの、2010年中頃にたちまち森ガールブームは終了。     「カルトパーティー系」

ビンテージのアップサイクルメーカー、ソーシャルメディアのスーパースター、そして売り出し中のクールなデザイナーの全盛期にようこそ! この10年間は、次世代の才能あるファッションアイコンたち、その大胆なファッションと会社の立ち上げ無しでは語れない。2010年から2020年の10年間に独特なファッションを作り出したクールなストリートファッションアイコンの思い出をたどってみよう。   Elena Midori Elena Midori (エレナ・ミドリ) は、東京のナイトライフの世界に波を起こしている! 2016年にアートコレクティブ「dosing」に参加し、そこからDJとして技術を磨き、RED BULL STUDIOS TOKYOの24時間イベントでDJを務めるほど現在は腕を上げた。その音楽の好みと同じく、Midoriのファッションスタイルはジャンルにこだわらない。彼女はカーゴパンツを身に着け、チョーカースタッズとコルセット型のトップスを激しく揺らすのだ。小さなパンクブティックであれ、地元のノー・ウェイヴのバンドであれ、だれかが次のアンダーグラウンドの隠れた宝石を発見するとしたら、それは彼女だろう     Peco peko

ストリートスナップは楽しく、人を元気づけ、その上に時代を超越している。もともとSTRAIGHT UPS (ストレートアップス) と知られていたストリートスナップは、70年代の英『i-D magazine (i-Dマガジン) 』による造語で、90年代に『FRUiTS (フルーツ) 』による日本のストリートファッションの写真撮影で爆発的に人気が高まった。突然、だれもが写真を撮ってもらいたくなったのだ! 服装にだけ注目することで、自分のファッションが間違いなく永遠に記録されるのだ。現在でも、ストリートスナップは相変わらず重要であり、日常で人が何を着ているかについて見せてくれる。スナップ写真を撮ってもらいたくなっただろうか?