The COMM

PRETTY SOURデザイナーのLaura Brownの「カワイイ」ワンダーランドに足を踏み入れてみよう

パステルカラーに夢中なコミュニティーの愛が向けられるのは、洋服だけとは限らない! 例えばPRETTY SOUR (プリティー・サワー) のデザイナーであるLaura Brown (ローラ・ブラウン) さん。彼女は自宅を色とりどりのガーランド、フェアリーライト、そして自分で彩色したソープディスペンサーでいっぱいの「カワイイ」ワンダーランドに変えてしまった! 彼女の自宅はもはや単なる家ではなく、自分のアイデアを育てるための聖域なのだ。『The COMM』は彼女にデザイナーとしての人生と夢のリフォームについてとことん語ってもらった。

 

自己紹介をお願いします!

カラフルファッションのデザイナーのLaura Brownです。カワイイアイテムのコレクターでもあります。もともとはルイジアナの出身ですが、この12年間はロサンゼルスに住み、ファッション業界で働きながら日本のストリートファッション (Jファッション) のコミュニティーに参加しています。ボーイフレンドと3匹の猫と小さなパステルカラーのオアシスで暮らしています。

ご自身のファッションをどのように言い表しますか?

1つの特定のスタイルに絞るのは難しいのですが、共通のテーマはいくつかあります。ハイパーフェミニニティー、鮮やかなパステルカラー、50年代から80年代のビンテージノスタルジア、子ども部屋の装飾、そして2010年代のDIYカルチャーの中から選ぶことです。

日本のストリートファッションとの最初の出会いについて教えてください。

Jファッションを最初に目にしたのは、他の西洋人と同じく『FRUiTS』マガジンでした。Jファッションを着た人たちとの初めての交流を忘れることができません。そのとき私はファッションスクールに入るためにロサンゼルスに引っ越して一週間ほどたった時でしたが、ハローキティ公式35周年記念のアートショー「Three Apples」のためにドレスをデザインするように依頼を受けました。このファッションを着ている人たちを、以前は日本の雑誌かTumblrでした見たことがなかったので、実際のコミュニティーを目にしたときにとても不思議な思いがしました。

 

 

あなたのブランドであるPretty Sourとそのコンセプトについてもう少し教えてください。

PRETTY SOURを始めたのは3年ほど前になります。コンセプトは子ども時代をモチーフとしたカラフルで着心地のよいストリートウェアです。私たちはフレーズの刺繍、フリルのついたアップリケ、そしてカワイイマンガのマスコットを使うゆったりとした着心地の良いサックドレスのブランドとしてよく知られようになってきました。

あなたの好きな作品について教えてください。

好きな作品は私が名付けた「キャット・クラウン・ドレス」です。カナリア色のゆったりフィットするサックドレスで、レースで飾られたピーターパンカラーに「泣かないで」という刺繍がされているものです。ちょっと説明が多すぎますね。ああ、もちろんポケットもありますよ。

MY VIOLET (マイ・ヴァイオレット) というオンラインブティックのクリエイティブディレクターもなさっていますね。2つの役割をやりこなすのは大変じゃないですか?「自分時間」は十分に取れていますか?

正直なところ、仕事と一体になっています! もっとたくさん苦労するものと考えていたのですが、私は本当にこれで成長しているんです。職場ではMY VIOLETをかわいくするためのことを一日中考え、帰宅してからは少し違う美の視点からPRETTY SOURをもっとかわいくすることを考えています。

「自分時間」を持つことではいつも苦労しているので、クリエイティブで、かつ楽しみながらもファッションから息抜きをする方法としてデコレーションプロジェクトがあるのです。

 

 

あなたはアパートの部屋のリフォームを自分で行い、それを詳しくInstagramに載せましたね。大変な作業のように見えますが、その結果はすばらしいですね。

ありがとうございます。多くの時間とお金がかかりましたが、それに相応しい価値があります! 私はとても面倒くさがり屋なのですが、模様替えするときに自分の部屋とモノを大切にすることを学んだんです。カワイイ空間で働いていると、先延ばしが少なくなり独創性がうまれ、そして生産性が上がることに気づいたのです。それで私たちは新しいアパートに引っ越した時、鍵を早めに受け取り丸3日間かけてすべての家具を部屋に合わせて塗装とリフォームを行いました。

あなたのボーイフレンドは、リフォーム全体に対してどれくらい関わりましたか?

私がこのリフォームのクリエイティブ面でイニシアチブを取ったことは間違いありませんが、私には手に負えない大きな計画については、彼が協力してくれます。私はとても明確な美的価値観をもっているので、彼はその流れに乗ってくれたのです。アハハ。

すべてのプロセスで、一番難しかったことはなんですか?

一番難しかったことは、全体のプロセスに時間がかかったことだけだったと思います! 多くの必要なものが中古品のサイトとマーケットプレイスにあったので、そこを慌てて探し回らなければなりませんでした。例えば、すぐにアパートを植物でいっぱいのビンテージものの苗床用プランターで覆いつくしたいと思い描きましたが、全部を入手するのに6か月かかることが分かりました。これは忍耐についての重要な教訓となりました。

アパートで好きなところはどこですか?

トイレが大好きです! Etsyのサイトで、とても貴重な、道化人形の形をしたビンテージもののつり下げランプをみつけたので、これを常夜灯としてトイレの上の方に取り付けています。私はこれをとても気に入っているので、トイレ全体をビンテージのパステルカラーのサーカスをテーマとすることにしました。

 

 

パティオもとてもすばらしいですね! ご近所の方はどう思っていますか?

アハハ、それはとてもいい質問ですね! 1ブロック先からでも、このパステルカラーの目印をクッキリ見ることができますからね。すぐお隣はとても素敵な老婦人ですが、パティオに放している猫を彼女が見に来てくれて、ここをとても気に入ってもらえました。部屋の上の住人はどう考えているか分かりませんが、彼らが最近フェアリーライトとプランターをバルコニーからをつるしていることに気が付きましたよ (笑)

あなたの個人のスタイル、仕事、そしてインテリアデザインに共通する点はありますか?

はっきりと共通しているのは、個人的なスタイルとデザインの仕事だと思います。自分のクローゼットの中のものか、自分のワードローブの一部にしたいと思うものから多くのひらめきを得ています。インテリアデザインは、自分の空間でくつろげるように、自分自身でやっています。家は製品写真の背景の役割も果たしているので、すべてPRETTY SOURのデザインを念頭において装飾しています。

将来の目標と夢は何ですか?

今の状況がとても幸せです。この道を進み続け、どこに行けるのか見てみたいのです。数年後にはMY VIOLETとPRETTY SOURを経営しながら、大きな季節ごとのコレクションを展開しそこそこやっていけると思っています。実店舗もいつか持ちたいですね。

 

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Introduction and questions by Stefanie, translated by Toshi.
Images courtesy of Laura.

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