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原宿のママ、Lauraがロリータ、デザイン、そして母性を語る

ショッピングは母娘のきずなを深める最高の体験だが、母親が甘ロリ系でグラフィックデザイナーである場合、それはまったく新しい意味を持つ。Laura (ローラ) さん (aka @bububun) は、まだ幼い愛娘のLilith (リリス) ちゃんと日本に住んでいる。「ママになったんだから、ロリータは着られないでしょ!」というストリートファッションの意見に、彼女が動じずにいられるのはなぜ? 生活の変化に伴い、彼女のスタイルはどのように変化していったの? 彼女は、可愛らしい赤ちゃんを連れ、あらゆる「ルール」を打ち破る。だってママはいつでも子どもの味方だから。

自己紹介をお願いします。

こんにちは! Lauraです。デザイナーで、「カワイイ」ファッション愛好家の新米ママです。東京に住んでいます。

ロリータファッションを始めたきっかけは?

90年代に見ていたセーラームーンがきっかけで、日本の文化に興味を持つようになりました。そこから日本の音楽やファッションにハマり、2001年には友人が雑誌『FRUiTS』をプレゼントしてくれました。高校生の頃、Jファッションのアイテムを手に入れようとインターネットオークションサイトのeBayでHYSTERIC GLAMOUR (ヒステリックグラマー) やSUPER LOVERS (スーパーラバーズ) のアイテムを必死で探し回っていましたね。

なぜ日本に移住したのですか?

2017年に楽天に就職が決まり、日本に移住しました。物心ついたときから日本に住んでみたいと思っていましたが、アメリカ在住当時は、好条件の仕事を手放し、大好きなチームと別れなければならなかったので選択に悩みました。日本で仕事に慣れるまで少し大変でしたが、様々なことに挑戦する中でキャリアアップできたと思っています。

 

 

お子さんの紹介をお願いします!

娘はLilithといいます。最近よく動き回るので目が離せなくなりましたが、新しいことを覚え成長している様子を見られて毎日ワクワクしています!

日本での育児にどのように慣れたのでしょうか?

思ったよりも時間が掛かりましたが、コツをつかんだ気がします。外国人が日本で出産する場合、役所関係の手続きが多いので大変でした。娘が生まれて数ヶ月間は、必要な書類を提出するために、区役所、入国管理局、大使館に何度も足を運ばなければなりませんでした。それ以外では、日本は他の国よりも子育てしやすいと思います。外出時に娘が食事をしたがったり、わたしたちが休憩したいときは、かわいくてきれいなベビールームを利用できますし、赤ちゃん連れでも安心して行けるヴィーガンレストランも近所にあるんです!

どうすれば「カワイイ」スタイルをキープしながら、良い母親でいられるのですか?

正直自分でもまだ分かりません。Lilithはわたしのミニミニバージョンで、ほとんどの時間を共に過ごしているので、一緒にドレスアップするのは楽しいですね。娘が大きくなって、自分の意見や趣味を持つようになったら、どうなるか見てみたいです。一緒に出かけるときは、彼女の世話がしやすい服を優先して選ぶことが多いですね。長めのスカートやパンツなら抱っこ紐でずり上がる心配もないですよ。どこに行くにも徒歩なので、抱っこしているときに滑ったり転んだりしないように、履き心地のよい実用的な靴を選んでいます。まだ汚したり色々なものをつかんだりする月齢なので、カジュアルなファッションが増えた気がします。

 

 

Lilithちゃんにはどのブランドを着せていますか?

GELATO PIQUE (ジェラートピケ)、PETIT MAIN (プチマイン)、MIKI HOUSE (ミキハウス)、UNIQLO (ユニクロ)、BABY PINK HOUSE (ベビーピンクハウス) ——今はなくなってしまったので、できるだけ中古品を手に入れるようにしています!

彼女が大きくなったときに、あなたのパーソナルスタイルから何を感じ取ってほしいですか?

娘が成長する過程で、期待やプレッシャーを与えたくありません。将来わたしと同じようなファッションを好きになってくれたら楽しいだろうなとは思いますが、何か楽しみを追求するときは、自分の気持ちに素直になってと伝えたいですね (ファッションに限らず!)。

Lilithちゃんのかわいい瞬間をオンラインでシェアすることで、どのようなプラス面がありますか?

初めての子育てをコロナ禍の海外で送ることになりとても孤独でしたが、Lilithのことをシェアすることで、自分と同じような経験をしている他のママたちと出会うことができました。Jファッション好きのママたちとつながり、バーチャルでアドバイスやサポートを受けることができて本当に良かったです。

デザイナーとしての活動について教えてください。

UI/UXデザインを始めて約10年になりますが、フリーランスのグラフィックデザインはもっと前からやっています。最初はユーザーインターフェイスのデザインに力を入れていましたが、ポートランドのスタートアップ企業で働いているうちに、UXリサーチの面白さに目覚めました。わたしの仕事は、皆さんが「デザイナー」と聞いて思い浮かべないようなものが中心です。インターフェイスデザインに加えて、ディスカバリーリサーチ、情報アーキテクチャ、ワイヤーフレーム、プロトタイピング、ユーザーインタビュー、ユーザビリティセッションなどを行っています。これらの作業には、クリエイティブな問題解決と、アイデアを説明する能力が求められます。

副業として、「カワイイ」プロジェクトにもっと取り組みたいですね。現在は休業中ですが、数年前にはオリジナルデザインを販売するエナメルピンのオンラインショップを開設しました。

 

 

仕事と育児の両立はいかがですか?

幸いなことにまだ育児休暇中なので、両立の心配はありません。復職後は娘と離れるのが大変だと思うので、残りの休みを有効に使いたいと思っています。

コミュニティーでもうすぐママになる方へのアドバイスをお願いします。

初めての子育ては大変だと思うので、自分に優しくしてあげてくださいね。それから赤ちゃんのいる生活に慣れるまでじっくり時間を掛けてください。趣味の時間がないからといって焦らないで。時期が来ればきっとまた始められます。

最後にひとことお願いします。

出産前は、コミュニティーが赤ちゃん向けのコンテンツをどれだけ受け入れてくれるか分かりませんでした。でも、たくさんの方が応援してくださったのでとても驚きました。出産したからといって、自分のアイデンティティーを変える必要はなく、新しい一面を加えるだけだということを学びました。

 

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Introduction and questions by Ash.
Images courtesy of Laura.

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