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ジャスト・ザ・トゥー・オブ・アス: コミュニティーでの友情

1人のスタイリッシュな人より、クールなものはなんだろうか。それは2人のスタイリッシュな人たちだ。 Canniny (キャンニニー) さんとLarissa (ラリサ) さんの2人は、日本のストリートファッションへの愛で結ばれた流行の先端を行く親友同士だ。そんな2人を紹介しよう。双子コーデから良好な友情関係まで、何千キロも離れているところに住んでいるにも関わらず2人は親友なのだ。

 

自己紹介をお願いします。

キャンニニー: こんにちは、わたしはキャンニニーです。東京でモデルとイラストレーターをしていて、ペッパーというとてもかわいい犬を飼っています。

ラリサ: わたしはラリサ。カリフォルニア州ロサンゼルスでパステル調のキュートな生活を送っている夢見る女の子です。

2人はどのように出会って、また出会いからどれくらいになるのですか?

ラリサ: 2017年の春にわたしは大好きな都市を探検するために2か月間、東京に住んでいました。その時にキャンニニーのインスタグラムを見つけたのですが、ある日彼女が東京に住んでいる人に友達になろうというストーリーを投稿しました。わたしは自己紹介をして、その後はみなさんが知っているとおりです。

ラリサさんは現在ロスアンゼルスに住んでいて、キャンニニーさんは東京に住んでいますね。そんなに離れていてどうやって、連絡を取り合っているのですか?

キャンニニー: お互いに時々メールをして、どんな生活を送っているか近況報告をしています。2人とも面倒なスケジュールがあるので。

ラリサ: わたしたち2人はだらだらして朝の5時に寝ることも時々ありますが、一方が深夜なら地球の反対側ではちょうど昼間の時間帯です。メッセンジャーで話しますが、伝えなければならないことを表現するのに指の動きが追い付かないときは、オンライン電話で話したりもします。

 

 

お互いのどのようなところが好きですか?

キャンニニー: 彼女は、わたしの知っている中で一番優しくてかわいらしく、その上とても親切な人です。単に「遊びに行く」友達というだけではなく、わたしや彼女の知っているだれに対しても、気を遣ってくれます。わたしは双極性障害なんですが、以前おかしくなってしまったことがあって。彼女はわたしが落ち着くのを見届けるために、朝6時に駆けつけてくれました。わたしの人生で何か良くないことがあると、彼女はいつも声を掛けてきてくれます。彼女は最高なんです。

ラリサ: キャンニニーは太陽のように明るい性格で、本当にその場を明るくしてくれます。オンラインでは分かりにくいですが、ウィットとユーモアでみんなを笑顔にしてくれます。また、彼女のスタイルと創造性のセンスでアートに命を吹き込むこともできるんです。

日本のストリートファッションに対して共通の関心事は、2人の友情にどのような影響を及ぼしていますか?

ラリサ: わたしたちは美的センスが似ていて、おそろいの服を買うためにショッピングに行きます! おそろいの洋服は別々に着ていてるときも、お互いのことを考えることができるので嬉しいです。2人ともドレスアップした衣装で写真を撮るのが大好きなんです。一緒に外出し、おしゃれをして写真を撮ることはとても自然で楽しいことです。また、ずっと大事にできる写真を撮ることで思い出作りにもなっています。

お互いに相手のスタイルのどこが好きですか? 相手から学んだスタイリングについてのアイデアにはどのようなものがありますか?

キャンニニー: わたしは彼女のすべてが大好きです。だから、好きな洋服を着てくれたらいいと思っています。どんな色がいいとか、どんなアクセサリーが洋服に合っているとか、メイクのアドバイスをお互いにしています。

ラリサ: 彼女は一見ミスマッチに見えるソックスもおしゃれアイテムに変えてしまうんです(笑)。それとベルトなどのアクセサリーを活用して、コーディネートの雰囲気を実際にどう変えるかも学びました。2人とも厚底靴が本当に好きなんですが、彼女はファッションモデル体型で168センチあるのですが、私は152センチしかないので、彼女より高い厚底靴を常に履くようにしています。

 

 

これまでの2人の思い出で一番好きなのは何ですか?

キャンニニー: 2019年に彼女はわたしの家に住んでいました。彼女はいつもコソコソ家を抜け出しては、大きな袋に入ったアイスクリームを買ってきて1日で全部食べていました。わたしの冷蔵庫は彼女のアイスクリームでいつもいっぱい。2人で朝7時まで動画を見て楽しいことをたくさんしたものです。

ラリサ: わたしの楽しかった思い出は太陽が昇るまで渋谷の道を走り抜け、ソフトクリームを山ほど食べ、お互いの話しながらカラオケをしたことです。

なるほど。2人の共通点は分かりました。意見が合わないことがあったりしますか?

キャンニニー: 意見が合わないことは本当にないし、全くけんかしたことがありません。だけど、男の子の好みは全然違います。

ラリサ: 多分ミルクティーにどれだけ砂糖を入れるとか(笑)。後は、どれくらいの辛さの食べ物ならシェアーできるかとか、そんな程度の話です。

それで大きなけんかになったことはありますか?

キャンニニー: 男の子は友情に関係しません。

ラリサ: けんかしたことはないと思いますね。(笑)

 

 

最近一番気に入ったカルチャー的なものは何ですか? それはどうしてですか?

キャンニニー: 芸術を楽しんでいます。異なったスタイル、物語、そして世界が大好きです。人の作品を見るとその人の個性が良く分かります。絵を描くとき、自分の世界に没頭できます。そこには面倒なルールも制限もありません。好きなものをなんでも生み出すことができるのです。

ラリサ: ちょっと前にオンラインで、『Frozen (アナと雪の女王) 』と『Hunchback of Notre Dame (ノートルダムの鐘) 』を見ました。ディズニー映画が表現できること以上に、舞台のセットと、俳優が登場人物をどのように表現しているのかを見るのが好きなんです。

最後にひとことお願いします。

キャンニニー: ファッションに偏見を持たないこと。そして流行のファッションを着ている人に優しくすること、みんなかわいい洋服を着るのが好きな普通の人たちだからです。時にはインターネットを通じて人に話しかけてみるのもいいかもしれませんね。そうしてかわいいラリサと会えたのですから。

ラリサ: わたしたちの大切な友情はありきたりな挨拶から始まりました。どうか見知らぬ人と繋がることを怖がらないでください! 2人の共通点をたくさん見つけ、お互いの魅力をきっと楽しめるかもしれません!

 

Introduction and questions by Vania, translated by Toshi.
Images courtesy of @canniny and @sugarycarnivore via Instagram.

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