The COMM

コーデのヒケツ: サイバーゴス

サイバーゴススタイルは臆病者のためのものではない。派手で、カラフルで、大げさで、ちょっと怖い。結局、名前のとおり「ゴス」だ! しかし、ゴスファッションの多くのサブカテゴリーとは異なり、十字架やガイコツは使わない。ゴスファッションは工業的な美学に基づいており、ゴーグル、人工呼吸器、そして最も重要なのは黒とネオンの組み合わせだ。ネオン? ゴシックファッションで? では、歴史の本を振り返ってみよう。

ゴスとレイブのカルチャーを融合させたサイバーゴスは90年代に誕生した。ヘビーメタルの壮大なギターソロがトランスのようなビートに生まれ変わっていく中で、ゴシックレイバー (またはグレイバー) はその融合の中で迷子になっていることに気付いた——全身真っ黒の洋服では見つけることも難しい。その解決策は? 鮮やかな色のラテックス、ウィッグ、ふわふわのレッグウォーマー。ハードコアで、明るくて、ごちゃごちゃしたルックであるサイバーゴスは、威圧的に見えるかもしれない。でも、心配は無用だ。典型的なサイバーゴスルックに欠かせないアイテムをご紹介する。

 

Image courtesy of Barbed Virgin.

PVC+ネオン

他のファッションムーブメントとは異なり、サイバーゴスは素材を非常に重視している。毛皮? いい。レザー? いい。PVC? 最高! PVCのワンピースと革のコルセットから始めよう。これでゴシックの要素は押さえた。もっとサイバーにするには? 色だ! 典型的なサイバーゴシックコーディネートには虹に入っているすべての色が含まれている。

ファッションを退屈なレッスンにするつもりはないが、覚えておいてほしい便利でシンプルな公式を紹介する。黒足すネオンカラーはサイバーゴス! もちろん、杓子定規に捉える必要はない。多くの人はこのルールから外れて、1つの服に複数の色を取り入れているし、サイバーゴスでトレンドの人気色は玉虫色だ。だから、次のショッピングでは虹色の何かを手に入れよう。メラルナ (音楽祭) のUVライトの下で踊っているときにも、素敵に見えるはずだ。

 

Image courtesy of Inspired Ideas.

サイバーフォール

PVCとネオンが目立つため、サイバーゴスのコーディネートでは髪には注目を集められないと考えている人がいるかもしれない。でも、考え直してみて。サイバーゴスの髪はボリューミーでカラフルだ。典型的なサイバーゴスのヘアスタイルは、複数の色、複数の素材、複数のテクスチャーを含んでいる。ネオンカラーの髪を選ぶ人が多いが、会社に勤める人にとっては、ヘアピース (または一般的に「フォール」) が答えだ! フォールは経済的 (髪を染めるための美容院への秘密の旅行は不要) で、すでにスタイリングされている。普段のヘアスタイルに色とボリュームを追加するために、ドレッド、サイバーロックス (プラスチックとレースで作られたカラフルなメッシュチューブ) 、クリンクルパフ (膨らんだ縮れ毛のヘアエクステ) 、そしてカネカロン (人間の髪の毛の質感を持つ合成毛) の三つ編みから選べる。

 

Image courtesy of Inspired Ideas.

芸術的なメイク

やりすぎなコーディネートも紹介したし、やりすぎな髪型も紹介した。他に何があるだろう? うーん…メイクだ! ネオンのアイシャドウから始めてみて。まずは1色のシャドウかグラデーション、もっと凝りたいなら2色のグラデーションのメイクを試そう。イギリスのナイトクラブイベントであるSlimelight (スライムライト) を乗り切ることができる鮮やかなアイメイクのために、発色が良くて落ちにくいメイクアップに投資しよう!

サイバーゴスのコミュニティーにおけるペンシルアイライナーは絵筆のようなもので、それを使ってすることはまるで芸術作品の制作だ。ドットを加えたり、線を引いたり、クモの巣のようなより複雑なデザインに挑戦してみてはいかが? しかし、アイライナーはアイメイクにしか使えないわけではない。吊り上がった細い眉は、サイバーゴスのメイクとして最適だ。そして、最も重要なのは? 大きなふわふわケーキの上のイチゴ? フェイスジュエリーだ! キラキラした宝石をいくつか飾れば、瞬時に別の星の女神に変身する。

 

Image courtesy of Gothic Beauty.

アクセサリー

もしまだ足りないなら、アクセサリーがぴったりだ——アクセサリーはヤバイ!ファーで縁取られたレッグウォーマー、網タイツ、スタッズ付きのベルトなど、リストは無限だ。ヘアスタイルとメイクはとても素敵になったかもしれないが、それに贅沢な仕上げを加えずしてサイバーゴスと言えるだろうか? ハローキティのシールが貼られたゴーグルやスパイク付きの人工呼吸器があれば間違いない。

・・・

これでサイバーゴスルックをコーディネートできるようになっただろうか? サイバーゴスは90年代のレイブや工業といったシーンから生まれたものではあるが、今でもカッコいいスタイルだ。人工呼吸器とゴーグルをつけて、隔離され傷つけられた惑星に踏み出そう。

 

Written by Kay, translated by Sachi.
Featured image courtesy of Wikimedia.

Post a Comment

Your email address will not be published. Required fields are marked *