Vol. 4 JP

パンデミックから2年間が過ぎ、私たちは皆、物事が日常に戻ることを心から望んでいる。いわゆるニューノーマルではなく、大きなイベントにマスクやソーシャルディスタンスなしで参加できる、そのような日常のことである。思い出せる限りでは、イベント業界で主流だったのは対面交流だが、新型コロナウイルスはまったくこの対極にあるのだ。イベントは対面のものからバーチャルなものに置き換えられたが、バーチャルイベントは何回かで飽きがきてしまうものではないだろうか? だがその一方、新型コロナウイルス環境下での対面イベントには、だれも望まないリスクがある。新型コロナウイルス以前の素晴らしい日々にいつかは戻れるのだろう、あるいはバーチャルのままで行くのだろうか? 予定されていたイベントにパンデミックが影響を与えたことは否定できない。対面イベントがいたるところで延期されたことで、業界は完全にお手上げ状態になった。それに加えて、私たちのイベントに対する考え方も急激に変化した。多くの人たちと閉ざされた空間にいることが心地良かったのだが、真逆に感じるようになってしまった。以前は大きなパーティーで元気をもらったり、好きなミュージシャンのコンサートライブを見たり、すし詰めのアニメコンベンションに行ったりする最高の時間があった。新しい経験をもたらす対面イベントは人々に愛されていた。しかし今日では、新型コロナウイルスの心配なしで人に出会うことができなくなっている。   Image courtesy of EDM Identity. この困難な状況の中、イベント主催者は参加者の健康を優先しながら、 対面イベントを開催するうえで創造性を発揮することができた。ソーシャルディスタンスを保ったドライブインコンサートから、指定されたボックスシートと感染防止用のプラスチック製の衝立まで、この困難な時期に業界ではいろいろな取り組みを行ってきている。しかし正直なところ、以前とは異なる対面イベントを実施する意味は何なのか? 安全な家にいればいいのに、わざわざイベントに行く必要があるのだろうか? 単に現状を受け入れるべきなのだろうか?

私たちは長く家に閉じこもりすぎていて、社会生活の送り方を今一度思い出す必要があるように思う。集合写真はどうやって撮るんだっけ? ハグしてもいい? 手は洗った? 人々の生活は、以前ほどシンプルではない。たとえワクチンを打ったとしても、コロナ対策は講じなくてはならないからだ。もちろん、外に出て誰かに会ってもいい! だけど、安全でいること、人との距離を保つことを忘れないで。     Models: @tokyo_lioness @shindo_goodbye Photographer: @choom.online Styling: @choom.online Model wears:

拡張されたサイバーコーデのはじまり。時代遅れのスタイルは更新して、仮想の森の風景を読み込む。ミラーレンズ眼鏡 (一日中スクリーンを見ている人には必須の、目を守ってくれるアイテムだ) も取り入れてみては? そして、デジタルアバターを作るのも忘れずに。何がリアルで何が仮想なのか…人々を惑わすのは楽しいもの。あなたは見分けられるだろうか?     Model: @lionlifts Photographer: @choom.online Styling: @choom.online Make-up: @tokyo_lioness Written by Ash,

コミュニティーとは、わたしたちがホームと呼ぶ場所。自分の好きなスタイルを次のステージに引き上げてくれる気の合う仲間と出会える安全な場所だ。ここ数十年の間に、TumblrやTikTokなどのオンラインプラットフォームから多くのスタイルが生まれた。Y2KからFairycoreまで、わたしたちの安全な空間作りに役立つ、『The COMM』セレクトの7つのネットスタイルを紹介しよう。   Image courtesy of Hauterrfly. 1 ラブコア もうバレンタインデーを待つ必要はない。だって、あなたのワードローブを丸ごと甘いお菓子の詰め合わせに簡単に変えることができるのだから。ラブコアは、毎日がバレンタインデー。TumblrやTikTokなどのソーシャルメディアでカルト的な人気を誇るラブコアは、ロマンチックなノスタルジアへの賛歌だ。ルビーレッドのハート型バッグから、バブルガムピンクのペンシルスカート、フリルのついたアクセサリーまで、ラブコアは女性らしさ、愛、そしてかわいらしさを体現している。   Image courtesy of Yoko Kulala. 2

1997年に青木正一氏は、日本のストリートファッションを紹介するための世界的な雑誌となる『FRUiTS』を創刊した。ところが2017年、創刊以来ずっと日本のストリートファッションを記録しつづけてきた同誌の休刊が発表される。「オシャレな子が撮れなくなった」 という青木氏の発言が伝えられるとネット上で大騒ぎになる。『The COMM』も含めた誰もが、氏の言葉の真意を明らかにしてほしいとコメントした。クールなファッションの人は、もはやいないということ? それとも、ストリートファッションは超ダサくなったから、青木氏はもうスナップを撮る気が湧かなくなったのだろうか。 『FRUiTS』誌 は青木氏の初めての雑誌というわけではなかった。実際、彼は1980年代から90年代にかけて『STREET』誌を数年間手がけた後、活動の拠点を東京へ戻すことにした。『STREET』や『FRUiTS』、『Tune (『FRUiTS』 の後に出版) 』。これらの雑誌のコンセプトはストリートにおけるサブカルチャー的ファッションを記録することだった。ファッションは、もはやファッションショーだけに限定されたものではなく、上流階級の目を楽しませるだけのものでもないことに青木氏は気付いたのだ。ファッションとは、着る人自身の心をストリートにおいてリアルタイムで表現するもの。東京の若者の愉快でフレッシュなファッションは、世界中の人々の注目を集めた。日本での雑誌の人気が高まりつづけるなか、イギリスのPhaidon社が『FRUiTS』からのベストショットを集めた写真集を出版した。幅広い読者層を想定して英語に翻訳されている。こうして『FRUiTS』は多くの人々に知れ渡っていった。時代の変化と共にインターネットが普及すると、『FRUiTS』からのスナップがLiveJournal (※) のようなフォーラムで広まり、Tumblrでは数えきれないほどリブログされるようになる。『FRUiTS』のデジタル化はすでに始まっていた。 ※ブログサービス名   Image

バーチャルリアリティをこれ以上バーチャルに創り出せないと思ったなら、Vtuberの登場だ! 英国出身で現在日本に住んでいるVtuberのHoshi (ホシ) さんはライブストリーミングプラットフォームのTwitchで動画配信をしている。Hoshiさんは自身のカワイイアバターとカッコイイコンテンツ (フォロワーに本の読み聞かせをする) で、自分を他の人たちから際立たせてている。彼は熱心なファンを得ており、『The COMM』はこのバーチャルの専門家と仮想現実について話し合った。   自己紹介をお願いします。 こんにちは、Hoshiです! イギリス出身ですがいまは日本に住んでいます。『The Fairy-Prince of

これは現実? それとも全部が夢の世界? サイコサスペンス映画『パプリカ』(2006年) からヒントを得て、現実と夢の世界の境界線をぼかしながら時空をまたぐ。この真っ赤なトップスにサブリナパンツ、そして不気味な蝶のビジュアルに見覚えはないだろうか。これはパプリカの姿を再現したものだ。DCミニ (他人の夢を覗くことができる装置) と、シュールで気味の悪いパレードは抜きのね。場違いな、活気溢れる東京の街で撮影しているパプリカに、ぜひ聞いてみたい。今回は、どんな現実にたどり着いた?     Model: @evil.buddha Photographer: @choom.online Styling: @choom.online Written by

Jillian (ジリアン) ことPixielocks (ピクシーロックス) は、YouTubeで活躍中の超カラフルなインフルエンサーだ。彼女がおりなすデザインとスタイルは、とにかくカラフル。しかも、このインフルエンサーは虹とキラキラだけではない。人々が安心できる空間づくりとメンタルヘルスの問題にまつわるネガティブなイメージの一掃をめざし、自らのプラットフォームからメンタルヘルスの不調について語る。オンライン、オフラインどちらにおいてもPixielocksのミッションはファッションやコミュニティについての話題と、後ろめたさを感じる必要なく彼女らしくあることの発信だ。   自己紹介をお願いします。 初めまして! わたしの名前はJillian Vessey (ジリアン・ベッシ―) 。みんなからPixie (ピクシー)

人生はオンライン上だともっと楽しいもの。クリエイティブな自由とデジタルの知識を駆使して、自分自身もデジタル化してみない? 自撮りにフィルターをかけるだけじゃないよ。デジタルアーティストは、現実世界の制約から解き放たれた自由な世界を創造するのだ。さあ、このままスクロールして、トップデジタルアーティストたちの世界にログインしよう!   Image courtesy of 2ynthetic via Instagram. 2ynthetic 寒々としたシルバートーンにミニマルなファッションの組み合わせ。2050年の病院の廊下で撮ったような写真。2nytheticさんのInstagramの、不気味なほどリアルな写真は、本物と3Dの境界線が曖昧だ。ゾッとするくらいに無機質でがらんとした空間と、ロボット人間のセルフィー。その中に、目に見えるものだけではない2yntheticさんの魅力がある。スポーツちっくなサイバーファッションをしているのか、それともヒューマノイドを完璧に再現しているのか。誰にも分からない! 確かなことは、2yntheticさんは、まさに未来っぽいものを作り出すことに自信があるってこと。 Instagram   Image courtesy of

特にロックダウンが普通の状態となっている今日においては、「日常生活が全くつまらない」ということがある。仕事と学校、そしてキャリアアップのすべてが自宅で済んでいるからだ。しかし、はっきり言ってしまえば変化しないものもある。その優先順位はともかく、誰でも面白いこと、食べること、そして寝ることを望んでいるものだ。友達とフォートナイトのゲームをすることであろうと、Instagramの投稿からひらめきを得ることであろうと、オンライン上には格別な楽しみがある! カスタムメイドキーボードのマエストロであるTokyo Keyboardとの、SNSからインスパイアされたこのコラボ撮影会を見てほしい。     Model: @choom.online Photographer: @tokyo_lioness Photo editing: @choom.online Styling: @choom.online Make-up: @tokyo_lioness Custom keyboards: