初めまして…
田中 ショウタです。 田中さんにとってストリートファッションとはどのようなものですか? 自由で身近な自己表現。例えばその日の気分、前日見た映画のファッション、出かける場所の雰囲気、様々な要素でその日着る服のスタイルを考える。考えている時間も楽しい。そして決まった服装がその日の気分にバッチリハマれば歩いてるだけでも気分良くなる。自分が影響を受けたもの、場所のイメージ、好きなブランド、今日の自分の気分を現す。僕にとってはその様なものです。 Image courtesy of Paris Fashion Week. 田中さんのモデルのキャリアについて教えてください。 2016年から古着屋の着用モデルをやりはじめました。そのお店のSNSを観ていたファッションデザイナーの方から、彼のブランドのファッションショーのモデルをして欲しいと連絡を頂きました。それをきっかけに、その日出会った人たちやショーの写真を見て頂いた人たちからモデルとして声を掛けて頂く事が増えていき、現在までモデルをやる事が出来ています。2020年1月にはPARIS FASHION WEEK期間にKIDILLというブランドのランウェイを歩きました。身長が高くないのであまりランウェイの経験はありませんが、モデルを続けて来たことでパリコレを歩くチャンスを得られた事がとても嬉しいです。 最後にひとことお願いします。 休日やその前日に遊びに出かける服を考える時間を作ると少し楽しみが増すし気分があがるので、普段あまり服装を気にしない人とかにもそんな時間を作ってみてほしいと思いますね。 Image courtesy
トレンドレポ: #thecommoffline
ソーシャルメディアは、全ての人にコミュニティーに参加する機会を与えている。そしてここ『The COMM』では、自分らしくあることを恐れないグループ——日本のストリートファッションコミュニティー——に情報を提供し、つながり、そしてコミュニティーを称賛するためにソーシャルメディアを活用している。今号では、デジタル時代のソーシャルメディアを探求している。そこで、わたしたちも『The COMM』独自のソーシャルメディアハッシュタグ#thecommofflineからトレンドレポを選出し、特集を組むことにした。わたしたちの最新トピックをぜひチェックしてください! Image courtesy of @legistsama.jp via Instagram. Legist Sama コスプレイヤー、デザイナー志望、モデル、ボーカリストであるLegist Sama
The Influencer
彼女はみんなのお気に入り、「Good Vibes Only」なインスタ・ガール。そのモットーにぴったり合う、色鮮やかなワードローブも持っている。ファッションは彼女にとってのすべてであり、あなたがダブルタップするより速く、彼女はスタイルを変えてしまう。流行は追うのではなく、作り出す。ハッシュタグ#morningmotivationではネオンカラーのトラックスーツ、#instadailyでは体にぴったり沿うビニールのドレス。彼女はセルフィーをいつも犬に変身できるフィルターで撮っていて、iPhoneをなくすなんて最低の悪夢! 今週のスケジュールは? 誰にも予想がつかない。フィリピンにダイビング旅行に行くかもしれないし、もしかしたら原宿へ可愛いチョーカーを買いに行くかもしれない。どんなことでも、フォロワーは待ち望んでいる。 Model: @choom.online Photo editing: @choom.online using PicsArt
Ruby Gloom
近年、インフルエンサーはデジタルマーケティングにおいて必要不可欠となった。最近では、クリエイターチームによってイメージと人格を設定されたバーチャルインフルエンサーもいる。もしあなたがLil Miquela (リル・ミケーラ) さん、葵プリズムさん、Imma (イマ) さん、そしてLiam Nikuro (リアム・ニクロ) さんのファンなら、Ruby Gloom
iGirl
半分インターネット姫で半分パステル・ゴス、こちらはiGirl (アイガール)。優しさ、可愛らしさ、謎めいた要素の完璧なブレンド。彼女はインターネット姫としてオンラインで支配的な力を持つ。ラメと「カワイイ」ピンクに覆われた彼女は、Tumblrを使って死と失恋についてエッジの効いたミームをシェアする。アニメやホログラフィックビニールのアイテムを取り入れたコーディネート、ゲーム、銀河などは彼女のフィードの定番だ。そして彼女の画像編集は、美とは何かをよくわかっていて、リブログ、リポスト、Pintrestにリピンされている。クリックして彼女をフォローしませんか? Model: @p0kemina Photographer: @p0kemina Photo editing: @choom.online using R4VE app Written by
@naomeoww
多くのファッションデザイナーの卵たちにとって、東京のファッション系の学生としてInstagramで有名になることは夢である。幸運なことに、@naomeowwとしても知られるNaomi Nikola (ナオミ・ニコラ) さんはこの夢の世界で暮らしている。 NaomiさんがInstagramを始めて数年は他の人たちと同じだった——投稿したいものを、投稿したいときに投稿していた。インターネットのある時代で育ったNaomiさんは、アヒルが自然と泳げるようになるのと同じように、デジタル空間で自分を表現することを覚えた。より自分らしいスタイルを見つけるにつれて、自分をよりクリエイティブに表現することは、彼女にとって大きな目標になっていった。「わたしは、自分の口から発する言葉より、身につけた洋服の方がはっきりと主張できます。それに、わたしが人に与えられるものがもっとたくさんあることは分かっていました。でも、こんなに人とつながることが好きになるとは思っていなかったし、人とつながることでこんなにたくさんの人にインスピレーションを与えられるなんてちっとも思っていませんでした」とNaomiさんは話した。 「赤ちゃんだからといって 必要なときに牙をむかないという わけではありません!」 調和しないコンセプト同士を組み合わせることに自然と惹きつけられたNaomiさんは、多様なファッションスタイルを自分のコーディネートに取り入れている。グランジ、ラルム系、e-girl (※)、テックウェアなどは、彼女がインスピレーションを受けたジャンルのほんの一部だ。Naomiさんは「トーンはソフトに、エッジはシャープに」と自身のスタイルを説明している。だから、この日本のストリートファッションの達人にとって、パステルのカラーパレット、辛口アイテム、そして少し影のあるロマン主義は大事な要素なのだ。巧みなスタイリングによって、淡いラベンダーとライラック色のNaomiさんのフィードは、甘さも辛さも兼ね備えている。「ソフトなトーンや素材を使うことを恐れないでください。エッジを少し足したいと思ってもいいんです…クリエイティブに発想を飛躍させて、自分のユニークさを表現してください。」 ※TikTokやTumblrで流行している、特徴的なメイクやファッションをする人たち もちろん、ソフトなトーンや素材を使うことには欠点もある——特に有名人にとっては。「精神的な問題を抱えているわたしの視点なのですが…わたしは人の目を気にしすぎて、自分を責めすぎてしまったんです」とNaomiさんは話した。ネガティブな思考に落ち込むことを避けるには、全ての人を満足させることはできないことを受け入れることだとも話してくれた。「なんでもいいので、自分らしくありましょう! 批判は、必要な場合は受け入れて、活用しちゃいましょう…自分の成功のために。」 「日本はまったく違っています…母国と比べて。」日本でファッションを勉強することを選んだ理由を聞かれたNaomiさんはそう答えた。「東京の周辺には刺激がたくさんあるし、時間の進みがずっと速いんです。」生活と学校について聞かれると、仕事重視の日本において、時間の管理を覚えることは休養や療養と同じくらい必要不可欠なことだったと打ち明けた。「自分の限界を知って、計画を立てましょう——目いっぱい楽しんだっていいんです。でもそこにも責任は持たないとね!」 フィリピン人独特の勘のおかげで、デザイナーNaomiさんの作品は群を抜いている。Naomiさんはフィリピン人のインスピレーションから生まれた、魅力的な服の選択肢が限られた中で育った。ファッションへの意識が高い彼女にとって、彼女自身が着たいと思える服をデザインすることは当然の帰結だった。フィリピニャーナのバタフライスリーブを取り入れた彼女のデザインからは、Naomiさんのフィリピン人としての誇りが感じられる。しかし、彼女は技術にはまだ改善の余地があると打ち明けた。「わたしはまだまだ勉強中です
編集長からのメッセージ
ようこそ!『The COMM』Vol.3第3号「#online」です! この20年間、わたしたちは自分たちが消費しているメディア、そしてその消費方法の変化を見てきました。紙からデジタルへ、オフラインからオンラインへ。このような変化によって、情報や人とやり取りする方法が大きく変わったことは疑いようがありません。デジタル時代が到来し、多くのソーシャルメディアプラットフォームが作られました。その意図はすべて同じ——人とつながり続けるためです。 インターネット上に多くのメッセージや写真が飛び交っているにもかかわらず、人はいまだかつてないほどの孤独を感じている、ソーシャルメディアは、実際は問題であって、解決策ではないと主張する否定的な意見の人もいるかもしれません。人々はオンラインでのふるまいに関するカルチャーを作り出してきました。それには新しい言葉や行動を作ることも含まれます。しかし、こんな疑問が湧いてきます——現実世界ではどういう意味なのだろう? 例えば、誰かをオンラインでブロックした場合、現実世界ではどういうことでしょうか? 考え直してみると、『Black Mirror (ブラック・ミラー ※) 』っぽすぎる話ですね! ※新しいテクノロジーがもたらす予期せぬ社会変化を描く英国のテレビドラマシリーズ。 一方で、情報共有の良い面はどうでしょうか? 人間はいつもコミュニティーの中で暮らしてきました。オンラインのコミュニティーだって同じです。TwitterとFacebookが現れる前、同じ興味を持つ人々が集まるインターネットコミュニティーがありました。否定しないでください! あなたも『The
Mia
令和より新しいものはない。そして、ストリートファッションにおいてMia Sakai (ミア・サカイ) さんが若いクリエイター向けに自費出版する紙媒体の雑誌『Aether (エーテル) 』より先端を行くものはない。『Aether』では世界中の数多くの才能を取り上げており、その範囲は芸術、音楽、ファッションなど幅広い。わたしたちはMiaさんと、編集長としての日常、インスピレーション、そしてもちろん、ファッションについてじっくり話を伺った。 自己紹介をお願いします! こんにちは! わたしはMia Sakaiと言います。雑誌『Aether』のフォトグラファーと編集長をしています。西ロンドン出身で、『Aether』に携わって5年半になります。 あなたは日本のストリートファッションの大ファンですよね。きっかけは何だったのですか? 12~13歳の頃、寄宿学校にいたときにMay (メイ) という女の子と同室になって、彼女がわたしにJ-POP、マンガやアニメを教えてくれたんです。嵐に夢中になって、YouTubeで動画を見ていました(笑)
Egglien
新しい年、新しいボリューム! でも『The COMM』で新しいのはこれだけじゃない。EGGLIEN CREATIONSのCharlotte (シャーロット) さんが投稿したファッションストーリーを見てください。『The COMM』のInstagramとウェブサイトを忘れずチェックし、あなたの作品を『The COMM』に載せる機会を増やしてください。 ・・・ 令和はもっとカラフルになった。アシッドグリーンのヘアやブルーの肌、カラフルな洋服など、Charlotteさんの「異色肌ギャル」のコーディネートは見逃すことがまずない! 彼女にとってファッションは、メンタルヘルスを維持するのに一番いい方法だ。個人的なスタイルを通じて創造性を表現するその大胆なファッションの組み合わせは、Charlotteさんが誰よりも目立つことを意味する。宇宙人やレインボーからインスピレーションを受けた撮影をチェックしてください。 Shop: Instagram
令和は今
『遊☆戯☆王』のようなスパイクヘア、ロマンチックな要素を持つパンクファッションのスタッズ、レッグウォーマーをハンドウォーマーに——彼らは令和のクールキッズ。彼らはなんでも自分のものにしたり、分解したりする。彼らはルールを守らない。あなたが彼らに望むような存在には決してならないだろう。なぜなら、彼らは令和世代だから。そう、令和は今。 LOOK 1: @sabrinabaycroftはROWANのドレスを着用。タイツとブーツ、手袋、ネックレスはスタイリスト私物。@takahiro0731_はLAUGH BY LAFAILLEのジャケット、ECKHAUS LATTAのトップ、MUSEDのパンツを着用。ブーツとネックレス、イヤリング、リングはスタイリスト私物。LOOK 2: @sabrinabaycroftはHELENAMANZANOのジャケットとLUREのドレスを着用。トップスとブーツはスタイリスト私物。@takahiro0731_は、LUREのドレス、HENRIK VIBSKOVのアンダードレスを着用。HELENAMANZANOのトップ、LINDERのスカーフ、ネックレス、靴はスタイリスト私物。 Models: @sabrinabaycroft