Featured brand: Takuya Angel Issue 4 JP

奇抜なサイバーのアクセントをはじめとした様々なインスピレーションと、和服を
組み合わせる、オーダーメイドのファッションブランドが「卓矢ヱンジェル」だ。
この全く独特な組み合わせから、本当に面白いものが生まれる。

スタイルは人目を引き、すぐにそれと分かる。コレクションのどのアイテムでも、身につければきっとあなたもストリートスナップのモデルになれるだろう。このブランドは、オンラインでも東京の「ARiTSM Market (アーティズムマーケット) 」でも見つけることができる。「卓矢ヱンジェル」のデザイナー沢田卓矢は、時とともにファッションが変化するのを見てきていて、ストリートファッション界を深く理解している。意見を聞いてみましょう。

現在のストリートファッションのトレンドについて、どう思いますか?

日本は現在景気が良くないので、それもスタイルに現れています。着る色にも元気がない。皆同じ様なスタイル。やはりファッションはその世相を表すものです。こういう時期は皆が変化を内に秘めた状態であって、世の流れの変化と同時に噴水の様に湧き出てくるものです。ストリートスタイルはその機会が訪れると同時に激変するでしょう。今は停滞期です。

Credit: Takuya Angel

平安貴族の美術や、歌舞伎、サイバー、アニメ、キリスト教芸術、英国の
スーツデザインなど様々なテーマからインスピレーションを受けているそうですね。それは「卓矢ヱンジェル」でどのように実現されていますか?
インスピレーションに基づく、一番好きなモチーフを教えてください。

やはりインスピレーションは自分の子供の頃に見たアニメや、今まで目にしてきた芸術作品が主です。それを服にする場合は、自分の着てきたスタイルが中心になります。着たこともないものは着た人の気分もわからないですから、わからないものは作っても売れません。

歌舞伎とは派手な出立ちでストリートを練り歩く江戸文化ですが、それは昔も今も変わりありません。言葉は時代と共にありますが、コンセプトは時代を超えて存在します。デザインも元はまず言葉であって、その言葉から連想する頭に浮かぶ映像を絵に描いて、その絵から服にしています。歌舞伎、サイバー、アニメ、キリスト教芸術、英国のスーツという言葉から連想する形や色は私の空想連想の世界を経て絵になって服となっています。それは見たらわかる人にはわかるはずです。

Credit: Fruits livejournal

伝統的な着物と、サイバーやゴス、ロリータをミックスなさっていますが、
他に着物と合わせてみたいジャンルはありますか?または、全く違うスタイルを
作りたいですか?

次の大きなテーマは自然。〜動物。昆虫。花。など神々の創造した芸術作品です。

沢田さんは、古いテーマと新しいテーマを対照的に並べていらっしゃいますが、
それは日本のあり方を反映していると思いますか?

日本は明治以降、着物を捨て洋服を取り入れました。これがそもそもの大きな間違いであり、捨てずに融合させるべきであったと思ってます。今までそれをしてこなかったので、私がするべきだとやり始めました。

ファッション誌も1920年から現在までの洋服の流行りがグルグル回ってて使い古しのネタが順番に回っているだけで、そういうのもうんざりしてます。日本のファッションスタイルは縄文から奈良時代、平安、戦国、江戸、明治と様々なスタイルがありますが、どのファッション誌も奈良時代、平安、戦国には一切触れません。これは異常なことです。そのおかしなファッションの狭い視野を広げてもらうために、いろんな時代のスタイルを紹介して、その特徴を取り入れてます。

Credit: Junnyan blogspot

大阪のストリートファッションと東京のストリートファッションの違いは何ですか?

大阪は古着を上手く着こなす。ファッション誌に載ってなくても新しく楽しいスタイルは進んで取り入れます。しかし、東京はファッション誌に載ってからやっと新しいスタイルに手を出します。なので、最新のスタイルは大阪が先。東京は流行ってからです。

これは東京は田舎の人の集まりであって、腹の探り合いな状況や、人の入れ変わりの激しい状況にも原因があります。大阪は土着の人と人の繋がりが切れにくく、心を開いて受け入れ合う環境が気軽に新しいスタイルを取り入れて暮らせる事に繫がっていると思われます。

この先10 年、20年後を想像してみてください。
「卓矢ヱンジェル」はどのようになっていくと思いますか?

20年後は私は70歳ですから、絵を描いたりデザインはできますが、縫ったり切ったり作ったりはしてないと思います。どうなってるんでしょうね。

「ファッションは世相を表します。Takuya Angelはこれから来るであろう世界を考えて、そこに現れる服をデザインしています。ですから少し早いかもしれません。しかしいずれその時が来れば皆が理解できるでしょう。ありがとうございました。」
Takuya Angel

Follow Takuya Angel

@takuya.angel

Takuya Angel's online shop

takuya-angel.com

Related posts:

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *