Hyper Japan 2019
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Tokyo Love Hotels Vol. 11
そう、カップルが夜にコソコソと隠れて入って行くようなホテルのこと。ではなく——東京で超オススメのイベントについて紹介しよう! TOKYO LOVE HOTELS (東京ラブホテルズ) は、東京にいるクリエィティブな若者が、音楽やファッション、アートを通じて自分を表現する場として、毎月スペースを開放している。今月のテーマはハロウィン。わたしたちは仮装でバッチリキメて、この東京で最もホットなパーティーに参加した! その夜のDJのラインナップは、Dat Smoody (ダット・スム―ディ)、Samantha Mariko (サマンサ麻里子)、
SANTIAGO ARTEMIS 東京ショーケース
アルゼンチンのデザイナー、Santiago Artemis (サンティアゴ・アルテミス) は最近、東京のアルゼンチン大使館で最新の作品を展示した。今年初めに行ったインタビューでは、自信に満ちた大胆なデザイナーであるSantiagoさんは「東京でコレクションを展示したいと思います」と語った。その夢が早くも叶ったようだ。今回のコレクションは、彼の主なインスピレーションの1つ、カルトメロドラマ『Dynasty (ダイナスティ) 』の二大富豪間の確執と80年代のファッションのストーリーを、形を変えて物語ったものだった。肩は大きく力強く、ドレスのトレーンは長い。そしてもちろん、スパンコール! スパンコール生地ほどドラマチックな生地はないでしょ?——Santiagoさんは「ドラマ」のために生きる。タータンチェックのドレスとハイヒールブーツで背筋を伸ばして立つ彼は、まるでプロのようにモデルたちとポーズをとった。Santiago Artemisさんは注目すべき新進デザイナーだ。今後のNetflixドキュメンタリー『No Time for
IKUMI SS20 東京コレクション
IKUMI (イクミ) のSS2020 東京コレクション会場であるSPACE ODD (スペースオッド) に足を踏み入れても、これから何が起こるか、ほとんど見当がつかなかった。2人の不気味な女性の写真と、「幽霊」というこのコレクションのテーマ。これらが載ったチラシが唯一の手掛かりだった。しかしながら思い返してみると、この手掛かりはこれから起こることを明示していたのだろう。 わたしたちは紫外線ライトに照らされた、学校のロッカーでつくられた迷路を通り抜け、イベントスペースに向かった。いくつかのロッカー内にはぬいぐるみが置かれ、天井からは手足の欠けた人形がぶら下げられていた。そして地下へ向かう通路では子どもの叫び声が聞こえた。会場すべてが不気味で、このショーに最適な雰囲気がつくられていた。 KOM-I (コムアイ) による妖しいパフォーマンスでショーが始まり、モデルたちは幽霊が憑いているかのようにゆっくりとランウェイを進んだ。コレクションはオールブラックとオールホワイトのピースに二分され、同じデザインの服がそれぞれの色で登場した。モデルのピアスと同様に服もリングで装飾され、シルバーをアクセントとしていた。スケルトン柄とスリップドレスがこのコレクションの主要なモチーフだ。ショーをハロウィンをテーマにしたイベントだと思う人は少なくないだろう。もちろん、不気味ではあったが、ハロウィンイベントではない。実はこのショーはIKUMIの美学を表現したのだ。よりゴシックなエッジを効かせたい人が着やすく、簡単にコーディネートできるスタイルばかりだった。 Instagram Website Written by
楽天ファッションウィーク東京: GLOBAL FASHION COLLECTIVE
バンクーバーファッションウィークでデビューを果たした「GLOBAL FASHION COLLECTIVE (グローバルファッションコレクティブ) 」は、多様性に溢れる開かれたファッション界を目指し、世界中のファッション都市で、他では見られないファッションショーを企画するプラットフォームだ。 東京ファッションウィーク2020年春夏では、新進の6ブランドが1つのショーで紹介された。ラインナップは、Haus Zuk (ハウス・ズック)、Ryan Li (ライアン・リー)、Morph8ne (モルフィン)、GAIROJU
楽天ファッションウィーク東京: CHILDREN OF THE DISCORDANCE
今年のメンズウェアコレクションのテーマは「当惑」だった。大量の調和しないプリント、絞り染め模様、迷彩柄、ペイズリーやストライプ。このエキセントリックな組み合わせはたくさんの驚きをもたらすために作られたのだ! しかし、これだけでは終わらない——CHILDREN OF THE DISCORDANCE (チルドレン・オブ・ザ・ディスコーダンス) はテクスチャーにも遊びを加えた。びりびりのデニムと裾のほつれた服に、ごつごつ、ずっしりしたチェーンネックレスを組み合わせたのだ。コレクション全体を通して、シンプルなシルエットと、無秩序なモチーフで彩られた流行中のピースのコンビネーションが披露された。「不調和 (DISCORDANCE)」——ブランド名を実践したのだ。 Written by Choom,
楽天ファッションウィーク東京: 松井 信之
ステージは美しく感動的な装飾が施されていた。ショーの前日、松井のインスタレーション「水鏡」が公開された。ガラスのインスタレーションは水滴のような形をしていて、天井からぶら下がっていた。でも、この水滴は想像するようなデリケートで小さなものではない。風が吹くとウィンドチャイムのような音を奏でる。床の上の服は手縫いされているところだった。わたしはそれをショーの一部だと思って遠くから見ていたのだが、すぐに近くで服が縫い合わされていくのを観るよう促された。 翌日がファッションショーの当日だった。会場が小さかったため、観客はショーを間近に見ることができた。ランウェイは青やインディゴに染められた布の海に囲まれた白いシャツだった。モデルたちの髪はあたかも雨に降られたかのように濡れていた。ショーピースは流線的で実用的だ。雨を模して、アイテムの裾はアシンメトリーで丸いものが多かった。服の機能性は、釣り人のようなシルエットのシンプルなフィッシングベストとウェーダーを見れば伝わるだろう。 Written by Choom, translated by Sachi. Images courtesy of Choom. Click here
2019 TOKYO新人デザイナーファッション大賞
「TOKYO新人デザイナーファッション大賞」は、学生や若手デザイナーの間で最も有名なファッション賞の1つだ。2020年春夏コレクションのジョイントファッションショーが渋谷ヒカリエで開催され、大成功を収めた! 応募者は、アマチュアとプロの2つのグループに分けられた。アマチュア部門では、技術的なスキルと最高品質の生地をどのように取り扱うのかが披露され、記憶に残るアバンギャルドな作品が多く生み出された。この部門のコレクションでは、大胆にひだを使うことで曲線を描くシルエットの演出を試みたドレスや、90年代のClub Kids (クラブ キッズ) を連想させるフェイスマスクが注目を集めた。プロ部門では、それぞれのコレクションのコンセプトが明確に表現されたウェアラブルなアイテムが多かった。この部門では、ウエストまであるロングラインのトップスや、フォーマルなジャケットスタイルだがカジュアルにも着られるアイテムがトレンドとして目立った。 Written by Choom, translated by
楽天ファッションウィーク東京: RAINMAKER
RAINMAKER (レインメーカー) のショーには細部までこだわったエレガントなシルエットと色味を抑えたピースが揃った。わたしの目を惹いたのは足首まであるギリーブローグシューズとスモーキーな花柄のシャツだ。レインメーカーはシャツをタートルネックやベストにレイヤードしたり、プリントや差し色で控えめなアクセントを加えたりすることで、カジュアルなドレスシャツのトレンドを1歩押し進めた。このコレクションの強みは、朝から夜、カジュアルからフォーマルまで着回せることだ。 Written by Choom, translated by Sachi. Images courtesy of
楽天ファッションウィーク東京: Bodysong
楽天が冠スポンサーとなり、渋谷ヒカリエと表参道ヒルズで開催された、今シーズンの東京ファッションウィーク (Rakuten Fashion Week TOKYO) では、日本のファッションシーンにおける有望なデザイナーたちが招かれました。今回のファッションウィークのランウェイのハイライトをレポートするチュームと落ち合いましょう。 わたしのファッションウィークは、ストリートウェアのブランドBODYSONG (ボディソング) の最新コレクションから始まった。ショーは「ずっと真夜中でいいのに。」という音楽ユニットのライブで開幕し、ストリートファッションの新たな解釈という雰囲気を醸し出した。チェーンの付いたバケットハット、ビニールのフード付きジレ、ロゴで覆われたデニムなど、忘れがたいアイテムによるルックスは、90年代風の強いインパクトを与えた。モデルたちは、このコレクションのように、大胆不敵にランウェイへと踏み出した。BODYSONGは、大きめの肩幅やレイヤリング、グラフィックプリントなどの主要なモチーフを使い、今までの服装構成とジェンのダールールを無視している。 Written by Choom,