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2010年から2020年にかけてのファッションアイコン

ビンテージのアップサイクルメーカー、ソーシャルメディアのスーパースター、そして売り出し中のクールなデザイナーの全盛期にようこそ! この10年間は、次世代の才能あるファッションアイコンたち、その大胆なファッションと会社の立ち上げ無しでは語れない。2010年から2020年の10年間に独特なファッションを作り出したクールなストリートファッションアイコンの思い出をたどってみよう。

 

Elena Midori

Elena Midori (エレナ・ミドリ) は、東京のナイトライフの世界に波を起こしている! 2016年にアートコレクティブ「dosing」に参加し、そこからDJとして技術を磨き、RED BULL STUDIOS TOKYOの24時間イベントでDJを務めるほど現在は腕を上げた。その音楽の好みと同じく、Midoriのファッションスタイルはジャンルにこだわらない。彼女はカーゴパンツを身に着け、チョーカースタッズとコルセット型のトップスを激しく揺らすのだ。小さなパンクブティックであれ、地元のノー・ウェイヴのバンドであれ、だれかが次のアンダーグラウンドの隠れた宝石を発見するとしたら、それは彼女だろう

 

Image courtesy of @elena_midori_ via Instagram

 

Peco

peko (ぺこ) は80年代のポップスタースピリットを体現し、ファッションコミュニティーにカラフルでノスタルジックな世界を持ち込んだ。自分のトレードマークである蛍光色のウインドブレーカーとビンテージのグラフィックセーターを彼女が着ているのを見たことがあるだろう。そのブランドであるPECO CLUB (ペコクラブ、2015~2022年) のアイテムを着れば、だれでもぺこガールになれたのだった! 今日、pecoを検索するだけで、何十もの彼女の影響を受けたストリートスナップが現れる。pecoは、モデル、スタイリスト、歌手、そして起業家の肩書きを持っている!

 

Image courtesy of Instagrammer News

 

池田ひらり

Hirari Ikeda (池田ひらり) は、大胆さとパンクにインスパイアされたファッションと、ビンテージでモダンなシルエットを融合した。彼女は、まさに新しいトレンドセッターだ! 以前、有名な古着屋DOG (ドッグ) のショップスタッフだったIkedaは、あらゆる時代、色、生地の組合せの服を入手できた。彼女はこれらを使って自分の装いをよりエネルギッシュなものにしている——ゴシック風のフェイスペイント、ダメージデザインのタイツ、そしてこの世のものと思えない、かなり変わったアクセサリーなど。ランウェイのトレンドはストリートウェアからきていると信じる彼女は、以前はファッションブログを重視していたが、いまではインスタグラムとYouTubeのアカウントを通じ印象的なファッションを紹介することで彼女自身が影響力のあるインフルエンサーとなっている。

 

Image courtesy of Tokyo Fashion

 

青木美沙子

青木美沙子のことを、ロリータファッション界で知らない人はいない。ティーンエージャー以来ずっと、『ゴシック&ロリータバイブル』でいろいろなブランドのモデルをしてきた彼女は、ゴシックと甘ロリのファッションの両方であこがれの的となっている。2009年には外務省までもが彼女を「カワイイ大使」に任命し、世界へ日本のカワイイ文化を紹介するミッションについた。彼女はその間もずっとフルタイムの正看護師の仕事についていた。近頃では日常生活において、ロリータを身に着けている姿を定期的にブログへアップしている。

 

Image courtesy of Otaku Usa Magazine

 

瀬戸あゆみ

pecoと同じように、瀬戸あゆみはアメリカンレトロにインスパイアされ、50年代のロックンロールからひらめきを得た。彼女がデザインする派手なスタジアムジャンパーやグラフィックラグランTシャツで、女性が社交的になるように勇気づけることを目指している。雑誌『ZIPPER (ジッパー) 』でモデルを始め、その後、自分の最初のブランドAYMMY AND THE BATTY GIRLS (エイミーインザバッティーガール) を立ち上げた。このブランドを着るとロスアンゼルスの太陽の光を浴び、ルート66を飛ばしているような気分になるのだ。2019年にこのブランドをクローズし、現在DEAR SISTERHOOD (ディアシスターフッド) を運営しているあゆみは、キッチュなアメリカーナから距離を置き、2014年からはもっと女の子らしくさらにエレガントなファッションを取り入れることにした。

 

Image courtesy of Dave Golden Photography

 

Ruby Gloom

Ruby Gloom (ルビー・グルーム) が最初にやったのだ! 仮想世界の女王であり、香港を本拠地にしているこのアーティストは、日本のストリートファッションメディアのインフルエンサーの草分けだった。彼女の君臨はTumblrで始まり、魔法少女とカワイイ文化から影響を受けたファッションブランドWEEGIRLSCLUB (ウィーガールズクラブ) の立ち上げにつながった。自身のデジタルアバターを通じて、Ruby Gloomはベルボトム、チェーンチョーカー、ロボットハンドやレーザーの目などのアーバンストリートファッションでキメている。彼女自身がサイバーパンクにインスパイアされた世界にアクセスするための仮想アバターを作り出すことで、そのファッションの限界が広がっていくのを見てみよう。

 

Image courtesy of Virtual Humans

 

Una

ファッション界でUna (ウナ) として知られている相羽瑠奈は、22歳の時に自身のブランド「RRR (アール) 」の経営者となり原宿で有名になった。子ども時代から 彼女はおもしろいチャンスがある原宿の古着屋やビンテージストアなどのスリフト文化が好きだった。「RRR」は、モダンと、キッチュ、そしてビンテージをミックスした彼女のオリジナルデザインだ。このブランドを学生時代に立ち上げた彼女は、バンタンデザイン研究所ファッション学部のサクセスストーリーとなっている! 彼女はビジネス、デザイン、そしてスタッフ管理を遊び心たっぷりで行っている。いつかカフェも開きたいと考えている。もちろん時間があればの話だが。

 

Image courtesy of Tokyo Fashion

 

 

Written by Selina, translated by Toshi.

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