丸実商店
東京の古着屋で「アタリ」を引くことは難しい。価格が安い古着ばかりのショップには時代遅れな服が多いし、かといって高すぎる古着屋で買ってしまっては、古着を買う「うま味」が減ってしまう。
「古着処丸実商店」をチェックしてみてほしい。価格は手頃で、学生割引や、天気による割引も行われている (筆者が訪れた時は「雨の日割引」を実施していた!) 。
丸実商店はたくさんの70年代ヴィンテージのファッションを多く取り扱っており、そのほとんどが日本のブランドであることが、このお店の特徴だ。アイテムは、アメリカでは出会えない目新しいものだというだけではなく、70年代の日本のスタイルを再現してくれる。古着好きの心をきっと掴むはずだ。
丸実商店は西早稲田から細い脇道にそれると姿を表す。筆者が訪れた際は店頭に飾られたこの赤い素晴らしいジャケットが目に入り、すぐ見つけることができた。
店内のマネキンや壁にぎっしりと商品が飾られており、お店自体がファッションのインスピレーションで満たされている。かわいらしいおもちゃや、雑貨も飾られていて、ヴィンテージの雰囲気を醸し出している。
スタッフに関して言えば――フレンドリーを超えている! レジにいた男性スタッフの「ヨチ」とは素敵な会話をした。彼は英語がうまく話せないと謝っていたが、全くもって完璧だった。
彼は最近ニューヨークに行ったらしく、そのことを話した。なんとニューヨークにある筆者お気に入りのリサイクルショップの1つ、「L-Train Vintage」を彼も大好きだというのだ。おしゃべりしてオススメを聞くのは本当に楽しかった。きっとまた、ファッションについての彼の考えを聞くためにここに来るだろう。
欲しいものは本当にたくさんあったが、東京に滞在して予算が限られてきていたため、1つだけを選ぶことにした。ラッキーなことに、この70年代ヴィンテージの赤と青のトップスが手に入った。鮮やかな赤い生地が青い縦縞で切り取られた感じ、どこかスポーティーで健康的な印象が気に入った。独特な趣向が凝らされており、特に肩の部分は今まで見たことのないものだ。さらに胸と腕のロゴと矢がアクセントになっているところもお気に入りだ。このブランドがオンラインで買えるか調べてみたが、わからなかった。
次の古着屋探検では、
ぜひ丸実商店に足を運んで
みてほしい。
丸実商店
Twitter/Instagram: @marumishouten
E-mail: seconhandmarumi@gmail.com