The COMM

@ohso kawaiixoxo

TikTokスターという言葉を聞くと、わたしたちのほとんどはアメリカのe-girlとe-boyを想像するでしょう。何と言っても、このアプリはZ世代のソーシャルメディアのメッカとして名を馳せている。しかしそれは、Z世代だけがこのアプリで活躍しているという意味ではない!

@ohsokawaiixoxo、別名Sarah (サラ) さんは30代のオーストラリア人ティックトッカー。可愛く振り付けされたダンスと、ピンクや「カワイイ」もの全てを愛していることで知られている。Sarahさんは自身のスタイルをカジュアルなフェアリー系と表現する。動画ではLISTEN FLAVOR (リッスンフレーバー) や6%DOKIDOKI (ロクパーセントドキドキ) などの厚底スニーカーやニーハイソックスのように、カラーブロックで大胆に主張するアイテムを着用したSarahさんを見ることができる。現実の日常生活では実用的な服を着る必要がある一方、ソーシャルメディアは彼女にとって偽りなく自分自身を表現できる場所となっている。

未だにとても感激しています… …
わたしは素晴らしいファンを持っています。

Sarahさんは幼い頃からBarbie (バービー) や Hello Kitty (ハローキティ) のファンだったが、20代半ばになって初めて今のような服を着始めた。「10代の頃、わたしが着ることができたのは主流のファッションだけだった。でもそれで本当に『わたし』らしいと感じることはなかった」。Sarahさんはロリータのファッションショーを見た後から日本のストリートファッションに興味を持ち始めた。彼女はすぐに恋に落ちて、このコミュニティーの一員になりたいと思った。ロリータによって創造性を活かし始めることができ、今まで感じたことのない自由の感覚を得た。

 

Image courtesy of @ohsokawaiixoxo via TikTok.

Sarahさんは素敵なお祭りと美味しいワインのある美しい町、アデレードに住んでいる。しかしアデレードは「世界で一番『カワイイ』町ではないです」と認める。アデレードのコミュ二ティーは「大きな町で見られる巨大な『カワイイ』コミュニティーのようなものではないのです」。そのため、Sarahさんはオンラインコミュニティーにより一層感謝している。

SarahさんのTikTokは元々楽しみのために作られた。ある友人がシューズキックに挑戦したばかりで、Sarahさんはそれに参加したいと思っていた。Instagramではフォロワーを得るのに時間がかかっていたので、TikTokでもすぐに爆発的なヒットになることは期待していなかった。「友人とランチをしていると、電話がガンガン鳴り始めました。わたしの世界観とフォロワーがどんどん広がって増えていきました」と勢いよく話す。「わたしは未だにとても感激しています。わたしが楽しんでいることを面白いと思ってフォローしてくれる人がこの世界にたくさんいる、ということに… …わたしは素晴らしいファン層を持っています」。

Sarahさんは定期的にコンテンツをアップロードすることは大変だと認めている。ファンをがっかりさせたくはないが、「1日の時間は限られているので、わたしに出来ることは最善を尽くすことのみです」。Sarahさんにとってファンがとても大事だということは、彼女が制作したコンテンツの中で明らかだ。Sarahさんはファンに、お互い親切になること、ファッションには制約がないことを常に覚えておくことを奨励している。向上心のあるコンテンツクリエーターへのアドバイスは、自分らしくいること。「あなたの素晴らしい個性を、あなたのやること全てを通して輝かせましょう」。正当な理由でコンテンツを作成し、あなたのファンを大切にする。「本物のつながりを育てるには時間がかかりますが、その価値はあります」。そしてもし落ち込んだ時には、誰もが最初は初心者だということを思い出して。

 

Image courtesy of Born Bred Talent.

Sarahさんはコンテンツを制作していない時は、障害サポートワーカーとして働いているか、コミュニケーションとメディアの学士号取得のために勉強をしている。学士号を取得するという決断は、完全に彼女のソーシャルメディアのキャリアに触発されている。大学に通ったことがなかったSarahさんは、そのまま30代を卒業することに少し不安を感じていた。「学び始めた頃はたくさん試行錯誤していました」とSarahさんは言うが、それは彼女が喜んで立ち向かった挑戦でもあった。

@ohsokawaiixoxoの将来はどうなると思いますか?「InstagramとYouTubeのアカウントをTikTokのアカウントと同じくらい成長させたい」。彼女の理想の仕事はTikTokでのソーシャルメディア管理とコンテンツ制作——もちろん学位を取得した後で、だ。

 

TikTok
Instagram

Written by Kay, translated by Madoka.
Featured image courtesy of @ohsokawaiixoxo via TikTok, photo editing by @nimbus.jelly.

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