Gretchenさんが東京で語る、写真、YouTube、焼き芋
行ったことのない国に飛行機で行くのは、ウキウキする一方で不安にもなる経験だ。Gretchen (グレチェン) さん 別名@tokyokittendollは、東京に住んでいる外国人の典型で、昼は英語教師、夜は夢追い人である。熱心なユーチューバーで、演劇オタク、そして写真家でもある。しかし結局のところ、Grechenさんはいつも人生で大事なことを優先している。それは焼き芋を見つけることや、大笑いするようなカルチャーショックを経験することだ。Grechenさんが世界を半周してどうやって夢を実現しているか読んでみて。
自己紹介をお願いします。
こんにちは。Gretchenです! わたしは、ファッション、ビデオブログ、写真、歌うこと、ダンス、化粧、インコ、そして焼き芋が大好きです!
アメリカから東京にいつ引っ越しをしようと決めたのですか?
留学後、学業を終わらせるため、そして離日後に日本をどのように感じていたかを考えるためにアメリカに戻りました。アメリカを懐かしむ以上に、日本が懐かしかったのです。日本にいる時は快適でした。必ずしもどこかに居場所があったわけではないし、どこかに居場所が欲しくなるかどうかも分かりません。だけど、いろいろな所を転々として、人がわたしの人生に期待するようなことをするのではなく、自立できたら幸せだと感じていました。特に東京を選んだのは、知りたかったファッションと音楽コミュニティーがあったからです。
あなたのInstagramのプロフィールで、焼き芋は日本で見つけた食べ物の1つだと言ってますよね。日本での他の経験で、今でも心に残っているのはどんなことですか?
仕事でしょうね。本当に大好きで自分らしくいられる仕事を見つけられるとは思ってもいませんでした。挑戦的であり創造性も要求されるんですよ。お金を稼ぎいい仕事をしていると思っているんですが、自分の趣味を追求していく十分な自由もあるんです。それに似たような興味を持っている多くの人とここで会うこともできました。親友の1人とはスウィングダンスで知り合い、多くの友達とはファッションのミートアップで出会ったのですが、フォトグラファー、モデル、ユーチューバーなどとは、ここ以外では会うことができなかったでしょうね。
人生の目標を達成することについて、誰が一番熱心に応援してくれていますか?
間違いなくボーイフレンドです。どんなにバカげたことをわたしがやろうとしても、彼はイライラしたりすることも無理だと言うこともなく、「うん! 」と言ってわたしに話をさせアイデアを引き出してくれます。彼が大きな支えです。
日本で英語を教えるのはどんな感じですか?
アメリカで教師になったことはなく、実際の日本の学校で教えたことがないので、多くを比較しようがありません。しかし、以前英会話を教える仕事で大変な苦労をしたし、ひどい英会話学校の話をたくさん聞いていたのですが、わたしにぴったりのものを見つけることができました。
たくさんのエネルギー、歌うこと、ダンス、創造力が必要で、多くの場所へ通わなければならないし、教えるだけではなくそれ以外に多くのことをしなければならないんです。人によってはストレスがたまり退屈で嫌なものかもしれませんが、わたしにとっては生きているって感じれる仕事なんです。
あなたの写真について話してくれますか。
高校時代を通じて、小型の全自動のデジタルカメラを常に持ち歩き日常生活と友達のスナップ写真を撮っていました。新しい高級カメラは貧乏な高校生のわたしには手が届かなかったので、その小さなカメラを創造力の限界まで使ってました。それで留学前に、ついに思いきってニコンD3200を手に入れました。写真を学んだことはないのですが、長い間ぶっつけ本番で写真を撮りそこから学び取ったことで、まずまずの写真が撮れるようになったと思っています。ほとんどどこにでもカメラを持っていき、人、ファッション、街、自然、なんでもスナップ写真を撮っています。
東京には素敵なフォトスポットがありますね。一番思い出深い写真は何ですか?
つらい時期を過ごしていた時の原宿ファッションウォークの写真ですね。おもしろい人たちに囲まれている中で、鮮やかで輝いている人たちと彼らのユニークなファッションと個性を原宿という魔法を背景として写真に撮ったんです。
ライブハウスで写真を撮るのも大好きです! モテギスミスバンドの写真をたくさん撮りました。写真を撮るのが楽しい雰囲気なんです! 日本的な雰囲気で、わたしが好きな音楽もあり、本当にオープンでクリエーティブなすてきな人たちがたくさんいるんです。そして会場はどこも独自のクールな雰囲気と照明があるんですよ。
Gretchenさんにとって、普通の写真と良い写真との違いは何ですか?
何かを感じさせ、そして見た目に美しく喜びを与えるものです。美しいだけではないもの。何か注意を引くもの、突然現れるもの、おもしろい色、あるいは何かもっと。美しさと汚さ、そして花とレースとサビを横に並べて置くことなどですね。
日本とアメリカのクリエーティブシーンを比較するとどうですか?
アメリカのクリエーティブシーンで本当に心地よいと感じたことはないんです。えーと、誰にとっても常識であることを参考にはしなかったのです。ここでは必ずしも自分と似ていない人たちとも出会い、自分と違うやり方で心を開き以前よりうまく突き進んだり協力したりしています。
東京のあまり知られていないお気に入りの素敵な場所を教えてください。
小さなチェーン店なんですけど、まこと屋はいままでの中で一番おいしいラーメンですね。高円寺のAll C’s Café (オールシーズカフェ) 。ことりカフェにはわたしを虜にしているインコと小鳥がいるんです! それと、おしゃれでなく知られていない場所にあるリサイクルショップならどこでも。そこでは、本当にお宝さがしの楽しみがあるんです。
5年後の自分がどうなっていると思いますか?
今とあまり変わらないかな、そうあってほしいです。人生、仕事、恋愛、友達にとても満足して幸せなんです。だけど、その時にはもっと洋服と植物を集めているでしょうね。そして何人かの友達と写真が増えてるといいんですけど。
Instagram | YouTube
Introduction and questions by Ash, translated by Toshi.
Images courtesy of @masatoosan_portrait via Instagram.