10月 2022

つけまつげ、パラパラ、ミニスカート、そしてルーズソックス。ギャルほどわかりやすい象徴的なファッションがあるサブカルチャーは、ほとんどない。しかし1人のモデルがこのファッションの限界を大きく押し広げている。ぴかりんは古き良き女学生の外見そのものから、『KERA (ケラ! ) 』のモデルとしてアニオタギャルに変身。その後、デスメタルを歌い始めた。魔界からやってきた魔界人、椎名ひかりの世界へようこそ! 引きこもりでホラー映画好きだった椎名ひかりは、2009年に雑誌『Ranzuki (ランズキ) 』で、ぴかりんとしてギャルデビューを果たした。この普通の中学生は、地味なファッションから、長い茶髪、日焼け、デニムショートパンツ、そして派手メイクの完璧なギャルに変身することに決めたのだ。彼女は急激に人気を得、2010年からは雑誌『POPTEEN (ポップティーン) 』と『EGG (エッグ)

ストリートスナップは楽しく、人を元気づけ、その上に時代を超越している。もともとSTRAIGHT UPS (ストレートアップス) と知られていたストリートスナップは、70年代の英『i-D magazine (i-Dマガジン) 』による造語で、90年代に『FRUiTS (フルーツ) 』による日本のストリートファッションの写真撮影で爆発的に人気が高まった。突然、だれもが写真を撮ってもらいたくなったのだ! 服装にだけ注目することで、自分のファッションが間違いなく永遠に記録されるのだ。現在でも、ストリートスナップは相変わらず重要であり、日常で人が何を着ているかについて見せてくれる。スナップ写真を撮ってもらいたくなっただろうか?

VOL.5第2号 「@ima.gram」 へようこそ わたしたちは「今」にフォーカスしています。まさに今ここで、ストリートファッションには何が起きているのでしょうか? 「@ima.gram」 とは何でしょう? 日本語の 「今」 とみんながお気に入りのアプリ Instagram の複合語です。『The COMM』 では21世紀におけるその存在感を考えてみました。全てが一瞬のうちに処理されることが求められている時代です。オンラインショッピングで欲しい物は最短で届くし、新しいトレンドも今すぐ着たい。最新画像なら今撮ったばかりの写真、といった感じ。実際わたしたちはアルゴリズムによる処理を待つだけなのです。 ここ数年で、日本のストリートファッションは以前にも増して広く海外に知られるようになりました。人々はSNSやネットのおかげで共通の趣味でつながることができます。これは、東京で新しいトレンドが生まれたら近いうちにロンドンでも同じ流れが起こるということです。ストリートファッション愛好家のコミュニティーはこうした通信ネットワークの機能によって飛躍的に増加しました。 ときにインターネットおよび特にTikTokは、流行の制御不能な負のスパイラルももたらします。新たなトレンドが、メインのファッショニスタによって紹介されたと思ったら翌週にもうそれは流行遅れの扱いになったりします。これには誰もついて行けません!