3月 2019

『THE CASUAL (ザ・カジュアル) 』でカジュアルに。『THE CASUAL』とは、東京発信の国際的なストリートファッションとカルチャーの世界に浸れる「ソーシャル・エンターテイメントのハイブリッド」のことだ。 「ソーシャル・エンターテイメント」って何?と思うだろう。そう来るだろうと思っていた。だって、きっとわたしたち自身も同じように尋ねただろうから。 そこで「ソーシャル・エンターテイメント」について少し調べてみた。 「ソーシャル・エンターテイメント・ハイブリッド」とは、ソーシャルメディアにライフスタイルやカルチャーを融合して、より魅力的なオンライン上での体験を提供すること。 『THE CASUAL』を作り出した Reggie Casual (レジー・カジュアル) は、彼のYouTubeチャンネルの視聴者に、ストリートファッションに対する全く新しい視点を提案している。その先にあるのは、ストリートファッションとカルチャーの幅広く世界的なコミュニティや、表現の自由の発展だ。 配信内容は多岐に渡っており、ストリートファッションの歴史から、日本人デザイナー藤原ヒロシが手がける「The

厳選されたヴィンテージアイテムで有名な、裏原にあるお店「BANNY (バニー)」をチェックしてみてください。 LAカジュアルやアメリカーナグランジ、そして時にはファーコートなど、アイテムを見る目は確か。過去のトレンドから選ぶことによって、BANNYは現在のトレンドを掴む。オーナーのまいなさんに、クールなコーディネートや輝くグリル (歯のアクセサリー)、また「BANNY」での経験について聞いた。   Location: Banny @banny_store Model: @mainaiimura Photographer: @misa_kusakabe Direction, BTS photography: @anna.boat.prem,

ストリートウェアは、最近ファッション界でいっそう人気が出てきている。カジュアルで日常的なファッションと見られていたが、ハイファッションに登場するまでに進化した。今やストリートウェアは、最も人気のあるスタイルの1つだが、用語そのものはわかりにくい。ストリートウェアの分類に入るファッションは様々で、それに関連するサブジャンルも色々ある。 ストリートウェアは国によっても異なる――東京のコーディネートは、ロンドンやニューヨークなどで見られるものとは大きく異なるのだ。しかしここでは、わかりやすくするために、主なストリートウェアの種類と、その特徴やアイテム、ブランドなどに分類した。「スケート」、「テックウェア」、「ハイファッション (HYPEBEASTとも言う) 」だ。しかしながら、 ストリートウェアの種類は多様なので、ぜひたくさんのインスピレーションを得るために、ぜひデザイナー名、または都市名で調べてみてほしい。   スケートファッション その名の通り、世界中のスケーターのカルチャーによって普及した。スケートカルチャーが生まれたカリフォルニアに、このファッションはその端緒を発する。スケートボードは、当初は、波のない期間に何か他のことをやろうとしたサーファーによって作られたという。だからスケートスタイルは、もともとはアメリカのサーファーファッションから大きく影響を受けている――グラフィックデザインのTシャツやベースボールキャップ、短パンに注目した、カジュアルでリラックスしたコーディネートだ。 それからファッションが進化しても、このスタイルの基本的な信条とカジュアル感は変わらなかった。一番オリジナルに近いのは、夏のスケートファッション――グラフィックTシャツとベースボールキャップ、ワイドレッグショーツ、そしてVANS (ヴァンズ) という典型的なスケートスニーカーが、主なコーディネートだ。冬もコーディネートはカジュアルだが、パーカーやゆったりとしたカーゴパンツ、フランネル、ビーニーを合わせる。気候にかかわらず、カリフォルニアの夏のリラックスした精神を体現する、落ち着いた個人的なコーディネートが、このファッションの目標とするものだ。 通常、スケートスタイルはグラフィックTシャツやスローガンの書かれたキャップなどを通じてユーモアを取り入れたり、ポップカルチャーに言及したりする。カジュアルな態度で、楽しく遊ぶことが重要なのだ。そして、これによってファッションは面白くて個性的になる。簡単で頼りになるおすすめのコーディネートは、お気に入りのバンドやテレビ番組、またはクールなロゴが入ったTシャツ、DICKIES (ディキーズ) のズボン、ベースボールキャップ、VANSのスニーカーだ。 おわかりのように、間違いなく、スケートファッションの同義語と言えるブランドが存在する。わたしの心にまず浮かぶ2つは、VANSとDICKIESだ。他のブランドとしては、CARHATT (カーハート) やSTUSSY

亡きTupac Shakur (トゥパック・シャクール) はバンダナを。TLCは大きめのボトムスからTOMMY HILFIGER (トミーヒルフィガー) のボクサーパンツを覗かせたり、コンドームをちりばめたオーバーオールを着てみたり。アイコン的存在のLil’ Kim (リル・キム) は、頭の先からつま先まで真っ赤な服で——赤い髪、赤いファーコート、赤いファーのビキニ——『Crush

コーディネートの仕上げに、素敵な帽子よりもいいものなんてあるだろうか。 ストリートウェアとなると、選択肢はキリがない。ビーニー好きや、バケットハットマニア、ストラップバックキャップやスナップバックキャップに夢中、あるいは単純にハットが大好き――あなたがどれであろうと、必ず気に入る帽子が登場するはずだ。   Model: @kisara_washington Photographer: @kotetsunakazato Direction, styling, BTS photography: @anna.boat.prem @choom.online

ようこそ! 『The COMM』Vol. 2 第2号です! わたしたちは日本のストリートファッションシーンに存在する、他のスタイルにも手を広げてみようと考えていました。『The COMM』が普段特集しているファッションの対極にあるのがストリートウェア。だから今号は、このファッションで試していきます。 定番のブランドは、OFF-WHITE (オフワイト) やUNDERCOVER (アンダーカバー)、WTAPS (ダブルタップス)

『THE CASUAL (サ・カジュアル) 』は、日本のストリートファッションをテーマとする頼れるYouTubeチャンネルだ。そのカルチャーや、究極のショッピングガイド、ストリートファッションブランドの最新情報に関する動画を毎週配信している。 Reggie Casual (レジー・カジュアル) のチャンネルを観たら、ストリートファッションの世界をいっそう深く探求したくなるだろう。以下に紹介するのは、ストリートファッションカルチャーの世界への導入となるような、インフルエンサーやYoutuberたちだ。   1. 「Frugal Aesthetic」 | Youtuber

アルゼンチンのデザイナー、Santiago Artemis (サンティアゴ・アルテミス) のことを語るとき、“大胆で自信に満ちた”という言葉がまず思い浮かぶ。 ある暑い昼下がりの渋谷、駆け足で東京を旅行する彼に、短時間でも会ってスナップ写真を撮ることができたのは運がよかった。彼がデザイナーだということはすぐに分かる――スタイリングに非の打ち所がないどころか、服がぴったりと合っているのだ。「かなり自然だったと思っている」というのが、どのようにファッションデザインの世界に入ったのか尋ねたときの答えだ。「のっけからファッションや衣服、女の子、セーラームーンやジェム (※) といった意志の強い女性に、ハマってたんだ」。 ※1985年から1988年まで放送されたアメリカのアニメシリーズ『Jem and the Holograms (ジェム・アンド・ザ・ホログラムス)

チューム 『The COMM』の記事を書くのに、自分がどれだけ時間を費やしているかを考えると笑えてきます。でも、少しでも個人的な何かを書くとなると、困り果ててしまうんです。だから、これはちょっとした挑戦! 世界中の熱心で創造的な人と仕事をして、Webマガジンのボス・レディーとして2019年を迎えるなんて、2018年には予想できなかったことです。『The COMM』を立ち上げた理由は、日本のストリートファッションのコミュニティーの間のつながりを作りたかったからです。しかし、『The COMM』チームや、毎号で特集した人との間に築けたつながりは、予期しないものでした。どの号でも締め切りのラッシュ、ミーティングの連続、土壇場でのイベント準備…今までのすべての経験は、いい意味でのストレスでした。これから『The COMM』をより多くの読者に向けて、押し出していくつもりです。ファッションコミュニティーがもっと大きな声をあげ、『The COMM』で働く人々の才能を披露するために! あけましておめでとうございます! ノワキ 今年は激動の年でした。『The COMM』に偶然出会って、翻訳者のポジションに応募することにしたときのワクワク感を思い出します。チームに入ったとき私がどれだけ幸せだったか、想像できる人はいないでしょう。皆さん本当に優しく、私は『The COMM』の一員であることを嬉しく思っています。 オルタナティブファッションと自己表現は、私にとって大切です。『The COMM』で働いていると、コミュニティーがもっと身近になり、世界中の様々な人たちに自分のことを紹介できます。次の素晴らしい1年を楽しみにしています! ケイ 陳腐かもしれませんが、昨年の初め、自分探しのために日本に引っ越しました。私は「求めよ、さらば与えられん」という言葉を固く信じています。ある日、チュームに『The COMM』でインターンとして働くことができるか、メールを送ってみたことはその例。チームはわたしを心から歓迎してくれて、すぐにアットホームな気持ちになりました。 今年は自分の執筆力を磨いたり、より多くの読者とつながったり、アートディレクションにも足を踏み入れたりしたいです。個人的な抱負としては、自分と他の人に対してもっと愛情深くありたいと思っています。わたしたちの誰もが、ほんの少し変わることから始めれば、世界はわたしたち皆にとって、もっと誠実で、刺激的な場所になっていくと信じています。 アナ 自分の考えを書き留めるのはあまり好きではないです。いつも日記をつけようとはしているけど、いつだってものすごい大失敗に終わります。書き始めると、言いたいことを短くはっきり、となりがちなので…今回もご期待の通りです!