ビューティーコール: Kam
美は見る人によって異なると言われている。明るい、カラフル、この世のものとは思えない、素晴らしい…日本のストリートファッションのコミュニティーは、メイクで日々自分自身を変える多くのクリエイティブたちのふるさとだ。花のスタンプやネオンリップ、またはヤバイ跳ね上げアイライン? メイクは美を変化させ、美を再定義する。ビューティーコールではわたしたちのコミュニティーのニューフェイスを紹介する。 こちらはKamさん。アニメやファンタジーから インスピレーションを得る、メリーランド州を拠点としている メイクアップアーティストです。 自己紹介をお願いします。 Kam (カム) です。独学のアーティスト兼メイクアップアーティストです。20歳で、メリーランド州を拠点としています。 メイクの世界に入ったきっかけは何ですか? ええと、わたしはすでにアーティストだったので、自分を表現する新しい方法を常に探していました。大人になって、アニメやファンタジーをテーマにしたものをよく見たので、メイクでそういったものに命を吹き込みたいと思いました。 Kamさんにとって美とはどのようなものですか? 美とはありのままの自分を心地よく思わせるものです。鏡を見て「ヤバ! 今日のわたしカッコイイ!」と思うことができれば、わたしにとってそれが本当の美しさです。 Instagram Translated by Anna. Images courtesy of @kamranmc
Miyabilly
Chucky (チャッキー) の妹が映画の世界から抜け出して遊びに来たように見えるが、彼女はただブラブラしているわけじゃない。五芒星形で眉を飾りおしゃぶりをくわえている彼女は、あなたの最低の悪夢が現実となったもの。三輪車に乗るこの小さな悪ガキは、日本のストリートファッションシーンをもてあそんでいる。 Instagram Written by Daniel, translated by Anna. Images courtesy of
東京で訪れるべきブキミな5つのスポット
日本は可愛いテーマカフェやハローキティで有名だが、騙されてはいけない! 日本は『呪怨』や『リング』といった恐ろしいホラークラシックを世界に与えた国でもあるのだ。日本よりホラーをうまくやる国はない! そして、東京には世にも恐ろしいレストランやカフェがある。恐怖を感じたいなら、以下のブキミなスポットをチェックしてみて! Image courtesy of Are We There Yet? Blog. The
あなたは何を恐れてる?
新しい年、新しいボリューム! でも『The COMM』で新しいのはこれだけじゃない。Melek (メレク) さんが投稿したファッションストーリーをチェックしてください。幽霊と伊藤潤二が描く二面性を持つ少女、富江からインスピレーションを得た今回の撮影では、アメリカのホラー映画『汚れなき瞳の中に』に新たな解釈を加えた。『The COMM』のInstagramとウェブサイトを忘れずチェックし、あなたの作品を『The COMM』に載せる機会をぜひ増やしてください! Models: @das.lisl @lundbecktheresa Photographer: @melny19 Shoot
魔女団と大釜: ポップカルチャーにおける魔女の進化
ルビー色の靴のかかとを3回打ち付けて、ドロシーは「お家がいちばん」と心に残るセリフを言う。L. Frank Baum (ライマン・フランク・ボーム) 著の『オズの魔法使い』を実写化したこの映画は、家族の重要性を再認識させただけではなく、魔女のイメージを固めた。邪悪な魔女という概念は15世紀の論文『魔女に与える鉄槌』のせいで長い間存在していたが、わたしたちが邪悪を醜さと同一視するようになったのは、緑色の肌にわし鼻、そしてイボだらけの西の悪い魔女からだ。同じ映画で、良い魔女グリンダの優しさはたくさんの星やキラキラがついた、ペールピンクのふわっとした舞踊会用のドレスで表現されている! その後の数十年で、これらの魔女の描写は女性らしさに関する社会のたくさんのアイデアを取り入れながら、ポップカルチャーの主力となった。魔女は主婦だったり、ティーンエイジャーだったり、そして姉妹だったりした。しかし、これらのキャラクターの特徴が本当に表していたことは何だったのだろう? 「サマンサは鼻をピクピク動かしたり指を鳴らすだけで
Mintfaery
かつて魔術は社会に対する脅威だと考えられてきた。今日では、そこに邪悪なところはほとんどみられない。10代の魔女、ミドルエイジの魔女、その力も終わりに近づいている魔女——ポップカルチャーのおかげで、魔女はすべての世代を体現していたことがわかる。しかし魔女と魔術は、主流なストーリーだけでは説明しきれない。こちらはMintfaery (ミントフェアリー) ——フィラデルフィア出身の多才な魔女、タロット占い師、そしてユーチューバーだ! ハンドルネームの「Mintfaery」は、Mint Siegel (ミント・シーゲル) さんが自然と思いついたもの。ミントは常に彼女の生活の大きな部分を占めており (お気に入りの香り、お茶のフレーバー、ハーブ、そして色)、 彼女が登校する前には、胃を落ち着かせるために父親が与えてくれたものだった。しかし、Mintfaeryが祖先について調べる契機になったのは、ある鮮やかな夢だ。朝露に縁取られた葉に丸くなって穏やかに眠る赤ん坊のMintさん。その夢は、自分はどこか違うということを彼女に確信させた——そしてそれは正しかった! Mintさんは自らの家系について学ぶにつれ、自分が「小さな人たち」(妖精) の子孫であることを知るに至ったのだ。 Mintさんは26年以上にわたって魔術を実践してきた。そして彼女はその技術を真剣に捉えている。「どのハーブが過去に薬として使われていたかを学び、自分の術に取り入れるのが好きなんです」とMintさんは明かす。慢性の病との付き合いはまた、健康とウェルネスをMintfaeryの重要な柱にし、他者を助けるということについて彼女に考えさせた。その魔術は愛、癒やし、そして善意の影響を受けている。 魔術は近年、大衆文化においてより目を引くようになってきた。特に「引き寄せの法則
Twitchez
新しい年、新しいボリューム! でも『The COMM』で新しいのはこれだけじゃない。Ashley (アシュリー) さんと Ayshea (アイシェア) さんが投稿したファッションストーリーをチェックしてください。ディズニーの『魔女っ子ツインズ』に闇の解釈を取り入れた今回の撮影では、ギリシャの神々、アポロとアルテミスにインスピレーションを得たファッションで、魔術の光と闇を探ります。『The COMM』のInstagramとウェブサイトを忘れずチェックし、あなたの作品を『The COMM』に載せる機会をぜひ増やしてください! Models:
編集長からのメッセージ
ようこそ!『The COMM』Vol.3第4号「Dark (闇) 」です! 『The COMM』では、明るくカラフルなものを紹介してきましたが、今回、奇妙で素晴らしいものに着目してみました。今号では、コミュニティーのダークサイドを取り上げます! 光のない世界、秘密、邪悪——「闇」という言葉が持つニュアンスは様々です。ファッションにおいては、闇は必ずしも黒色を意味する訳ではありません。革、ラテックス、ゴシックモチーフやその他、型にはまらないもの全てを表します。日本のストリートファッションのコミュニティーの多くは、他の人たちが色を使用し自分を表現するのと同じ要領で、ダークスタイルで自分を表現しています。虹や輝きの代わりに、スタッズや十字架を思い浮かべてください! このコミュニティーは、社会のルールに 従うことができない人々に居場所を与えます。 闇は、抵抗と反応であるとも言えます。主流のファッションにはなんとなく抵抗がある、そんな残念な思いから、わたしたちの多くがこのニッチなコミュニティーに参加しています。他人の目を気にし過ぎて、窮屈だと感じている人が殆どでしょう。だから反旗を翻すのです! このコミュニティーは、社会のルールに従うことができない人々に居場所を与えます。このような抵抗運動の最前線にあるのは、パンクやゴスなどのダークスタイル。彼らは規範に従いません——まるで名誉バッジのように反逆と疎外感を身につけるのです。 PART ONEのタイトルは「Get Spooky (ゲット・スプーキー)」です。一部の人たちにとって、不気味なものを自分の美学として取り入れるのは、ハロウィンに限ったことではありません——通年のスタイルなのです。魔女からヴァンパイア、そして妖精に至るまで、オカルトが10月だけのものではない理由を紹介します。過去数十年、ポップカルチャーの中で特に人気があるのが魔女です。代表的な魔女のイメージが老婆ではなくなった今、ミレニアム世代の魔女はパワフルで怖いもの知らず。その勢いは止まりません! 「ゲット・スプーキー」では、自分のファッションの中に、不気味なキュートさの奇妙な一面を出していくことを恐れない人たちを取り上げます。フリルにたくさんのスパイクを合わせたら、とってもワクワクしますよね? PART