Author: Choom

各時代には、それぞれの未来のイメージがある。ビクトリア時代の人々が思い描く、ディストピア的な未来のスチームパンク。1960年代の人々が生み出したレトロフューチャー。では、ここではわたしの未来の解釈を

各時代には、それぞれの未来のイメージがある。ビクトリア時代の人々が思い描く、ディストピア的な未来のスチームパンク。1960年代の人々が生み出したレトロフューチャー。では、ここではわたしの未来の解釈を

ここのところソーシャルメディアは少し不可解である。インスタグラムのアルゴリズムは、フォロワーに私たちの投稿をちゃんと見せず、フェイスブックは私たちの投稿範囲を制限する…スナップチャットを使っている人なんてまだいるだろうか? 幸いにも、私たちはソーシャルメディアのエキスパート、ジョン・ブレンス (KawaiiGuyLAとしても知られている) にインタビューすることができた。どうすればソーシャルメディアをもっと効率よく使えるようになるか考えるのに、彼なら助けになってくれるだろう。彼はコンテンツを作るだけではなく、コンテンツクリエイター達の発信が読者に届くよう、マネジメントも行っている。アドバイスと彼の将来のプロジェクトについて、読んでもらいたい。   ソーシャルメディアにおける「拡声器効果 (megaphoning) 」とは何ですか? その売り込まれ方と設計のされ方を考えてみると、ソーシャルメディアは間違いなく誤った方向に導かれています。 ソーシャルメディアのフィードを見てもらえば、大多数の投稿は自分自身に焦点を当てていますね (「私」主体のコメントか、自分の考えか、考察か)。それは「拡声器効果  (megaphoning) 」、つまり実際の対話をするつもりはなく、プラットフォーム上で「大声を出している」のだと言えるでしょう。その目的は、感情を刺激したり、表現することなのです。「拡声器効果 (megaphoning) 」は、フィードでそれを聞いたり見たりすることを強いるほかに、社会的な要素は何ひとつありません。 YouTube,

私たちは日本内外のかわいいブランドに注目したいので、クリッサ・スパークルさんを紹介するにはぴったり!彼女のブランドは、そのブランド名も「Chrissa Sparkles」というのだが、自分らしく生き、自分をファッションで表現するための服作りを目的としている。その思いは、世界中のコミュニティーに広がっている。彼女の作る服は、かわいくて機能的。最近登場したのは、ジムの外で着られるようなスポーツウェアと、普通のボディースーツとしても着られるスイムスーツだ。デザイナーであるかたわら、Chrissaと彼女のパートナー (KawaiiGuyLA) は、LAで一番カワイイカップル。彼女は愛らしい二人の赤ちゃんのお母さんだ。   あなた自身と、ブランドについて教えてください。 わたしはカリフォルニアのロサンゼルスで生まれ育ったデザイナーです。演劇の経験があるので、パフォーマンスはある意味、これまでもこれからもわたしの一部です。それを、派手で面白くて、自分が楽しくなる生地を使ったデザインを通して表現しています。「Chrissa Sparkles」は、エッジの効いたかわいいライフスタイルを表現するブランド。楽しさとセクシーさの間の絶妙なラインを実現します。自分を表現し、すでに持っている素晴らしさを強調するための頼りになる、そんなブランドであってほしいと思います。 「Chrissa Sparkles」は、当初から豊富なサイズ展開のあるブランドです。それは素晴らしいことですよね。「Chrissa Sparkles」において、ほかに大切なことは何ですか? 信頼性という言葉を思い付きます。私が心から着たいと思えて、ずっととっておきたい製品をデザインするようにしたいですし、そのことはお客様も感じられると思います。 この1年間で最もワクワクしたことについて教えてください。 6年間続けた、ピラティスを教える本業を辞めました。アパレルラインとクリエイティブディレクターの仕事に集中していて、完全に独立しています。すごいことだと思っています! この先10 年後を想像してみてください。「Chrissa Sparkles」はどのようになっていくと思いますか?将来の目標を教えて下さい。 「Chrissa Sparkles」は最終的に、あらゆる人にとって手が届くライフスタイルの帝国に発展すると思います。有名人から、小さな町で生活に何らかのカワイさをプラスしたいと願う一般の人までです。 東京とロサンゼルスではどちらがいいですか? 難しい!東京は好きでいつも行きたいと思っているけど、ロサンゼルスは死ぬほど好きです。家だからね。 アイスクリームとドーナツでは? アイスクリームあいしてる! 最後の一言お願いします。 「かわいくあり続けて!」   @chrissasparkles

様々な分野を取り合わせたトリさんのサイバーポップスタイルにおいて、大胆なプリントと豊かなヘアーは大切な要素だ。彼女のカラフルなファッションは、レイブウェアだって普段着にできることを証明してくれる。 もし色彩をワードローブに取り入れるためのヒントが必要なら、もしくは異なる質感を組み合わせる方法を探しているなら、トリさんのインスタグラムを見てみてほしい。ファッションと同じくらい、カラフルでクラクラするようなアート作品も彼女は創っている。人柄はそのヘアーよりも豊かで、「等身大以上」だ。   誰が・何が、ご自身のスタイルやデザインする衣服にインスピレーションを与えますか? そうきたかぁ。ええと、有名なビデオゲームとか、90年代のClub kids (クラブ・キッズ) とか、現代のドラァグ、あとはもちろん日本のストリートファッションの、リストみたいなのがあってね。2000年代始めから2010年にかけての日本のストリートファッションと、Cyberdog (サイバードッグ) のショップガールが私のお気に入り! 最近はとにかくインスタグラム!素晴らしい人達が本当にたくさんいて、 日々圧倒されてる。 何年にも渡ってストリートファッションがどのように広まっていったか、どのように人々の試みによって発展していくのかを学ぶのはとってもおもしろい。 トリさんのファッションは、時間とともにどのように変わってきましたか? えっと、ほんとに、すっごく!高校ではエモ・シーンファッションから本格的なデコラティブロリータまで行った。どのスタイルにおいても自分のコーデを批評的に見れるようになったのは、本当にロリータにハマったおかげだって気がする。 それから大学に入って初めて、サイバーポップとデコラファッションの間で、自分自身のスタイルを探り始めた。 もっと磨きをかけて、自分のスタイルを楽しみたいといつも思ってるよ〜!みんなのスタイルがどうやって変化していくかを見るのはすごく面白い(自分のはちょっとはずかしいけどね〜笑) ホラー映画が好きだそうですが、個人的な怖い話はありますか?超常現象を体験したことは? それが、幽霊は全く見えないし聞こえなくってさ。家族みんなすんごい怪談があるんだけど、というのもママは以前アンティークディーラーで、奇妙なものを集めているからでね(この話はまた今度!)。でも私は午前3時、ハロウィンの晩の墓地で、満月の下で、ウィジャボード (※) をがっつりやっても何も起こらないの!ホラーものなら何にでも取り憑かれるみたいに夢中。でも超常現象は絶対に体験できないっていう呪いがかかってる。 信じたいのにー! (※) コックリさんに似た、降霊術をするための娯楽用の文字盤 日本で1日だけ過ごせるとしたら、どこへ行って何をしたいですか? 原宿か新宿、と言いたいところだけど、正直ものすごく秋葉原のメイドカフェに行きたい。それからぬいぐるみとアーケードゲームに有り金使い果たしたい(あと時間があったらカワイイモンスターカフェも) ファッションとメイク以外での趣味を教えてください。他の人が予想しないようなものはありますか? 私オンラインでやってることはぜーんぶシェアしてるでしょ

Welcome to Issue 4 of The Comm! ようこそ!『The COMM』第4号です! 今月のテーマは「サイバー」です! 95%近い時間をオンラインで過ごしている世代のために、なんとかしてオフラインのサイバーカルチャーを立ち上げる時間をとってみました。3Dアートや未来的なファッション、ソーシャルメディアマーケティングなどの全ては、サイバーに分類されます。 ネットカルチャーは比較的新しく、多くの様々な細かなジャンルから構成されています。その上、「サイバー」というコンセプトとイメージはよく変化します。ヴェイパーウェイブみたいなものでしょうか?シーパンク?レーブウェイア?サイバーゴス?「サイバー」って何なのでしょう? 全てをつなぐテーマを考えるとき、シンセティックやデジタルなどの言葉を思い浮かべます。全ては過剰に加工され、人工的です。これは、サイバーアートやファッション、ソーシャルメディアも含みます。 「サイバー」は未来的な含みのある言葉なので、関連するファッションは宇宙がテーマにされる傾向があります。一方で「Windows 2000」や浮遊する3Dテキストのモチーフを使用した、どこかこの地球から生まれた (皮肉かもしれませんが…)

夜中に終電を逃して、家に帰る方法を探さないといけなくなったことはあるだろうか。 あるいは帰る方法が見つからず、外で一夜を明かさなければならなかったことは? 携帯の電池が切れて、充電できる場所が見つからなかった経験は? 大変な一日で、ちょっと仮眠をとりたくなったことは? 本を読んだりゲームをしたりして、しばらく一人でゆっくり過ごしたくなったことは? 日本にたくさんある漫画喫茶が、全てを解決してくれる! 漫画喫茶が提供してくれるのは、ひと休みして自分も携帯も充電でき、漫画も読める場所だ。パソコンと、ときにはゲームコンソールとテレビも付いた、個室ブースを使うことができる。自分用の本棚や、食べ物を安く買える場所もあり、無料の飲み放題もついてくる! 終電を逃したときにも一晩眠れて、朝にはシャワーも浴びられる。夜過ごすためのベッドやリクライニングチェアを頼めば、準備はばっちり!やむなく一晩ラブホで過ごすのと比べ、漫画喫茶の方が安く済む。 漫画喫茶は、とりわけ駅の近くで簡単に見つかる。だから夜の道をさまよったり、カラオケの個室で寝るために余計なお金を払ったりする必要もないだろう。 日中ただ休憩する場所が欲しいときにも、漫画喫茶は良い選択肢だ。

もしWi-Fiが人間だったなら、クリスティーナさん (またはcybr.grl) のような見た目だろう。クリスティーナさんは、鮮明な色彩のリアルさを備えてインターネットが実体を持ったかのような人だ。自分のスタイルを盛り上げるために奇抜な色と柄を試みるのが好きだ。アニメ柄のスリーブタトゥーもある。よく言われるように、心の内を腕のタトゥーで示すためだ。 ファンキーなファッションのインスピレーションを得るために、cybr.grlのInstagramをチェックしてみてください。   誰から・何からファッションのインスピレーションを得ているのですか? 色々なカルチャーに囲まれていて成長したので、他の人が「変」と思うたくさんのユニークなものを、偏見のない心で評価することができる。わたしは「変」がきれいだと思う。それがこのような格好をするインスピレーションになっている。@choom.onlineと@seannyboy808、kelseykeepsitclassy、@salztokyo、@abi_laurelなどのオンラインでできた友達からインスピレーションをたくさん得ている。彼らの創造性と前向きさは、やってきたことを続けるようにいつも励ましてくれる。 どのように大学とファッション、家族とのバランスをとりますか? 正直なところ、全く分からない。考えるのに1日かかったけど、あたふたしてるだけなんだと思う。 私がまだ生き延びていて、かつ色々なことのバランスがとれている理由は2つある。1つは、信頼できるスケジュール帳 (記憶力が金魚並みなので、書き留めるのがとっても大切)。もう1つは、素晴らしい友達と家族からのサポートだ。みんな大好き! ご自身のファッションをどのように説明しますか?そのインスピレーションは何ですか?または、ストリートファッションのどのようなところが好きですか? わたしはジャンルで言えば、「イカしているカワイイ」というのに属するとひそかに考えていた。とてもベタなように聞こえるけど、カワイイアイテムを一般に言う「クールな」ストリートファッション的なアイテムと組み合わせるのが、以前から好き。カワイイカルチャーが大好きでストリートファッションも大好きなので、大好きな2つの世界を融合させて、自分のコーディネートを創り出したい。 クレヨンボックス全色で全身を飾っても、粋でカッコ良く見えることをみんなに示したい。ときどき、ファッションに真剣になりすぎないでほしいとも思う。いつも意識している第1のルールは、ファッションにはルールはないということ。外出しているときに、子供や同じ年頃の人が「うわー、そんなおしゃれできたらな!」とわたしを見て言ってくれるのが励みになっている。その人に対して私は「あなたもできるよ!」と言う。 毎日毎日ファンキーなコーデネートでおしゃれして出かけるのが大好きな理由の1つは、みんなも同じようにするよう励ましたいから。世界はもっときれいで楽しいところにならないのかな? クリスティーナさんのファッションは時間とともにどうやって変わりましたか? もっとカラフルで大胆なスタイルになった。技術を向上させ続けたい。cybr.grlの今あるところに至るまで、色々な段階を経てきた。古着屋発信のコーディネートを着るのにハマっていたこともあるし、あとは、バンドTシャツとサイドバングのエモファッションの段階も、もちろん経験した。 全部が集まって変化して、今のわたしになった。思い切って着たいものを着ることができるのがうれしい。子供のころからファッションに興味を持っていたけど、自分自身の内面を表す服を着てみて初めて、本当の私を見つけられたからだ。居心地の良い場所から外に出て、創造的になるよう強く勧めたい。 将来の目標や夢は何ですか? わたしの目標は、幸せであり続けて、その幸せを他の人とシェアすること。 ファッションとメイク以外での趣味を教えてください。 アニメ愛好家です、許してください…。アニメコンベンションでは、アニメやコスプレに不健全なほど時間を費やす。インスタグラムのアニメ用のアカウントもある。(見つけられるかな?) 新しい音楽を聴くために、インターネットを探し回るのも大好き。今は、Future Funk (フューチャーファンク) とVaporwave (ヴェイパーウェイブ) だ。インディーズやアンダーグラウンドアーティストを聴いて応援するのが好き。 最後にひとことお願いします。 ・

奇抜なサイバーのアクセントをはじめとした様々なインスピレーションと、和服を組み合わせる、オーダーメイドのファッションブランドが「卓矢ヱンジェル」だ。この全く独特な組み合わせから、本当に面白いものが生まれる。スタイルは人目を引き、すぐにそれと分かる。コレクションのどのアイテムでも、身につければきっとあなたもストリートスナップのモデルになれるだろう。このブランドは、オンラインでも東京の「ARiTSM Market (アーティズムマーケット) 」でも見つけることができる。「卓矢ヱンジェル」のデザイナー沢田卓矢は、時とともにファッションが変化するのを見てきていて、ストリートファッション界を深く理解している。意見を聞いてみましょう。   現在のストリートファッションのトレンドについて、どう思いますか? 日本は現在景気が良くないので、それもスタイルに現れています。着る色にも元気がない。皆同じ様なスタイル。やはりファッションはその世相を表すものです。こういう時期は皆が変化を内に秘めた状態であって、世の流れの変化と同時に噴水の様に湧き出てくるものです。ストリートスタイルはその機会が訪れると同時に激変するでしょう。今は停滞期です。 平安貴族の美術や、歌舞伎、サイバー、アニメ、キリスト教芸術、英国のスーツデザインなど様々なテーマからインスピレーションを受けているそうですね。それは「卓矢ヱンジェル」でどのように実現されていますか?インスピレーションに基づく、一番好きなモチーフを教えてください。 やはりインスピレーションは自分の子供の頃に見たアニメや、今まで目にしてきた芸術作品が主です。それを服にする場合は、自分の着てきたスタイルが中心になります。着たこともないものは着た人の気分もわからないですから、わからないものは作っても売れません。 歌舞伎とは派手な出立ちでストリートを練り歩く江戸文化ですが、それは昔も今も変わりありません。言葉は時代と共にありますが、コンセプトは時代を超えて存在します。デザインも元はまず言葉であって、その言葉から連想する頭に浮かぶ映像を絵に描いて、その絵から服にしています。歌舞伎、サイバー、アニメ、キリスト教芸術、英国のスーツという言葉から連想する形や色は私の空想連想の世界を経て絵になって服となっています。それは見たらわかる人にはわかるはずです。 伝統的な着物と、サイバーやゴス、ロリータをミックスなさっていますが、、他に着物と合わせてみたいジャンルはありますか?または、全く違うスタイルを作りたいですか? 次の大きなテーマは自然。〜動物。昆虫。花。など神々の創造した芸術作品です。 沢田さんは、古いテーマと新しいテーマを対照的に並べていらっしゃいますが、それは日本のあり方を反映していると思いますか? 日本は明治以降、着物を捨て洋服を取り入れました。これがそもそもの大きな間違いであり、捨てずに融合させるべきであったと思ってます。今までそれをしてこなかったので、私がするべきだとやり始めました。 ファッション誌も1920年から現在までの洋服の流行りがグルグル回ってて使い古しのネタが順番に回っているだけで、そういうのもうんざりしてます。日本のファッションスタイルは縄文から奈良時代、平安、戦国、江戸、明治と様々なスタイルがありますが、どのファッション誌も奈良時代、平安、戦国には一切触れません。これは異常なことです。そのおかしなファッションの狭い視野を広げてもらうために、いろんな時代のスタイルを紹介して、その特徴を取り入れてます。 大阪のストリートファッションと東京のストリートファッションの違いは何ですか? 大阪は古着を上手く着こなす。ファッション誌に載ってなくても新しく楽しいスタイルは進んで取り入れます。しかし、東京はファッション誌に載ってからやっと新しいスタイルに手を出します。なので、最新のスタイルは大阪が先。東京は流行ってからです。 これは東京は田舎の人の集まりであって、腹の探り合いな状況や、人の入れ変わりの激しい状況にも原因があります。大阪は土着の人と人の繋がりが切れにくく、心を開いて受け入れ合う環境が気軽に新しいスタイルを取り入れて暮らせる事に繫がっていると思われます。 この先10 年、20年後を想像してみてください。「卓矢ヱンジェル」はどのようになっていくと思いますか? 20年後は私は70歳ですから、絵を描いたりデザインはできますが、縫ったり切ったり作ったりはしてないと思います。どうなってるんでしょうね。 最後にひとことお願いします。 ファッションは世相を表します。Takuya Angelはこれから来るであろう世界を考えて、そこに現れる服をデザインしています。ですから少し早いかもしれません。しかしいずれその時が来れば皆が理解できるでしょう。ありがとうございました。   @takuya.angel

最近ではビジネスを始めるときには、それが大きかろうと小さかろうと、ソーシャルメディアの重要性は圧倒的だ。アルゴリズムの問題はさておき、Instagram、Facebook、TwitterやTumblrは自分自身や製品を、顧客や他のビジネスに売り込むのに欠かせないものとなった。 ソーシャルメディアは、無料で登録し、利用することができる。つまり広告にお金がかからないのだ (Facebookに少しばかりお金を払い、リーチ数はアカウント約1000件という形で、投稿を「ターゲット層」と思われる人々に勧めてもらわない限り。とはいえ、実際はほとんど興味のないアカウントに届いているけれど…ありがとうFacebook) 。すごいでしょ。 もしビジネスをやっていなくても、ファッションや旅行、趣味、考えやアイディアの写真や画像を投稿するのが好きなら、絶好のプラットフォームだ。 部屋から出ることなく有名人になることができるなんて、誰が想像できただろう。家の心地よい環境で、写真を撮って、動画を投稿する。もし人気が十分出れば、そこからキャリアを始めることだってできるかもしれない!すごいでしょ。 キャリアのことは別としても、単に他人から評価をもらうと、いいことをしている気分になれる。もし自分の着こなしがいい感じで、それに対してたくさんの人がコメントをくれたなら、自分はいいセンスをしているのだと思える。フォロワーが増えるにつれて、「わあ、私って本当にこれが得意なんだ!」と考えるかもしれない。 さらにソーシャルメデイアは、コミュニティを作り、本来なら繋がることのできなかったであろう人たちとシェアすることを可能にしてくれた。だからこの『The COMM』というプラットフォームも実現できたのだ。共通の興味を持った人たちを、言語の壁のないひとつの場所に集める。すごいでしょ。 さて、このことが『Black Mirror (ブラック・ミラー※)』 のエピソードの背景のように思えてくる前に (もちろん違うので!)、いくつか考える材料を。 ※イギリスのダークなSFドラマシリーズ これらは全てソーシャルメディアの素晴らしい恩恵だ。しかしソーシャルメディアに何も投稿しなかったら何が起こるのだろう?有名なフレーズにあるように…もしあなたが着こなしの写真を投稿せず、オンラインでそれを見た人も存在しなかったら、あなたはそれを「着た」のだろうか? ソーシャルメディアには、ストリートファッションを街頭から切り離し、Instagram上だけの存在にした責任があると、東京にいる多くの人は言っている。ストリートファッションシーンは今も存在しているが、それはデジタル形式でのことだ。 過去号でも述べたように、流行の先駆者として認められるために、もはやストリートスナップを頼りにする必要はない。自分の写真をアップしてリアルタイムで反応を見られる今となっては。 私自身、ファッション写真を投稿するためにInstagramを利用する一人として、フォロワー数の増加や、投稿への人々の反応から、満足感を得ていることを否定はしない。 危険が生じるのは、どのような投稿がより多くの反応を得られるか、どのハッシュタグを使うべきか、何時頃にアップするべきか、といったことに気づき始めたときだ。もちろん投稿は見てもらいたい。でもそのことと、「いいね!」をもらうためにコンテンツを作り上げることには、微妙な違いがある。 例えば、『The COMM』のInstagramで、全身ピンクで、アクセサリーがいっぱいで、やりすぎな「カワイイ」ファッションは、トーンダウンした、もっと落ち着いたファッションよりも、おそらく注目を浴びるだろう。これはどちらのファッションが良いかという話ではない…全くもって!なぜなら私にとっては、どちらのファッションも紹介されるべきだからだ。全てのジャンルのストリートファッションを紹介することは、『The COMM』における私たちの信念の中核にあたる。だから私は、誠意を持って、「いいね!」を稼ごうとすることなく、投稿するようにしている。ビジネスかプライベートか、いずれにせよ、それ自体に忠実であるべきで、他人の言うことは鵜呑みにするべきではない。 ソーシャルメディアにおけるリアクションは非常に早く、そして同じように、すぐ忘れ去られてしまう。だから、少なくとも何かをオンラインで公開しているときは、人のためであるのと同様に、自分の楽しみでもあるようにしてほしい。そして、もし全てがやりすぎになりつつあるならば、そして活発なやりとりに余計に参加しているならば、そして、生活におけるあらゆる私的なことを、インターネット上の不特定多数に向けて発信することをプレッシャーに感じているときは…きっと全てのソーシャルメディアアカウントの接続を切って、オフラインの世界に再接続するときなのだろう。少なくともしばらくの間は。 個人的には、ソーシャルメディアの即時性と、実世界の悠久性とのバランスをとるように努めたい。そして、誰にわかるだろう?もしかしたら『The