初めまして…
アイリです。
自己紹介をお願いします。
Tokyo Punkidと申します。2018年から活動を始め、主に日本の刺青文化をバックグラウンドにグラフィックアートの製作をしています。作品は全て浮世絵同様、手描き原画で起こした版で手刷りです。
アイリさんにとってパンクファッションとはどのようなものですか?
パンクファッションとは、70年代初頭から自己主張や自己表現から生まれる、主流と逆らうファッションで、まさにモヒカンや鋲ジャンなんてのも普通の人はこんな格好しないだろって、その上でオレはここに居るぞって表現がパンクなんだと思います。まぁでもあくまでスタンスの話なので最近の原宿のパンクぶったガキ共はなんかてんなーって思います笑
僕の中でのパンクはそれとは違いティーンエイジライオットのような反抗に近いものだと思います。Tokyo Punkidという名前もそんな感じです。
Tokyo Punkidであるということはどういうことか、教えてください。
Tokyo Punkidとは名前のまんまで、東京での反骨したパンクなガキって意味でもありますが、大部分は父親の影響から来ています。
僕が幼い頃にドラッグのODで死んでしまったその父は江戸川の下町で少し有名な彫り師でした。当時僕がまだ小学生の頃に見た父の個展で圧倒してくる作品達、SNSなんかない時代であの集客数、半端じゃないカリスマ性にガキのくせに死ぬ程ガン喰らいしました。
今でも原動力はあの初期衝動で『こういう人になりたい』という思いからきていて、現在、同じクリエイターとして彼を見ても技術面はもちろん、発想力や一枚の紙に対してのストイックさ等、全てに置いて彼は完全に自分の上位互換だと思っています。
そんな神様のような父親を超えたいという思いがあり、彼が活動していた東京を彼に見立てそれに抗うその子供という意味でTokyo Punkidという名前になりました。
Images courtesy of Tokyo Punkid.