Vol. 3 第1.2号

メイクのルールについて、「少ないことは豊かなこと」や「派手なリップか派手なアイメイク、絶対にどちらか一方だけ」と聞いたことがあるかもしれない。でも、もちろん、ルールは破るもの! もっと、もっと、もーっと足したくなる3つのスタイルをチェックしてください。 1つ目のスタイルは、あまり普通じゃないビジネスウーマンだ。彼女はいつもネットにいて、活動している——たとえば、電話会議の真っ最中にメールに返信する一方で、インスタのアルゴリズムによって人とのつながりがどれだけ酷く損なわれているかを確認するとか。 ファッションと食べ物を融合させた2つ目のスタイルでは「だんご」を提供している。お弁当のピックとハート型のマカロンを飾って——うまうま! 3つ目のスタイルについては、光やきらめきに囲まれた、変身途中の魔法少女を想像して。それがまさに『The COMM』が表現したかったものだ! 変身が終わると彼女は悪と戦う。その姿の美しいこと!     Model: @tokyokittendoll Photographer: @choom.online Photo editing: @nfkimono Nails: @narinascreations Written by

自称マゼンタの魔女ことChompoo (チョンポー) さんにとっては毎日が魔法のよう。彼女のお決まりのファッションは、ストライプのソックスととんがり帽子、完璧にカラーコーディネートされた魔女の衣装だ。この全身マゼンタの美女は、占い師、カラーセラピスト、そして認定カウンセラーでもある。Chompooさんは、精神的な癒しとアイデンティティの創造における色の重要性を強調する。彼女の色へのこだわりは、彼女が関わる人々がもっと幸せに、そして心が健康になるために彼女が一生懸命取り組んでいることの証であり、視覚的なものを遥かに超えた色に関する1つのメッセージだ。彼女の色へのこだわりがあなた自身のテーマカラーを探し出すきっけけになってくれたら幸いだ。   何にインスパイアされてマゼンタずくめの服装になったのですか? マゼンタが自分のカラーだと強く思う理由は何ですか? 私は、占い師&カラーセラピストとしては鑑定歴は20年になります。幼少期からアートに囲まれて育ち、美術史学を専攻していた早稲田大学在学中に、カラーの資格を取ったり、占い師としてプロデビューしたりしました。美術に色は重要な要素ですし、絵の中に記号化されたものを読み解く図像学、図像解釈学などは、まさにタロット占いやタロットを教えることなど、今の仕事につながっています。 それぞれ違った波長を持つ各色は、チャクラにも対応していて、人間の心と身体に影響を与えます。カラーセラピーでは、自分のエネルギーの色や、取り入れると良い色を見つけることができますが、私は自分の色がマゼンタなので、この色と365日共にいるライフスタイルを選択しています。それは効果的なビジネスブランディングにもなっています。 プロカウンセラーとして、カラーセラピーは日本社会に対してどのような利益をもたらすことができると思いますか? 情熱の赤を見たらやる気が生まれ、愛の色ピンクを見たら優しさや安心感を感じられ…というようなことは、人間の生理的な感覚と色が、心と身体に与える効果です。今日自分は何色を選択するか? によって、自分のココロのバランスを在るべきところに保ち、自然治癒力を高めることができます。 また、個性の主張、アイデンティティが乏しい日本人にとって、自ら主体的に選択した色(=自分そのもの!) を取り入れた自己表現は、在りたい自分になり、また周囲からそのように認知されることを力強くサポートします。 どのようにそれぞれの人に合うカラーを選びますか?複数のカラーを身に纏うことができる人はいますか? ご用意したたくさんの色の中から、ご本人に色を選んでいただき診断します。無意識的にでも、心が求める色を何より重視しています。肌や髪や瞳の色や体型や顔の造作といった、身体的特徴のほうに合わせていくのではなくて、です。 たしかに、そのように外見上似合う色を見つける手法もあり、印象を良くするために効果的ですが、それだけでは個々人のオンリーワンな内面の輝きまでも表現するのは難しいと考えています。人間の本質とは、今世での乗り物としての肉体のほうではなく、中身の魂のほうだから! 自分にまつわる色は何色もあります。私のカラーセラピーセッションでは、選ぶ色だけでなく、生まれ持ったエネルギーの色と、今選んでいる色との相関性もお伝えしておりますよ。 魔女の格好をする理由は何ですか? 職業が魔女だからです。それも「マゼンタの魔女」です。 私はソロのウィッカン (組織などに属さず、自分のスタンスで自由に魔女的な暮らしをし、学びを深めている) 的立場をとっています。 将来の目標と夢は何ですか? いつも公言してる私の将来の夢はなんといっても「立派な魔女の婆さんになること」です!! 魔女とは、かつて薬草の知識を生かして人を癒すなどして「賢い人」と呼ばれたように、豊富な知恵で問題解決できる存在です。占いやビジネスコンサルで適切な言語化やアドバイスをするのにおいても、瞬時に発動する知見の蓄積を自分の中にどれだけ持っているか? だと思います。日々優良なインプットを心がけ、思索を深め、自分の判断基準を持ち、日常を丁寧に生きることこそが魔女修行だと考えています。 最近一番気に入ったカルチャー的なものは何ですか? それはどうしてですか? 最近…ではないのですが、一貫して私の思想の根底にある、最も影響を受けている哲学は、ニーチェ、ヘルメス哲学、ヨーガスートラです。ヨガは魔術との関連性も強いので、魔術修行の一環としてもう何年も続けています。 昔から好きな映画は『風と共に去りぬ』と『イヴの総て』。生き抜く力を感じる作品や、女性の成り上がりストーリーには目がありません。 マストハブ・アイテム5つを教えてください。 魔女のとんがり帽子 「マゼンタの魔女」ネックレス 「マゼンタの魔女」柄のグッズ 自分の仕事やアイデンティティを表現したネイル やる気スイッチ指輪 最後にひとことお願いします。 世界各国のAmazonで発売中の電子書籍写真集『Magenta

一定の歳になると、分別のあるアイテムが買い物リストの上位を占める。シンプルなイヤリング、黒のバレーシューズ。腕時計。でも、まぶしく輝くものをどうしても拒めないこともある。キャットアイメガネから始めて、次にMY LITTLE PONY (マイリトルポニー) のシュシュ、それから——誰に言い訳しているの? 重ね着したくない、輝きたくない、もっと欲しくないなんて人いない! 『The COMM』は、デコラファッションのコーディネートとして、アクセサリーをいくつも重ねる人も、給料後の幸福感に意識がかすんでいる人も、つい買いすぎちゃうショップをリストアップして情報を提供します。人がなんと言うか知っているでしょう? 多ければ多いほど楽しい!   Image courtesy

サンリオキャラクターのリトルツインスターズは、キキとララという名前のかわいらしい双子の姉弟星で、パステルカラー、雲、星の素敵な背景をバックに登場する。キキとララはそのチャーミングな性格で日本中の人から愛されている。キキとララはそれぞれトレードマークとなる色を持っている——ブルーとピンクだ。この写真撮影会は、京王プラザホテル多摩のリトルツインスターズ ルームで行われた。キキとララに扮した少女がユニコーン、リボンやカワイイのドリームファンタジーに囲まれているイメージだ。この少女は誰、と聞くだろうか? ええ、サンリオのアンバサダーでキキとララの全てを愛するEbony (エボニー) さんです、もちろん!     Location: Keio Plaza Hotel Tama Model: @ebunnybee Photographer:

この頃、わたしたちは物質は過剰、過剰は悪であるという考えにとらわれすぎて身動きが取れなくなっている。でも『The COMM』はちょっとくらい (もしくは大いに) 堕落してもいいと思う——ほどほどに、ならね。マテリアル・ガールは堕落の仕方をちゃんと知っている——目にはラインストーン、ショルダーバッグにはラメ、お金は手に持ち、さらに胸元にぺたぺた貼っている。抑えることのできない贅沢への誘惑を受け入れることについて、わたしたちはこのいわゆるマテリアル・ガールから1つか2つ学ぶところがあるだろう。   Model: @say__oha Photographer: @39yutaro Photo editing: @kz.photography.acc Shoot Direction: @domsyn Styling:

ポップカルチャーにおいて、「ハイペビースト」とは自分のステイタスを高めるために高級な服、靴、アクセサリーを収集している人を表す軽蔑的な用語だ。ハイぺビーストたちは通常、SUPREME (シュプリーム)、OFF-WHITE (オフホワイト)、VETEMENTS (ヴェトモン)、ANTISOCIAL SOCIAL CLUB (アンチソーシャルソーシャルクラブ)、BAPE (ベイプ) などのストリートウェアブランドをごちゃ混ぜにして着ている。ロサンゼルスにメルローズアベニュー、ロンドンにソーホーがあるなら、東京にはハイぺビーストやファッション愛好家たちの天国、裏原がある。しかし、だとしたら疑問が湧く——ハイぺビーストカルチャーはどのようにして生まれたのだろうか? ハイぺビーストカルチャーは、ストリートウェアカルチャーのサブジャンルだ——ストリートウェアカルチャーのファッションスタイルはカリフォルニアのサーフィンとスケートボードのライフスタイルから生まれた。ストリートウェアは、Tシャツ、オーバーサイズのセーター、パーカー、ジーンズ、スニーカーなどのカジュアルな服装に、スポーツウェアやヒップホップの要素を取り入れている。 1980年代にロサンゼルスでロゴTシャツの製造と販売を行う小さなサーフボードビジネスから始め、STÜSSY

cybr.grlとしても有名なクリスティーナを覚えていますか? 『The COMM』ではVol.1第4号「サイバー」でも特集を組んだ。なら、なぜまた特集するの、と聞かれるでしょうか? それは、クリスティーナさんのスタイルがすっかり進化し、わたしたちはその理由を聞かなくてはいけないからだ。BARCROFT TV (バークロフトTV) の『Hooked on the Look』に登場したり、自分で立ち上げたブランドであるCANDY