4月 2020

Kimono Sheila (キモノ・シーラ) として知られるSheila Cliffe (シーラ・クリフ) さんは、東京を拠点とする世界的に有名な着物スタイリスト、作家、そして研究家だ。着物の着付けの資格と、教育の資格を取得した最初の外国人の1人であるKimono Sheilaは、毎日着物を着て、世界中で着物についての講義を行っている。2017年、Sheilaさんは『The Social Life

戦後の困難な時代であったにもかかわらず、昭和時代後半にあたる1950年代から1970年代の日本は繁栄と幸福に包まれていた。この時代が日本の黄金時代と呼ばれるのも当然だ。昭和時代を体験してみたいなら、以下に紹介するレトロスタイルのおでかけスポットにとっておきのリバイバルコーディネートを着て行き、ヒッピーなファッショニスタになろう!   Image courtesy of Shigenobu Matsuzawa via Gurunavi. デンキヤホール デンキヤホールはタイムワープしたような気分を味わうのにぴったりの場所だ。昭和時代の遺物や思い出の品があふれるこのカフェは、開店から100年以上経っている。デンキヤホールの1950年代の装飾からはノスタルジーが醸し出されていて、当時の日本で人気だった定番メニュー——意外かもしれないが、ナポリタンスパゲッティとメロンクリームソーダだ——を楽しみながらInstagramの写真を撮るのに最適だ! Website   Image courtesy of Goin’

ピアスやイラストのアートプリントの販売から『London Fashion Week (ロンドンファッションウェーク) 』のモデル、LAZY OAF (レイジーオーフ) との仕事まで、Elizabeth Whibley (エリザベス・ウィブリー)

戦後の苦難から、繁栄のバブル経済まで、昭和時代は相反するものが生じた時代だった。ファッションは質素で実用的な服から、今やその時代を代表する大胆で鮮やかな配色のものへと進化した。はっとするほど魅力的な昭和ガールズ・せいらとさくらをフィルム写真で紹介する。二人とも古着の愛好家でRRR (アール) のショップスタッフだ。 色鮮やかなコーディネートに、おやすみクラブ——中野を拠点とし、大胆なグラフィックデザインの洋服やアクセサリー、手作りのぬいぐるみなどを扱うショップ——のバッグを合わせ、二人は古き良き時代を回顧する。     Location: @oyasumiclub Models: @24seira24 @sakura__ra_ra Photographer: @choom.online Assistance and BTS

インターネットを使ったことがある人なら、"Kawaii" (「カワイイ」) を知っているだろう。そして、おそらく多くの人は「"Kawaii"と言えば?」と聞かれたら、「ハローキティ」と答えるのではないだろうか。 "Kawaii" はただの形容詞ではなく、単なるスタイル以上のものだ。歴史の一部、政治的な声明、人生のあり方である。前田富祺氏監修の『日本語源大辞典』によると、可愛いの語源は顔を赤らめるを意味する「顔映ゆし (かほはゆし) 」が転じて「かわはゆし」で、恥ずかしがる様を表していた。根本的には、英語のcuteと同じ意味の語源を持っているのだ。だったら、どうして「cute」では物足りなく感じるのだろうか? どうして、日本語の「カワイイ」に込められた膨大な含意——パステルカラー、リボン、擬人化されたもの——を伝えることができないのだろうか? 答えを見つけるには、日本の歴史を掘り下げる必要がある。「カワイイ」というコンセプトは特定の時代に帰属しないが、その種は第二次世界大戦後に蒔かれたことがわかる。文化学園大学の講師Toby Slade (トビー・スレード) 氏は「Introducing

ようこそ! 『The COMM』Vol.3第2号「リバイバル」です! 時には、前に進むために過去に目を向ける必要があります。ファッションは一定の周期で繰り返すと言われています。Y2Kやe-boyとe-girl (※1) のような現在のトレンドの多くは、過去のトレンドを余り手を加えずに取り入れたものです。もしそれが本当なら、もう着なくなった昔の服を全部寄付するのは少し待ってください。近い将来、きっとまた着る機会があるかもしれません。 今号では、歴史上の各時代を通じて、日本のストリートファッションのベストスタイルを紹介していきます。それぞれの時代で、独自のスタイルが確立されています。懐かしさや愛おしさを感じるものもあれば、「なぜこんなものが??」と思うものもあるでしょう。ですから、それぞれの時代を探求していくことで、あなたが忘れていたスタイルや、存在すら知らなかったスタイルを発見できるかもしれません! PART ONEは、63年間という日本で最も長い時代、「昭和」から始まります。昭和のファッションは、戦後、劇的に変化し、そのスタイルは10年ごとに大きく様変わりしてきました。ロカビリーからMODファッショニスタまで、スタイルのインスピレーションの流れが滞ることはなかったのです。西洋のトレンドに加え、1920年代の銘仙ブームから1970年代の山口小夜子スタイルに至るまで、着物ファッションも長年人気を維持していました。『The COMM』は、日本古来の芸術を再構築するアイコニックなアーティストや、文化遺産をデザインに取り入れる若いデザイナーからインスピレーションを得ています。 PART TWOは、おそらくほとんどの人にとって馴染みのある時代、「平成」です! 平成は、特に原宿と渋谷でサブカルファッションが大流行しました。週末には大勢の人々が街に繰り出し、ハンドメイドの最新作を披露しました。ファッションの流行は、ファッション業界によって決められるのではなく、路上で生まれたのです。デコラ、ギャル、フェアリー系、ロリータなどのよく知られているスタイルは、FRUiTS、KERA等の雑誌で特集されました。もちろん、これらのスタイルは完全に消えたわけでありません。渋谷に行けば、ギャルの一人や二人は見かけるでしょうし、ロンドンではロリータティーパーティーが楽しめます。 最後のPART THREEは、現代、「令和」です!