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アイドル 夢☆ペディアの一日

もし、若い頃のありぃに、いつかあなたはアイドルになると言ったら、おそらく「まさか!」と言うだろう。現在、ありぃは新進気鋭のアイドルグループ、夢☆ペディアの唯一の外国人メンバーで、人々を魅了するカリスマ性とパフォーマンスをステージ上で披露している。しかし、いったいどうやって彼女はこのスポットライトの当たる衣装やダンスの世界に入ったのだろうか?

今日はパフォーマンスの日。ありぃは準備万端。でもまずは仕事。なぜなら、アイドルといえどもアイドル業以外の仕事をする必要があるからだ。アメリカのバージニア州から東京に留学したありぃは、自分が芸能界に携わる日々を送るとは想像もしていなかった。年頃になって、彼女はアイドルになるとはどういうことなのだろうかとよく考えるようになった。ありぃは歌手になりたかったが、そんなことは無理だろうと思っていた。彼女にとって、それは夢のまた夢の話なのだ!

 

 

仕事に向かうありぃは、メイド喫茶での仕事を思い出す。そこから彼女のパフォーマンスに対する情熱が高まり始めた。「わたしたちは、毎日ステージパフォーマンスをしていましたが、約1年半後、この活動を続けたい、でも、もっと大きなステージに立ってみたいと思っている自分がいました」。 数々のオーディションを受け、ありぃはついに夢☆ペディアの一員として、デビューへの切符を掴んだ。

「多くの女の子は、ここが完全な外見至上主義の
業界であることを忘れていると思います」

ショーの1時間前に到着したありぃは、直ぐにヘアメイクに取り掛かる。時間を無駄にすることなく、その日のパフォーマンスにぴったりの衣装を選んだり、身支度を整えたりと様々なことを同時にこなす。「多くの女の子は、ここが完全な外見至上主義の業界であることを忘れていると思います」とありぃは説明する。 彼女の外見が明らかに違うため、人々はいつも彼女に親切だとは限らなかった。今日、彼女は業界で数少ない外国人のアイドルの1人だが、時代は変わりつつある。 「日本に来てアイドルになりたいという女の子から、たくさんの質問を受けます」とありぃ。ありぃは彼女たちに、日本語を学び、「アーティスト」と「アイドル」のように歌うことの違いを知ることが大切だとアドバイスする。

ありぃはステージに向かう直前、ようやく髪型を決める。デビューから2ヶ月が経つが、ショーの前は未だに緊張でドキドキする。その日の曲順を記したセットリストを頭の中で復唱しながら、ウォーミングアップの発生練習と軽めのストレッチを行う。

 

 

さあ、ショータイム! グループは観客に背を向けてパフォーマンスを開始する。期待が高まる。ありぃにとって観客と向き合い、その中から馴染みのあるファン全員の顔を見るときほど、幸せな瞬間はない。パフォーマンスが彼女にやる気を与えてくれるものだとしたら、ファンと彼女の絆は彼女の高まったテンションを維持してくれるものなのだ。「アイドルのコンサートでは、ファンが『コール』(曲中の要所要所で合いの手のように入れる掛け声) をしてくれるので、興奮せずにはいられません!」

夢☆ペディアは人気のあるアイドル曲をカバーしているが、『TickTock』や『Evolution』などのオリジナル曲もある。(『Tick Tock』が彼女のお気に入り!) 最後の曲を歌い終えた後、グループは舞台裏へと向かう。物販の時間だ。 これは、終演後にファンがアイドルと直接会って話をし、サイン入りのポラロイド写真を購入するために設けられた時間だ。「皆とても親切で優しいです」と、ありぃは思い出し笑いをする。以前、あるファンが来日5周年を記念してシャンパンをプレゼントしてくれたことがある。しかし、ありぃがシャンパングラスを持っていないことに気づいた別のファンが、ペアシャンパングラスを購入し、彼女にプレゼントしてくれたのだ!

グループの現在のファン層は狭いかもしれないが、ありぃは将来の大きな夢を持っている。 「夢☆ペディアを人気グループにしたい…」彼女の夢は、甲子園アイドルや東京アイドルフェスティバルなどの主要なイベントに出演すること。しかし、それ以前にありぃにとって最も大切なことは、夢☆ペディアのファンがどれほど忠実であるかを世の中に示すことだ。テクノロジーのおかげで、ファンとのつながりを維持することがはるかに簡単になった。 「アイドルになる前はTwitchでストリーミングしていました… …とても楽しかったですね」。 最近は忙しくなったので、ストリーミングに費やしていた時間をソーシャルメディアを通じてファンとつながる時間に充てている。

 

 

仕事、パフォーマンスと長い一日を終え、ようやくありぃは家路につく。真っ直ぐベッドに向かう日もあれば、夜はまだまだこれからという日には、友達と遊びに繰り出すことも。 地元の小さなバーを訪れたり、フラフープを楽しんだりすることは、ステージ以外の彼女のお気に入りの娯楽の1つだ。

脚光を浴びる人生、スターダムへの道のりは容易ではない。ありぃの忍耐と決意が彼女を今日の成功へと導いたのだ。 ひたむきな努力、才能、そして小さな幸運。そういったことの積み重ねが、夢を現実に変えるのだ。

 

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Written by Vania, translated by Michiyo.
Images courtesy of Ari.

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