7月 2019

ようこそ! 『The COMM』Vol. 2 第4号「PiNK!」です! 日本のストリートファッションについて考えてみてください。では、原宿のことを考えてみましょう。何が思い浮かびますか? やりすぎなファッションに身を包んだ10代の若者たちでしょうか? 最新のトレンドに溢れた竹下通りに立ち並ぶショップ? しかし最も多いのは…おそらくピンク色でしょう! 90年代に世界の舞台でのデビューを果たして以来、原宿にはかわいくて女性らしいイメージがあります。しかし、「カワイイ」ファッションと、そのピンクとの関係性はどのように変わってきたでしょうか? 原宿を頻繁に訪れるファッショニスタは、今も全身ピンク色なのでしょうか。 『The COMM』で日本のストリートファッションについて語るとき、「原宿ファッション」という用語は使いません。ピンクのステレオタイプ的イメージを想起させるからです。「ふわふわ、女性らしい、かわいい」、そしてたいてい日本の10代の女の子が着るもの、というイメージです。確かに、ストリートファッションを愛する人々のなかには、頭からつま先までピンク色のコーディネートを着る人も多くいます。しかしストリートファッションには様々なスタイルが含まれていて、わたしたちはそれらを表現したいのです。今号では、一般的にイメージされる「原宿」という概念を分析し、アップデートしたいと思います。 わたしたちは今号を2つの部分に分けました。「トラディショナル・ピンク」と「オルタナティブ・ピンク」です。 「トラディショナル・ピンク」では、皆さんにも馴染み深いであろうピンクのイメージを楽しみます。注目するのはピンクのファッショニスタ——つまり、皆さんご存知かつ大好きな「カワイイ」、の感覚でピンクをワードローブに取り入れている人たち。また、ピンクを世に送り出す人々にも注目します——つまり、ピンクをブランドの美学として取り入れているショップです。アイテムを販売するだけでなく、ショップのインテリアによっても、ピンクをレベルアップ。ピンク、ピンク、もっとピンク——そう、これまでわたしたちが愛してきたように! 「オルタナティブ・ピンク」は、「トラディショナル・ピンク」とは対照的です。少し違ったアプローチをとるコミュニティメンバーを紹介します。「原宿ファッション」の典型的なイメージとは異なる解釈の可能性を探る撮影もあります。 多くのインフルエンサーは、コミュニティーが見せるファッションの多様性を世界に紹介するために、異なる解釈に取り組んできました。「ピンク」の様々な解釈を紹介し、誰も見たことがないような「ネオ原宿ガール」を提示したいと思います。かつての「原宿ガール

あでぃくしょん 高田馬場 2003年頃に戻ってその時代の東京を覗いてみたい? それなら高田馬場駅の近くにある:あでくしょんを探してみて。ここはごちゃごちゃで、とってもかわいいもので埋め尽くされている! 飲み物から装飾まで全てがかわいい。でもちゃんと工夫されていて、店内はまるで1つの巨大な貼り絵のよう! 床からカウンタートップ、棚に至るまで全てにかわいいステッカーや動物のぬいぐるみ、雑誌の切り抜きなどその他いろいろなものが混在している。つまり、かわいいものならここで見つかっちゃうのだ! でも、あでくしょんは、あなたのいきつけの典型的な原宿かわいいスポットとは真逆だ。ボンテージコスチュームを着たマネキンや大人のおもちゃでできたトイレのシャンデリアなど細部にわたり甘さにエッジが加えられている。このコンセプトはドリンクメニューにおいても例外ではない。かわいいミキサーで作ったドリンク (ストロベリーミルク、どなたか如何?) はもちろん、普通のドリンクメニューもあるが、スズメバチ、ヘビ、サソリを漬け込んだ風変りなリキュールも提供している。あでくしょんは驚くことだらけ。ぜひ自分の目で確かめてみて! Instagram Website カワイイモンスターカフェ 原宿 観光客に大人気のスポット、カワイイモンスターズカフェに一歩足を踏み込れたら、まるでかわいい世界に迷い込んだような錯覚に陥るだろう! 原宿にあるこの店は、最新の「カワイイ」ファッションのために1日中ショッピングをした後に立ち寄るにはぴったりの場所。でも騙されないで。ここは普通のカフェじゃない。店内はネオンの装飾で派手に飾られ、客はそれぞれ独自のテーマを持つ4つの異なるゾーンの席に座る。テーマは、サイケデリックフォレストからネオンアニマルの頭でいっぱいのメリーゴーランドに至るまでさまざま。昼間も確かにエキセントリックな空気で満ち溢れてるけど、バーレスクショーが行われる空間へと変化し、もっと刺激的な体験ができる夜が断然おすすめ!

レインボーとユニコーンの「カワイイ」王国からやって来た、モデルかつインフルエンサーであるSeannyboy808 (ショーニーボーイ808) さんは、カラー、質感、ジェンダーで遊ぶ。彼の素晴らしいピンクヘアを見た? リアルサンリオ男子、Seannyboy808さんは、常に自分のハローキティファッションをコミュニティーに配信している。彼はサンリオのブランド大使でもあるのだ。Instagramアカウントを見てみてください! または、このサイトにとどまって上のギャラリーで彼の写真をチェックしてください。今号はピンクを取り上げているので、Seannyboy808さんはテーマにぴったり!   Model: @seannyboy808 Photographer: @kirseancarabeo Instagram   Written by Anna, translated

Ebony (エボニー) さんは、『The COMM』が披露することを目指している、ユニークでクリエイティブな日本のストリートスタイルのファッショニスタの完璧な例だろう。ニューヨークから来て、東京在住のEbonyさんは、ニューヨークのクールさと東京の「カワイイ」をあわせ持っている。マイメロディやそのライバルのクロミのように、Ebonyさんはピンクだけでなくパンクだ。 今号では、特にピンク色のファッションに夢中になっている。サンリオピューロランドの大使として、彼女は最もかわいいフロックを着て、一番愛らしいぬいぐるみのアクセサリーを組み合わせている。Ebonyさんは、特に大好きなハローキティの親友であるマイメロディを、その「カワイイ」ルックスで表現しているようだ。EbonyさんのInstagramでは、東京で食事したりたむろしたりするのに、最も「カワイイ」(そして最もピンクな! )場所を紹介している。その通り——Ebonyさんのポストするものは食べ物でさえ、気が遠くなるほどかわいい。彼女は見た目でも中身でも「カワイイ」。いくら見ていても飽きないし、もっともっと彼女を知りたい。   自己紹介をお願いします! こんにちは、Ebonyです! 時々不気味で、時々ガーリー、そしていつもプリンセスです?ニューヨークから来ましたが、今は東京でエンターテイメントの仕事をしています。 あなたにとってピンク色とはどういうものですか? ピンクはわたしにとって、女の子らしさのパワーの元です。わたしは子どものころ、女の子らしいものに興味を持つことを恥ずかしいと思って育ちました。自分のような見た目の子が、柔らかく、ガーリーであってはいけないという社会的圧力のようなものを感じからです。日本に来たことで、わたしの中の女の子らしさを抱き、探求するチャンスをもらい、ようやく自分がピンクが大好きであることに気がついたのです! 特に、もっとパステルで、ライトなピンクが。 将来の目標は何ですか? わたしは世界中のガーリーでスウィートなものが好きな人たちに、サイズや性別、国籍などを問わずに着てもらえるファッションをプロデュースしたいです。 マイメロディはあなたにとってどんな存在ですか? マイメロディはわたしのコミカライズ版です(笑) 彼女は他人に優しく、甘いものを食べるのが大好きで、そして、ピンクを愛しています。うさぎはわたしの好きな動物の一つなので、彼女は文字通りわたしの目には完璧です。 これから「カワイイ」ファッションに興味がある方に、何かアドバイスはありますか? 新しいことを試してみることを恐れないでください! 新しいものを試したり、交ぜたり、古着屋に行ってみたり、お友達に洋服を借りてみたり、雑誌やブログから学んでみたり——かわいいものについての情報や、かわいいものを探せる場所は、オンライン上にあふれるほどあります。もし、外に着ていくのが怖いと思うのであれば、家の中で着て練習してみてください。鏡の前であなた自身が心から「カワイイ」! と思えるまで、ポージングをとってください。そうやって自信をもって外で着られるようになったら、他の人が何を言おうと、もう関係ありません。 ピンク色のファッションマストハブ・アイテムを5つ教えてください。 ピンクのバッグ ピンクの携帯ケース ピンクのヘアアクセサリー

典型的な原宿系コーディネートを探しているならば、SUZUNE (すずね) とAYANE (あやね)をチェックすれば充分! 鮮やかな色と、ありとあらゆる「カワイイ」ファッショングッズが炸裂するのを目の当たりにすることになる。彼女たちのファッションはとにかくカラフルでガーリーで、お互いリンクしたのコーディネートをよく着ている! レインボーカラーのお出かけスポット、おもちゃ、そしてそのファッションの楽しくて明るい雰囲気を形にしたかのような食べ物――SUZUNEとAYANEのInstagramは、夢でしか見ることができないような色合いだ。ギャラリーにある撮影をチェックして、あなたの意見を聞かせて!   自己紹介をお願いします。 SUZUNEです!文化服装学院に通ってます❤️ 18歳です? AYANEです!日本美容専門学校に通ってます❤️ 18歳です? あなたたちにとってピンク色とはどういうものですか? すずね: 私の体の一部とも言えるなくてはならない大好きな色です? あやね: 昔から変わらず大好きな色で気分を上げてくれる色です?     誰からファッションのインスピレーションを得ますか? S: 自分の憧れのJENNY FAX

コーディネートにもっとピンクを取り入れようとしているけれど、まだ全身をピンクにする勇気はない? それなら、気分が上がるアクセサリーから始めよう! わたしは頭からつま先までピンク一色にするのがずっと大好きだけど、ほんの少しのピンクであなたのコーディネートが次のステップに進めることもある。わたしがこの撮影でしていることをマネしてもいい―たとえば、いくつもピンクのアクセサリーを重ねて、いろいろな色合いや風合いのピンクを取り入れるとか。 わたしからのヒントを下に書くけど、実験することは忘れないで! そうしなきゃあなたのスタイルにぴったりのアクセサリーは見つけられないから。   アウター この写真では、BRANDY MELVILLE (ブランディ・メルビル) のピンクのデニム ジャケットを着た。このパステル カラーが他のピンクを引き立てるのが素敵。このジャケットを着ると上品で控えめなピンクを少し足せるけど、定番のデニムジャケットのシルエットなので簡単に何とでも合わせられるところが大好き。こうやって着れば、ストリートウェアをよりガーリーにしたり、ハイレベルなピンクコーディネートに繊細な仕上げを施したりもできる。 ヘアアクセサリー ヘアアクセサリーはコーディネートに色を加える、一番簡単で安い方法だよね。KITSCH (キッチュ)

かーりーさんは今までのファッションのルールには従わない。虹にはあらゆる色が含まれているかもしれないが、かーりーさんにとっては一色しかない―ピンクだ。基本のルールには、かーりーさんも仕方なく従うことにしている。外出する前に、鏡を見てピンクの物を1つ、2つ

下北沢は、旅行者にはファッション街としてあまり知られていないが、ヴィンテージショップでいっぱいの場所なので、ファッション愛好家が押しかけている。駅のどの出口から出ても大丈夫。何か新しい発見が待っているよ! 下北沢では、高円寺や中野とは違って、ビルの上階や脇道にあるショップを一生懸命探さなくてもよい。ほとんどは見つけやすい場所にある。だから、下北沢の方が落ち着いてショッピングできる。服を探したいのに、ショップが見つからなくてまごまごしているなんて最悪! 下北沢のショップオーナー達は、狭い空間を生かしている。古いガレージからトレーラーハウスまで何でも使って、アイテムを売るための店舗を作っているのだ。その空間は、オーナーが自ら選んだヴィンテージアイテムでいっぱいだ。もちろん、オーナー自身もお店の美学を体現している。 下北沢は全体的に、レトロで奔放な雰囲気がある。衣類は安くて、雰囲気は落ち着いている。圧倒的な数のショップがあるのに、とても穏やかだ。カフェやレコードショップにふらっと入り、ノスタルジックな雰囲気を楽しむことができる。 このエリアが東京の若い人に人気があるのもうなずける。安くて、どこへ行っても楽しめるものがある。 【アドバイス】旅行者に知られていない場所でカジュアルにショッピングしたい日は、下北沢に行ってみてください。  

原宿と言えば、 鮮やかな色やとにかく派手なアクセサリー、プラットフォームシューズなど。うん、ちゃみさんはぴったりマッチしている…いや、ぴったりではない。ちゃみさんのファッションは、ほかの人とは違っていて人目を引く。それは「原宿」や「色彩」から連想されるファッションだが、ちゃみさんには独自のやり方がある!現在のトレンドは、落ち着いた色使い、シンプルなシルエットに向かっているようだが、ちゃみさんはやりたいことをやる。ちゃみさんのコーディネートは、彼女の社交的で楽しい性格にぴったり!原宿ファッションウォークに参加しているから、東京に行けば、彼女に出会えるかもしれない!   どうやって大学とファッションとのバランスをとりますか? 大学とファッションのバランスは考えたことはないです。やりたいことをやりたい時に好きにやってるって感じです。 ちゃみさんはご自身のファッションをどのように言い表しますか?ファッションのインスピレーションを何から得ていますか?また、ストリートファッションにおいて、一番楽しいことは何ですか? 私のファッションは、特にどこに分類されるかよくわからないですね。自分が着たいと思ったものを着て楽しんでるだけです。色んなファッションの人がいて、互いにいいねって言い合える感じが原宿にあって、ストリートファッションの好きなところです。枠にとらわれない自由なファッションを楽しむだけです。 コーディネートの決め手は何ですか? コーディネートは、朝起きてその日の気分で決めています。メイクも気分でしているので、なんとなく直感ですね。 将来の目標や夢は何ですか? 将来の夢は、デザイナーです。今、美大に通っていて、デザインの勉強をしています。ファッションや写真、メイクなどに関われたらいいなー。 ファッション以外での、趣味は何ですか? 写真を撮ることが好きです。もともとカメラに興味があって一眼レフを買って、主に動物を撮っています。インスタには載せませんが、ツイッターには撮った写真も載せてるので良かったら見てくださいな。 最後にひとことお願いします。 「Kawaiiは終わらない。これをモットーに私はこれからも生きていきます。」   @chami8725