The COMM

編集長からのメッセージ

Vol. 4第2号「LOVE/adore (恋と愛)」へようこそ。

初恋を覚えていますか? あのいても立ってもいられない気持ちと興奮を。ええ、わたしは忘れていません。あのような気持ちは恋のほかにありません。

愛にはさまざまな形があります。ロマンチックな愛、プラトニックな愛、物質的あるいは精神的な愛。人間であるわたしたちはみな、何らかの繋がりを感じたいと思っています。社会はわたしたちが恋愛を期待し、熱烈に追求するよう教えてくれます。とは言うものの、愛をかなえることはそう簡単ではありません。

もちろん、ロマンチックな愛を最も重要視すべきだというわけではありません。友達やコミュニティからのサポートがもらえると、この上ない喜びを感じます。友情は恋と同じくらい人生を豊かにしてくれますが、「より深い」つながりである恋にはかなわないために後回しにされがちです。しかし、ことわざにもあるように、恋人より友達、です!

ところが最近では、個人同士のつながりではなく自分自身と向き合うことを好む風潮に変わってきたようです。RuPaul (ルポール) 氏も言っています。「自分を愛せない人がいったいどうやって他人を愛せるっていうの?」

PART ONE「あなたが大好き」では、もうすぐ恋がはじまりそう! です。

好きな人に告白しましょう。バレンタインデーまで待つ必要はありません。どうやって告白すればいいのかわからない、という人は『The COMM』の「デートのルール」を見てみて。ネタバレになってしまいますが、マンガ的なモーションのかけ方はどんな人に対してもうまく行くわけではありません。迫力ある「壁ドン」は、意中の人が「ツンデレ」タイプであれば失敗します。告白が全てうまく行けば、ソウルメイトが見つかるかも? もし超絶ラッキーな場合、このソウルメイトが自分の人生を意味あるものにしてくれて、しかもパーフェクトなコーディネートまで楽しめるかも! 他にはなくとも、ファッション界のパワーカップル、マサオさんとタカコさんに起きたことです。

PART TWO「わたしたちが大好き」では、友情について考えます。

Romy (ロミー) と Michele (ミッシェル)、Batman (バットマン) とRobin (ロビン)、Rihanna (リアーナ) とKaty Perry (ケイティ・ペリー) はアイコン的な存在のデュオですが、真の友情は人生を価値あるものにします。友情は、『下妻物語』のロリータ少女モモコとヤンキー少女イチゴのように全く正反対同士の間に生まれるときもあります。また、全く違う生活を送る者同士が「カワイイ」ファッションに対する愛で結ばれることもあるのです。ともかく、友達というものは一般に考えられているよりもずっと重要なので、見つめ直してみましょう。

愛してる、愛してない…どうだっていいじゃない? なぜならPART THREEは「自分が大好き」!

過激な自己愛、という業界用語を最近いたる所で耳にします。でも、自分を大好きになることのどこがそんなに過激なのでしょう? 日本のストリートファッション史に目を通すと、自己愛のサンプルだらけです。たとえばギャル。当時、ギャルは反抗的でわがままだというレッテルを貼られましたが、彼女たちは、自己愛がトレンド入りする前からその本質を知っていただけかも知れません。

時は流れて、今や自己愛とセルフケアにまつわる話を見聞きしない日はありません。これは単なる一時的流行で、キャンドルやバスボムを売るための戦略なのでしょうか? それとも、人が内省を切実に必要としていることの表れなのでしょうか。 それについて詳しく知るためにKawaii Riot (カワイイ・ライオット) のJade (ジェイド) さんに話を聞きました。

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あなたがコミュニティで最も大切にしているものは何ですか? ぜひ! 聞かせてください。そのついでに、#thecommofflineを使ってInstagramで「愛」をテーマにしたコーディネートをシェアしてください。

 

Choom
Editor-In-Chief

Translated by Tomoko.

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