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『Star Trek』、すごいネイルアート作り、そして「エイリアンフリーク」のLhouraii Liさんへのインタビュー

「わたしはこれまでの人生ずっとフリーク (変わり者) と呼ばれてきました。青い肌は、わたしがエイリアンのように見せようとしている (本当はそうではありません) と人々に思わせてしまうようです。しかし実際本当にエイリアンが好きなので、そういうことで行きます!」こちらはYoutuber、青い肌のギャル、ネイルアーティスト、そして自称「エイリアンフリーク」のLhouraii Li (ローライ・リー) さんです!

Lhouraiiさんのガングロギャルから異色肌ギャルへの進化には10年以上かかった。完全に異色肌へ移行する前は、Lhouraiiさんの定番スタイルはバービー人形に似ているものとして表現されてきた。現在、彼女はまるでギャルが宇宙へ行くかのようだ。彼女はファンタジーとマンバギャル (普通のギャルスタイルよりさらにワイルドで、より肌が黒いバージョン) のユニークな融合で知られている。Lhouraiiさんは自身の角、顔用ジュエリー、そして妖精の耳を自作している。この青いヨークシャー (イギリス北部の地方) のマーメイドは、オンラインの日本のストリートファッションコミュニティの中で唯一無二の存在だ。

「人々はわたしの青い肌をみて、『まあ、好きなヘ
アクリップをつけることは今そんなに
騒ぎ立てることでもない』と思うでしょう。」

Lhouraiiさんのスタイルはコミュニティの以外ではあまり理解されてこなかった。若い頃、彼女は疎外感を感じていた。しかしこの経験は彼女が自分自身に忠実に生きることに拍車をかけた。「わたし流のスタイルはわたしが存在しているような気分にさせてくれます……家に閉じ込もっている時でさえ、おめかしして自分を良い気持ちにさせることが重要だと思います。」幸運なことに、Lhouraii Liはオンラインのコミュミティで大歓迎を受け、すぐにギャルのインターネットコミュニティで真の賛同を得た。そしてYouTubeでギャルスタイルのチュートリアルを撮影し、バーチャルギャル授賞式を開催した。彼女の考え方とは? 「あなたが何をして、どのように生きるかは関係ありません——人々は常にあなた自身を判断します。」なので、好きなようにドレスアップして!

 

 

2008年、Lhouraiiさんは彼女の代表的なアクリルネイルの「クズリの爪」を作成し始めた。多くの否定的なコメントが寄せられたので、彼女はそれらがオンラインでヒットするだろうとは想像もしていなかった。オーダーメイドネイルの注文が増え、Etsyに人気のオンラインショップが開いた。Lhouraiiさんは彼女の人生のあらゆる面からインスピレーションを得て、素晴らしいネイルを作成する。「気に入ったドレス、お花、または画像を見て、それらにインスパイアされたネイルを作るためにアイデアをストックしておきます。」

LhouraiiさんはアメリカのSFドラマ、『Star Trek (スター・トレック) 』の大ファンでもあり、酔っぱらった夜にボーイフレンドと一緒にこのドラマのパロディを撮影したことがある。『Star Trek』はいつも平和な話というわけではないが、宇宙探検と、どんな形の生命体も受け入れるという人道的な任務についてのドラマだ。Lhouraii Liと共鳴する理想を表現している——たとえいつも達成できるようにはみえなくても。「エイリアンのわたしたちに対する第一印象は、おそらく興奮です。第二印象は、人間の自滅的な性格による深い悲しみかもしれない。」とLhouraiiさんは説明する。シリーズで彼女が他に好きなことは何だろうか? 「現実にあってほしいと思っている『Star Trek』の重要な部分のひとつは、医療技術です。人をスキャンするだけで、どこが悪いのかを見つけることができます。」

 

 

レインボー柄の、キラキラしたハウスボートに住むことは、彼女の人生を冒険のような、またのんびりしたものに見せるが、Lhouraiiさんは広場恐怖症 (開放的な、または混雑した空間にいることに対する極度の恐怖) にも苦しんでいる。彼女を衰弱させる不安障害について包み隠さず話すことで、病の苦悩や経験の多くを自身のソーシャルメディアフォロワーと共有してきた。「わたしは週に数回外に立ちます。(私はまだ地面に慣れていないので、ほとんど転んでしまいます、笑) 。星と月を見るのが本当に大好きです。空の大きさは忘れてしまいました…。」

ゆっくりと、彼女の体調は徐々に回復してきている。それを支えているのは、彼女流のスタイルなのだ。つまり、彼女が注目を集めるために自身の体にペイントをして、可愛いパステルカラーのウィッグを揺らしていると見知らぬ人たちは考えているかもしれなが、それは真実とはまるでかけ離れてしまっているのだ。「わたしは非常に社会的に不安・内向的な人なので、注目にかかわらずやっています!」

将来を予測することは誰にもできないが、それはわたしたちの挑戦をやめさせるものではない。10年後、Lhouraiisさんは自分がハウスボートの外で地球を助けていることに気がつくでしょう。「わたしの人生の目標は、わたしの精神を成長させ続け、できる限り他人を助けることです……人々はわたしの青い肌をみて、『まあ、好きなヘアクリップをつけることは今そんなに騒ぎ立てることでもない』と思うでしょう。人々が死に際で後悔することは、自分たちのために自分の人生を生きなかったことではないでしょうか——自分のために生きるよう、より多くの人々に刺激を与えられることを本当に願っています。」

 

 

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Written by Ash, translated by Madoka.
Images courtesy of @lhouraii via Instagram.

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