12月 2018

ショップスタッフとして自分のスタイルを広めたり、自分のファッションブランドを作ったりするのは、原宿ファッションを広く伝えるための主な方法だが、原宿ファッションを始めたばかりの人たちに向けた発信もまた始まっている。 Monacaのみなさんを紹介します! Monacaはたくさんの可愛いメンバーからなる「原宿ショーチーム」だ。原宿カルチャーがより注目を浴びることをめざし、カラフルなファッションでダンスパフォーマンスや活発な活動を行っている。YouTubeのチャンネルもあり、原宿のベストなおでかけスポットや、食事、カラフルなファッションなどの動画をアップしている。パフォーマンスを観に行けなくても、オンラインでチェックできる。各メンバーの個性的なスタイルが集まって、カラフルなチームを作り上げている。一人一人をチェックしてみてほしい!   Instagram: @monaca_harajuku Twitter: @monaca_harajuku Members: @wasabi8888 @miinii__kids @rimaririgram @ssshinako @emiry__21 @dtdq2828 @a___nn77

photo credit: https://tis-home.com/takei-chika/works/12249 竹井千佳さんの描く女性や女の子のイラストは、フェミニンで、楽しくて色鮮やかだ。キャンバスからファッションアイテムへと、竹井さんの才能は、媒体と共に流れるように姿を変えるするが、どのイラストもとっても目を引く。あなたも気づかないうちに、竹井さんの作品を見ているかもしれない。彼女は「LAZY OAF(レイジーオーフ)」、タイツの「tokone(トコネ)」 や、バラエティ番組のセットデザイナーとしてTBSとも仕事をしていた。またコメディアンとデザイナーである渡辺直美が登場した、ほかの番組に出演したこともある。キュートなイラストを制作するアーティスト、竹井さん自身のことをもっとよく知るために、いくつか質問してみました。   なぜアーティストになりましたか? 昔から絵を描くのが好きでした。絵が仕事になると思っていなかったので会社に入りましたが、やはり絵が好きで描き始めました。 アートの世の中への影響は何でしょうか? 人々の心に潤いをもたらすことだと思います。 これまでで一番好きなアートプロジェクトは何ですか?服のブランド、宣伝、個展の中でどれが一番好きですか? 色々あって決めれないですが、最近だったらTBSの番組のイラストレーションを担当したことです。   photo credit: https://www.behance.net/info6463 アートにおける竹井さんの夢は何ですか? 自分じゃ想像できない機会に巡り会えたら嬉しいです。 フリーランスアーティストになりたい人にアドバイスをするとしたら、何を伝えますか? 自分が描きたいものを心を込めて描くのが大切だと思います。あと長い道のりなので、一緒に頑張れる仲間がいると良いと思います。 最後にひとことお願いします。 これからもがんばりまーす!!   @chikatakei

photo credit: voyagin カワイイ料理や、カワイイ装飾、カワイイパフォーマンスを楽しんでみたくはないだろうか?―それも全部いっぺんに。そんなとき、「KAWAII MONSTER CAFE(カワイイモンスターカフェ)」は、あなたにぴったりだ!この魔法のような場所の映像は、ネットで拡散されているのでもう見たことがあるかもしれないが、どうやって「モンスターアドベンチャー」を楽しんだらよいか、ヒントをお教えしよう! カフェは「MUSHROOM DISCO」、「MILK STAND」、「BAR EXPERIMENT」と「MEL-TEA ROOM」の、4つの楽しいゾーンに分けられている。また、極秘の特別なVIPルームもある。必要なポイントを「モンスターカード」にためれば、入ることができるだろう!   photo credit:

知っておくべき原宿ブランドを3つ紹介したい! 原宿にあるお店「BANNY」のショップスタッフとして紹介したHIROYUKIは、ショップスタッフだけでなく「B.D.K.M.V」(「Bitch, Don’t Kill My Vibe」の略)というブランドのデザイナーでもある。00年代前半のセレブファッションや90年代グランジファッション的な「B.D.K.M.V」のアイテムは、原宿やストリートファッション界で人気を呼んでいる。チェーンはこのブランドの決め手だ。チェーンネックレス、チェーンストラップ、チェーンベルトなど、文字通りヘビー。 「B.D.K.M.V」は、クラシックな90年代スタイルのロゴTシャツや、オールバックヘアと合わせれば雰囲気ぴったりだ。 @hiroyuki_bdkmv  @bdkmvtokyo  @icebybdkmv   「PECO CLUB」はもうのぞいてみましたか? 現代のイットガール、ペコが作ったブランドは、色が鮮やかにはじける80年代の世界に連れていってくれる。 「PECO CLUB」は「アメリカンスタイル」として知られていて、ドライブインダイナー、『Hairspray(ヘアスプレー)』や『Glee(グリー)』、バービー人形やケアベア、そしてアメリカのホームコメディー(『フルハウス』を思い出してみて!)などにインスパイアされている。馴染みのある80年代のモチーフや、大胆な配色がこのブランドの一貫したテーマで、一目見ればすぐにそれと分かる。 服はどれも着やすい。多くはTシャツとプリーツスカートだけのコーデだが、それがかえって特徴的だ!ころんとしたローファーやスニーカーは、「PECO CLUB」のコーデを引き立てるのに欠かせない。 あ、あとホットカーラーも買いたくなっちゃうかも… @pecotecooo

Emily Meow (エミリー・ミャウ)さんは変身の女王だ。クラブ、クラブ、別のクラブ、寝不足、次の場所、また別のクラブ、クラブ、寝不足、別のクラブ…あ、もし知らなかったら、こちらのリンク先を観てみてください。 クラブに行く、ということはメイクも服装も目立つようにしないといけない。ましてドラァグクイーンと一緒の夜は特に。ドラァグクイーンはあまりに派手なので、そこでさらに目立つのは難しい。しかし、エミリーさんは負けない。カワイイファッションへの愛とドラァグを合わせて作り上げるのは、最高のピンクの世界だ!いくつか質問をしてみました!   どのようにして「カワイイ」ファッションを着るようになりましたか? 小さいころからジェンダーレスファッションを着ていて、その頃はずっと「おてんば娘」と呼ばれていた。バービー、マイリトルポニーや他の可愛いおもちゃに夢中だったけど、10代でTumblr(タンブラー)を知ってから、わたしのファッションは、大きく変わって。「カワイイ」ファッションの世界ときゃりーぱみゅぱみゅを見つけた。ベタだけど、自分の人生を変えたのは『PONPONPON』。 コーディネートの決め手は何ですか? 悪びれもせずに、人を夢中にさせるような、女性的な感じでいたいと思ってる。主にアニメ、ドールやドラァグクイーンに影響されていて、リボン、グリッター、フリルやシアー素材が、ワードローブの大部分。 ファッション以外の趣味や、興味があることは何ですか? イギリスの「EAT SLEEP DRAG REPEAT」というクィア・ドラァグナイトの運営に携わっている。「RuPaul's Drag Race(ル・ポールのドラァグ・レース)(※)」に登場したスターたちのパフォーマンスのホスト役を務めている。イギリス各地の都市でね。「WERRRK.com」っていうクィア、ドラァグ、ポップカルチャーのウェブサイトのライターや、DJもやっている。 ※アメリカドラァグクイーンの人気オーディション番組 ドラァグやクラブシーンは普段のファッションに影響を与えますか?もしそうであれば、どのようにですか? いつも二日酔いだから、着替えたりしない。 東京で1日だけ過ごせるとしたら、一番にすることは何ですか? 東京ディズニーランドはずっと夢に見ていた場所。 あとは一生分の貯金を服につぎ込む。 最後にひとことお願いします。 iTunesで『Power』を買って聞いてみてね。     @emilymeowwww

高円寺のすぐ近くにある中野も、新宿駅からJR中央線で行くことができる。中野駅の北口を出て面白いことを見つけよう! 中野ブロードウェイは「オタク」の聖地として、より有名になってきた。「オタク」の意味を取り違えないでほしい。ここでの「オタク」は、単に漫画やアニメだけでなく、対象が何であれ夢中になることを指す。そういう、人を夢中にさせるものが中野ブロードウェイでは見つかるのだ。お店にはレトロ玩具やアート愛好家、漫画ファン向けの商品が揃っている。 各階には、「MANDARAKE(まんだらけ)」という漫画とアニメのお店がある。「まんだらけ」は中野ブロードウェイで開業したが、今は日本中に店舗がある。ここでは、漫画だけでなく、珍しいヴィンテージのコレクターズアイテムなども見つかる。あなたが探している1990年代の『美少女戦士セーラームーン』の変身ブローチはどうだろうって?行ってみたら、運良く見つかるかもしれない!       この街の特徴は、中野ブロードウェイからすぐの通りにずらりと建ち並ぶ居酒屋だ。夜は一帯がキラキラ光るネオンに照らされて、賑やかな雰囲気になる。大勢で安く飲み食いしたいなら中野はぴったりだ。ジャンルはいわゆる普通の居酒屋だけにとどまらない。安い飲食店のなかにも、テーマのあるレストランや名物がある。                               日本ではよくあることだが、中野ブロードウェイのそこらじゅうにもインディーズブランドがひっそり隠れている。でもここでは迷いやすい!各階の地図を見て、探検してみてほしい。ファッションブランドは、可愛いパステルの古着から、大人っぽい暗めのファッションまで、両極から揃っている。 【アドバイス】ファッションアイテムやフィギュアを見たあとも遅くまで残って、リーズナブルな食事や賑やかな雰囲気を楽しんでみてください。

ようこそ!『The COMM』第2号です! 今号のテーマは「原宿NOW」です。現在の原宿での流行とストリートファッションが、どのように海外に紹介されているのかを見ていきたいと思います。 原宿はクリエイティブな才能であふれています。デザイナー、アーティスト、ジャーナリストからモデルまで、ありとあらゆる人たちがいるのです!原宿を動かしているのは若者です。ファッションの中心地である原宿には、多くの人が、名前を売って「見える」存在になろうと押し寄せます。ストリートスナップが雑誌やオンラインマガジンに載った人もいれば、ショップスタッフとしてニッチなブティックで働いている人もいます。すぐに有名になっても、同じようにたちまち消えていってしまうファッショニスタもいれば、なんとか踏みとどまって自分のブランドを作る人もいるのです。 海外では、「原宿」からインスピレーションを受けた若いクリエイティブな人は多く、日常生活にそれを取り入れたり、ファッションを通して自分自身を表現したりしています。原宿にいなくても、彼らは「原宿の心」を胸に抱いているのです。ちょっとクサいでしょうか?でも、そうなんです! 【お知らせ!】 『The COMM』の目標は、みなさんが集まってきてくれることですので、積極的に話し合う場を作りたいと思います。そこで、今号から、みなさんが話し合えるような『The COMM』の考えを載せる記事を始めます。賛成か、または賛成できないか、遠慮なくコメント欄に投稿してください。毎月の話し合いのテーマは、月末に発表します!通常のコメント欄も使ってみてくださいね。ご意見をぜひ聞きたいと思っています!

わたしたちの世界的なコミュニティーでは、日本のストリートファッションなどの様々な話題について、日々議論が交わされている。このコミュニティーで起きていることについて、『The COMM』上で話し合いたいとわたしたちは考えている。 そこで皆さんが意見を出せるような話題を、これから毎月紹介していきたい。初回は、この1年間でかなり議論となったテーマ「原宿は死んだのか?」わたしは、実はこのことについて1万語の学位論文を書いたのですが、わざわざ読んでもらわなくていいように、こちらにまとめました。 皆さんご存じのように、ファッションの中心地となった原宿は、ストリートファッション雑誌「FRUiTS」や、若者雑誌「KERA」、「CUTiE」、「Zipper」などの登場とともに、90年代後半に初めて、世界的に注目を浴びた。そこで特集された、色鮮やかで、大胆で、極端なコーディネートは「原宿ファッション」として知られるようになった。人々はそれをアイコン的で「日本独自」のコーデとして受け止めた。 早送りして20年間後、未だに当時のコーデが、デコラやゴスロリといった尺度で、わたしたちの「原宿度」を測るバロメータとして使われている。実際のところ、他のファッションと同様、トレンドは変化し続けている。今の流行を作り出す人たちは、もはや東京の一部で一時流行したスタイルを着てなどいない。もちろん、人々がロリータ、フェアリー系やデコラを着るのをやめたというわけではない。ファッションブランドには常に長年のファンがいるだろう。しかし例えば高校生に「6%DOKIDOKI」や「Spank!」に関して質問しても、首を傾げるだろう。 最近、「FRUiTS」や「KERA」、「Zipper」の休刊とともに青木正一氏の「オシャレな子が撮れなくなった」とのコメントが不正確に翻訳、引用され、それをきっかけとして、英語での記事で「原宿の死」が取り上げられた。原宿をアイコン的ファッションの聖域と見ている人たちの間でも、もちろん動揺が広がった。 しかし、この引用には文脈が必要だ。一つの翻訳記事しか引用元として使われなかった上に、一千以上の記事に不正確なまま引用された。確かに彼は、このエリアでは写真に撮れる人が少ないと言ったが、これは主流ファッションに原宿のファッションが合流したということではない。ただ人々がかつてほどはこのエリアを訪れなくなったということだ。人々はむしろ、高円寺とか下北沢などの、うるさい観光者の少ないオシャレなエリアを訪れているのだ。その上、ソーシャル メディアの台頭とともに、人々は写真をTwitterやInstagramにアップしてフォロワーを得られるようになったので、人から見てもらうために、わざわざ原宿に行く必要がなくなった。 一方では、先を争うように「次なる原宿スタイル」を発見しようとする動きがあり、「メンヘラ」や「 ゆめかわいい」、「病みかわいい」などのファッションが「原宿の最新の流行」として歓迎されている。わたしの意見は、文化服装学院の学生で「FANATIC」のメンバーでもある、かどはるかがInstagramに投稿したコメントが代弁してくれるだろう。 ・・・・・・・・・・・ 「何故、原宿系とか〇〇系とか、すぐまとめようとする人がいるんだろうな~。わたしは、ストリートのファッションをジャンル分けするのは大嫌い!そして、知りもしないで、簡単に、今の原宿は、、、とか偉そうにカッコつけて嘆く奴はもっと大嫌い! 別にわたしは原宿にずっといる存在ではないし、支配するつもりもないけど!現実問題、原宿には今、外国人観光客が増えて、写真映えが好きな中高生が増えて、大人はみんなそのターゲットに向けてお金を動かしているし、それに、大量生産しちゃえばなんでも安く買えるし、シンプルブームな現代に合わせてファストファッション店もいっぱい増えてるのも現実ではある。 個人的には寂しいけど、そんなことは誰でも見りゃ分かるし知っていて、ただ、どうしてそれだけをみて、何も知らないで“原宿”と捉えられちゃうのか、が一番寂しいところだなあ。あの街には面白いこと、楽しいこと、イケてるファッションやイケてる人、たくさんいるし、ある。 それに、私もなんでも知ってるわけじゃないし、毎日毎日勉強の連続だけど、せっかく好きって気持ちがあるのに中途半端な人も多いのが悲しい。好きならとことん極めたらもっと楽しいしかっこいいのに、結果いろんな「ウケ」を狙いすぎてカッコ悪いなぁ~って、偏見かもしれないけど思っちゃうなあ。 みんなが個々に自分にしかできないような、自分らしい、好きなファッションをすればいいし、こういうツールがあるなら、それを発信すればいいし、それぞれがオリジナルであればいいと思う。でもそれをするには色んなものをみて、色んなことを感じて、その時得た知識や感情、それを形にしていくことが必要なのかなってね!好きだからこそ。」 ・・・・・・・・・・・ トレンドの変化は、そのトレンドに合わせるために、みんながファッションを変えなければならない、ということではない。海外のわたしたちにとって、日本のストリートファッションは、原宿と、その原宿を有名にした独自のファッション文化を通じて紹介されたものだ。そして、それがわたしたちの注目を浴びたファッションなのだ。だからその年代のファッションを続けても、大丈夫!新しい時代のファッションを着てみたければ、それも問題ない!!ファッションというものは、独創性と自分自身を表現すること。自己中心的なアートだからね。最終的には、あなた次第なのだ。 さて、あなたはどう思いますか?原宿は死んだのか?